このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

103メモリーズ
このコーナーは、JR東日本特に首都圏管内で
淘汰著しいJR史上最大かつ最強の通勤電車
103系に敬意を表してお送りします。

総武中央緩行線 2



総武中央緩行線といえば黄色の103系の他にもうひとつの103系ファミリーがある。それは営団地下鉄東西線
乗入れ用の301系・103系1200・1000番台である。
この301系(写真上)は東西線と相互乗り入れを開始した国鉄時代からのもので、103系の足回りに空気ばね式の台車。車体はアルミ製でクリアラッカー塗装といういでたちであった。
しかし、製造と維持管理のコストが高いとの理由から
大量生産はされず、この後103系1200番台(写真下)が作られることとなった。この103系1200番台は同じ地下鉄に乗入れが決まった常磐緩行線の103系1000番台と格好が同じなのだが、営団区間のATCの仕様が違うために枝版を分けた形となった。(営団千代田線はキャブシグナルATC・運転席の速度計の周りに最高速度を表示するタイプ〔JR線も採用しているタイプ〕を採用したのに対して営団東西線はウェイシグナルATC・線路上の信号機と連動したタイプを採用した)
これにより当時はATC装置を収めるスペースが運転席の後部戸袋付近を当てたのが1000番台(戸袋付近の窓ガラスがふさがれている。)これに対して1200番台はATC装置がさほど場所をとらなかったために運転席後部にスペースをとる必要がなかったらしい(戸袋はそのままガラスが入った状態である。)その後、東西線乗り入れ車両の10両化に伴う車両不足のために折りしも203系投入で余剰となった103系1000番台が東西線乗入れ用として充てられる事となりここに、301系、103系1200番台、1000番台と3種類の103シリーズがそろうこととなったのだが、2003年5月31日をもってE231系800番台にすべて切り替わることとなり、その使命を終えた。(総武線津田沼乗入れは一足先に5月30日をもって終了)
301系は営業運転を終了したその後さよなら運転と称してかつて301系の車庫だった三鷹から展示会の行われた高尾駅までの区間を臨時電車として文字通り最後の走りを披露した。
写真3番目はそのさよなら運転の301系。4番目はそのときに前後に貼られたステッカー。


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