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☆天王洲からお台場へ (実行日:2001年8月3日)      小さな旅日記目次へ      トップページへ      

  

東京都内でも変化の激しい湾岸地域は、自分の行動半径から外れていることもあってほとんど行く機会がない。この夏に「りんかい線」が天王洲まで達したのを機会に久しぶりに訪れてみることにした。

浜松町から東京モノレールでまずは天王洲へ向かうことにする。飛行機をめったに利用しない自分にとってはこのモノレールに乗るのも新鮮である。学校が夏休み期間の金曜の午後3時過ぎとあってかなり利用者も多い。何も考えずにパスネットのカードを出すが、改札横に「パスネットは使えない」という旨の掲示があってびっくり。埼玉のニューシャトルが使えないのは知っていたが、これだけ利用者ももいる東京モノレールがパスネットに参入していないのは意外であった。天王洲アイルまでは1駅なので海側に立っているとさすがに足の下の位置まで良く見えるのはモノレールならでは。軽度の高所恐怖症のケがある自分だか、アウトドアではないのだし(^^;)この程度なら問題ない。天王洲アイル駅はビルの中に取り込まれたようなスタイルになっているのが面白い。りんかい線の乗り換えは遠そうなので、ひとまず海側にあるビル「シーフォート」へ入る。


ちょっとしたホールのような場所から階段を降りると1階に飲食店街があり、その外側に水路に面した広場がある。対岸はちょっと殺風景に見えるがかえってそれが新鮮なのかも知れず、オープンテラスのようになっていた。海にしろ川にしろ、こういう水辺の風景というのは景観に変化を与えるのかもしれない。浦和で惜しまれるのは、市街地中心部をゆったりと流れる川がないことで、地形が平坦なこととあわせ、どうしても景観が平板になりがちなのは残念である。もっとも川が街中を流れていない分、水害は起きにくいかもしれないし、移動するには平地のほうが楽なのでいいのだが(^^;)。

いったんモノレールの駅まで戻り、外の道路へ通じる階段を降りようとすると、至近距離にモノレールが迫ってきてびっくり。もちろん至近距離といっても手が届くような距離ではないが、ちょっと見た目にはすぐ横にレールがあるような感じなのでなかなかの迫力であった。写真を撮らなかったのが惜しまれる。

シーフォートと反対側のビルへ入ると「りんかい線→」の表示があり、そのまま進むが予想以上に遠い。ビルを出たあたりに広場があり、そこには某シアトル系コーヒーショップがあった(^^;)。ただしスターバックスではなく「タリーズ」で、まだ入ったことがなかったので(暑さが厳しいことでもあり)休憩することにする。

タリーズは完全禁煙ではなくて分煙になっていた。メニューはスターバックスと大同小異だが、
「スワークル」という聞き慣れない飲み物があったのでそれを注文。フローズンドリンクとのことで、フラペチーノみたいなものを予想していたがもうちょっと氷っぽかった。

さらに進んで別のビルの2階のところにりんかい線の入口をようやく見つけた。歩いて7、8分はかかりそうだ。その入口はエレベーターになっていて、地下2階だったかのボタンを押すとさすがに海底を通る線だけあって駅も深いようで、けっこう時間がかかってから駅改札のフロアについた。予想しなかったのでおもしろいアプローチを経験した(^^)。エレベーターは乗ったときと反対側にあったドアが開いたのも意表をつく。もっともそう珍しいものではないけど。

東京テレポート駅前

さすがにここはパスネットが使え、改札を通った記録には「臨天王洲」の文字。もちろん「臨海高速鉄道」の意味なのだろうが「臨」の文字を見ると何だか「臨時駅」みたいに思えてしまう。何となく予想した通り車内はガラガラ。近い将来に埼京線と乗り入れるようだが、あの混雑路線の埼京線とはおよそ非なるものであった。

海底を通っている実感のないまま(当たり前か^^;)1駅180円で「東京テレポート」駅へ運ばれた。ここは以前に一度来たことがあり、それ以外にゆりかもめのお台場海浜公園駅からも歩いたことがあるのでだいたい見当はついていたが、相変わらずだだっ広いスペースが目立つ。ただしちょっと向こうにはパレットタウンの観覧車が見えていて風景のアクセントにはなっている
     


ここから国際展示場まで歩くことも考えたが、以前にも歩いたことがあるし(まだほとんど施設がなかった頃なのでそれなりに面白かったが)とにかく日差しが暑くてくらくらしそうなこともあって、たまたま発見したお台場地域内の無料巡回バス「ベイシャトル」を利用することにする。幸い10分足らずで来るようだ。現れたバスは予想外に客(特に女性客)が多かったが、その大半がヴィーナスフォートのある次のパレットタウンバス停で下車していった。

国際展示場では特に大きなイベントはない模様で、さほどの人ではない。とはいえ東京駅への直通バス乗り場にはかなりの列が出来ていた。

国際展示場の中に入るのはこの日が初めてであった。見ると「日本国際切手展」なるものが開催されているようで、特に切手収集等の趣味はないものの、せっかくなので寄ってみようと思う。その前に建物の上のほうの階から外に出られるスペースがあったので景色を眺めることにして行ってみるとさすがに眺望がいい。ひたすら人工物が続く景観はお台場ならではの雰囲気ではある。展示場のゲート方面の様子は何となく博覧会のパビリオンのようにも見える。
      
国際展示場中庭
ビッグサイト上からの展望日本国際切手展2001切手展のほうは、自分の写真を切手シートといっしょにプリントしたものを作れるコーナーがあったのが目を引いたほか、あとは各種の切手収集の展示や、世界各国の切手業者のブースがこれでもかといわんばかりに並んでいた。私自身も切手を買うときには記念切手が出ていればそっちを買ったりすることが多いけど、額面以上の金額を出して切手を手に入れる趣味はないのでひやかしただけにとどまった。
    
帰りはゆりかもめに乗るか、りんかい線で新木場経由武蔵野線を回ることも考えたが、結局、門前仲町行きのバスに乗って豊洲へ出ることにする。国際展示場からバスはお台場地区を大回りしてからようやく有明テニスの森などのある方角へ転じた。見るとゆりかもめの延長工事が行われており、いずれ豊洲まで伸びるようで、そうなるとかなり使い勝手が良くなるかもしれない。むしろ輸送力が足りるかどうかが気になる。

豊洲駅から地下鉄有楽町線で有楽町駅に着くと、以前から聞いていた「どさんこプラザ」の存在を思い出してこの機会に寄ってみることにした。場所は有楽町駅からすぐの交通会館1階で、地下鉄だと地下通路が通じている。ここではなかなか手に入らなかった「コアップガラナ」のペットボトルを入手。すぐ前がJR駅である。3時間程度と短いながら盛りだくさんの行程を思い出しつつ帰路に着いた。

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