このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

土屋煙火師さんを訪問して


上田市立川西小学校の5年1組(平成11年度)の皆さんは、地域人物研究事業の一環として、「地域に根ざした伝統的な工業に携わっている人々」について、調べました。
地道であるが地域の発展に貢献していることを、実際に聞き取り調査をすることを通して学習しました。
煙火師の土屋清久さん(上田市上室賀)はその中のお一人です。(99.10訪問)

Q.いつ頃から始められたのですか。また、煙火師を始めた理由を教えてください。
A.昭和24年からです、父親について始めました、先々代が製造許可を取ったのが明治18年、私で三代目になります。
  煙火師を始めたのは、代々伝わってきているからです。
Q.仕事内容について、教えてください。
A.昭和45年頃、玩具花火の打ち上げなど作っていた。
  今では打ち上げ煙火で、消え際にバリッと一斉に音のする先割りという花火、また、雷という昼花火など作っている。
Q.仕事の範囲について、教えてください。
A.県内5業者位におろしています。
  地元の上室賀、越戸、青木村等の花火大会等で打ち上げています。
Q.花火の作り方について、材料(原料)の種類と仕入先、火薬や花火の作り方の手順、打ち上げ花火の打ち上げ方等も
  お聞きしました。
A.(いろいろ教えていただきましたが、ここでは割愛させていただきます。)
Q.色や音の出し方とその工夫について
A.薬品の配合によって色の調節をしている。この色の出し方と、よく開くように仕込むことが難しく大変な ところです。
  天気の良い日に、手作業で火薬を詰めた玉に、テープを16回張る。
  ひとつひとつに、よい花を咲かせてくれるように、愛情を込め時間をかけて作っている。
  今までに一日かけて、約90こ(昼50こ、夜40こ)もの花火を作った。 
Q.花火を作って一番良かったことは。
A.花がきれいに開き、思ったとおりの色が出たときは、いい花火を作ったと満足する。花火師をやってい  て良かったと思う。 
Q.花火師さんとして、これからの課題はなんですか。
A.事故の無いように続けていきたいと思います。

◆子どもたちの感想
● 煙火師さんが大変なのがよくわかったし、花火のことが詳しくわかった。
   また、手間のかかる仕事だ、ということがわかった。
● 煙火師さんが大変地域のためになっている、ということがわかった。
● 花火はきれいで華やかな感じがするが、作る人はたいへんなんだな、と思った。 
模造紙にまとめてみました
レポート 1レポート 2レポート 3
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