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2000年 夏 青春18切符で四国・九州へ


今回の夏の旅行は、会社の休みが8月13日から22日までの10連休でした。
10連休とはいえ、ハムフェアをはじめとした予定が既に入っており、長期の旅行ができない状況でした。その様な状況の中、8月になってからやっぱりどこかへ行こうと思い立ち、指定券が取れた四国・九州方面への旅行となり、8月19日-21日に行ってきました。


1日目

自宅ー京浜急行ー京急久里浜 徒歩 JR久里浜ー大船ー熱海ー東静岡
急に決めた予定という事もあって、1日目はどこを見ながら京都発のムーンライト高知に乗るか、予定を組まないまま、旅行前日になってしまいました。旅行前日も多忙で、結局 1日目に静岡の葵博を見る事だけを決めて、当日となりました。
自宅を10時近くに出て、時刻表を気にしないまま、東静岡を目指しました。
熱海で乗り換えた浜松行きは3両編成、運良く座れましたが、通路にいっぱい立ち客が出る程の 混雑が、東静岡駅まで続きました。


葵博 見学

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、 静岡市制110周年を記念してとNHKの大河ドラマをネタにした地方博でした。
大船駅等にもポスターが張ってあったので、大掛かりな地方博かと思いきや、 メインのパビリオンが3つしかない博覧会でした。
私はてっきり線路を挟んだ反対側のコンベンションセンターがメイン会場かと思っていったら 私の勘違い、屋外の特設会場でした。
でも入場料1000円 人がらがら
パビリオンでやっていた徳川家康の晩年を紹介する映画で、 何故か三浦按針(ウィリアムアダムス)が、徳川家の事を説明していました。
三浦按針って、横須賀や静岡の伊東では按針祭をやっていて有名なのですが、 静岡市で出てくるとは・・・・・。この映画に制作日数700日かけたとかで、 入場料1000円がここに消えたのも納得してしまいました。


その後 浜松で食事の後 京都へ向いました


ムーンライト高知
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ムーンライト高知  京都と高知を結ぶ臨時快速列車です。通常はグリーン車のみで週末を中心に運転され、多客時には普通車指定席が増結される夜行列車です

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京都発23:25分のムーンライト高知、実は、他にムーンライト松山、ムーンライト山陽を連結し、3本の列車を連結しているのです。
EF65牽引で前からムーンライト山陽4両+ムーンライト高知3両+ムーンライト松山3両という堂々10両編成の夜行列車で、岡山までこの編成で走ります。
最後尾は今の時代としては珍しく、車掌室がない車両でした。


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ムーンライト高知の車内、左からグリーン車(座席)、グリーン車(カーペット)、普通車指定席と3両共設備の異なる車両が連結されています。グリーン車のカーペットカーには毛布が付いていましたが、設備的にはフェリーの2等船室の方がましかと思います。

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岡山でムーンライト山陽を切離し、児島でJR四国の社員に乗務員が交代し、多度津でムーンライト松山と別れた後は、ディーゼル機関車に引かれて高知を目指します。


2日目

ムーンライト高知 ー 予土線(四万十川) - 宇和島 - 松山 - 道後温泉 - 関西汽船(小倉行き)


ムーンライト高知に乗車後、明石付近の記憶を最後に寝た模様。
目が覚めたのは、瀬戸大橋の手前の児島駅に運転停車中でした。瀬戸大橋を渡っているうちに寝てしまい、次に起きたのは阿波池田の手前でした。阿波池田では登山されると思われるグループが多数下車、外は明るくなっていました。
阿波池田から先窪川までが明るい時間には乗った事のない区間だったので、 阿波池田からは眠いのを我慢して起きていました。 景勝地の大歩危・小歩危を過ぎた途中から、雨に、雨の高知駅着きました。

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高知は以前、観光したことがあるので今回は降りずに、2分の接続で発車する須崎行きの普通列車に乗り換えました。急行型のキハ28に乗車しましたが既に車内は改造され、急行型の面影はなく、トイレも撤去されていました。


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須崎から先 窪川までは普通列車の接続がない為に、特急に乗車しました。 須崎の駅ではオレンジカードを各種発売中でした。郵便気動車のオレンジカードが目にとまりこれを購入し、券売機で早速カードを使って窪川までの乗車券と特急券を購入しました。


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普通と特急を乗り継ぎ窪川へ、ここからは四万十川の景勝を見ながら 走る予土線に乗車しました。この先は天候が回復してくれました。
乗客の多くが、四万十川を見る為に乗っている様で、皆さん、車窓に釘付けになっていました。 車窓から見る四万十川の清流は大変きれいでした。


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終点の宇和島で降りて、宇和島市内をまわってみました。 国宝の宇和島城に登って、市内をを一望してみました。
観光ガイドに載っていた飲食店に行ってみましたが、日曜日の日中という事もあって? 閉まっていたり、開いていても魚料理が2000円以上と、ちょっと高いので魚料理はあきらめました。結局、JR社員が2グループも食事をしている駅近くの中華屋を発見。安くて美味しい昼食がとれました。


宇和島から松山まで左手に豊後水道を見ながら、気動車で移動しました。
長距離乗ったのは私のみ。ほとんどの乗客が近距離乗車でした。

松山からは路面電車で道後温泉へ向いました

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松山駅前かえら松山の市街地や官庁街を進んで行きます。
路面電車は私にとっては普段乗り慣れていない交通機関なので、新鮮でした。

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終点の道後温泉駅は立派な建物でしたが、路面電車がワンマン運転の為に改札口はなく ホームへスルーで出入りできる構造でした。

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駅から商店街を歩く事数分で道後温泉本館に到着。TVで見るよりも立派な建物で、かつ公衆浴場だったのには驚きました。お風呂だけや休憩・お菓子付き等、各種コースが用意されていました。


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松山市内で夕食の後、伊予鉄道で松山観光港の最寄り駅 高浜へ向いました。やってきた電車は京王電鉄で走っていた車両でした。高浜駅にて松山観光港行きの路線バスが接続していましたが、バスには乗らず歩いて港へ向いました。徒歩10分程、歩いている旅行者も多く見かけました。
実は他の方の旅行記をインターネットで探したところ、駅と港の間にコンビニがある記述を見つけたのです。その旅行記によると駅と港の間にコンビニがあるはずだったのですが、残念ながらありませんでした。ただ、港でお菓子やお土産類を売っていました。

小倉行きの関西汽船の乗船手続きをしようとすると、2等でも予約が必用との事。 臨時席の切符を渡されて乗船した。臨時席とは、食堂にカーペットを敷いた部屋でした。 それでも毛布・枕などは備わっていました。
船内は満員で、どこも人だらけでした。デッキへあがってみると、 子供連れが、映画タイタニックの話をしているので、ちょっとびくびく。
でもお父さんが救命胴衣や救命いかだの位置を確認して安心だという事を説明していました。

3日目

小倉-博多-唐津-博多-太宰府-吉野ガ里-博多-福岡空港-羽田空港-京急蒲田-京急長沢


小倉の岸壁から駅までは徒歩10分ほどでした。関西汽船の船内放送で7時まで船内で休憩できるとの事でした。天気は朝から雷雨。最悪の天候での九州への"上陸"でした。
小倉から各駅停車で博多へ向かいました。実は、スペースワールド付近にて、最近線路の付け替えがあり新線になったために、JR全線乗車のタイトルを奪回する為にはこの区間に乗車する必用があったのです。新線区間はあっけなく通過し、本日現在の貨物線を除くJR線全線乗車のタイトルを奪回しました。単にこの為だけに、九州へ行ったようなものだったのです。

博多にて博多市営地下鉄に乗換え、唐津を目指しました。
すぐに来た姪浜行きに乗車してしまい、姪浜にて乗換え。

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この電車には、京急の広告が。博多で京急の広告を見るとは意外でした。空港への直通電車への広告ですので、利用者への宣伝効果は十分にあるでしょう。


姪浜、筑前前原にて乗換え、筑前前原からは3両編成のワンマン電車で唐津湾を見ながら唐津を目指す 途中の虹ノ松原付近の海岸線が見え始めたところで急に雲いきが怪しくなり、 土砂降りの雨に。唐津駅につき観光案内所で観光パンフを入手するも 雨の為に観光をあきらめ博多へ引き返しました。 博多にて駅の案内所にて金券ショップを紹介してもらい、 金券ショップにて東京までの航空券を購入。定価より6000円安い25000円で航空券を入手できました。 それにしても距離の差とはいえ、福岡から韓国を往復するよりも高い運賃とは・・・。 昼食後、福岡から太宰府へ向かう。JRにて二日市駅へ。 運良く太宰府行きの路線バスが来たので、路線バスで向かう。 指差し歓呼の安全運転でした。 太宰府天満宮は、太宰府駅前から門前町を徒歩5分ほどの所にありました。 意外に予想よりも個人まりした神社でした。 さすが学問の神様だけあって、学業成就の御札やお守りが沢山売られていました。 太宰府の後にし、吉野ガ里遺跡へ向いました。 しかしながら吉野ガ里公園駅に着いたところ、土砂降りの雨が降り始め、 行くのを諦めました。駅から遺跡までは1・5Kとの掲示がありました。 福岡駅へ戻り、福岡空港へ 空港内には何と京浜急行の羽田空港からの乗車券の券売機が・・・・。 福岡で自宅までの切符が自動販売機で買えるとは、ちょっと意外でした。 19:30離陸の予定が15分ほど遅れて45分に離陸、東京へ向いました。 機内のビデオサービスを見ていると、豊後水道から四国・紀伊半島を横切って 房総半島から内陸に入るルートで飛行するとの事。 実際に目の前の画面で離陸と周辺の夜景を見ながら上空へ 画面の情報によると伊豆大島上空から高度を下げはじめ、モニタには道路の明かりが モニタから館山湾の夜景が映し出され、そのまま北上、窓の外には横須賀の夜景が・・ 市川市の辺で向きを変え、羽田に着陸しました。 羽田からは京急で帰宅しました。 京急蒲田では快特三崎口行きが既に隣に停車中 途中の横浜で座れました。 しかしながら飛行機よりも京急の快特のほうが揺れるとは・・・。 羽田から1時間10分程で自宅へ帰り着きました

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