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がんばれ!パパ鉄ちゃん バックナンバー

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1997年12月分



今年の「鉄」総決算(後編:模型編)
1997年12月22日(月)

 今年一年間の「鉄」について、先週に引き続き、振り返ってみたいと思う。

 今回は、模型(鉄道模型)編である。今年は、私にとって空前の新車ラッシュで、 直流F型(貨物という意味もある)電機が3輌、ディーゼル機が1輌、貨車が5輌、 当工場よりロールアウトした。完成品加工やプラキット組立の内容であるが、 この数字は私にとって画期的な出来事である。

 そのうち、2輌のEF65(KATO)については、RMモデルズの貨物特集に掲載して頂く ことができた。一年間で、購入から制作、発表、走らせて遊ぶところまでできた、 ということで、これまた画期的な出来事である。

 これで、たまったハンパ物がぐっと片付いたかというとそうではなく、今年完成した 車輌は、ジャンク状態で放置されていたEF60を復活させたのを除いて、今年購入した キットを制作したり、完成品をチョコっといじったりしたものだ。その他にもキットを購入している ので、ストックは増える一方、プラスティック製の完成品も床下を塗装したり、クーラーや ベンチレータを取り付けたりするためにバラバラで置いてあったり、一向に片付く様子がない。

 部屋は散らかる一方だけど、楽しく充実した一年であったことは間違いない。完成しそうな 「有望な仕掛かり品」もあるし、子供も喜んでいるし、妻が怒り狂うこともなかった。

 来年はあまり新しいものに手を出すことなく(お金もないし ^^;;)ハンパ物をデビューさせて やれるよう根気よく取り組もう、と思っていたらアマミヤから南海の旧型こうや号のキットが 発表されていた。17メートルで4連なら、うちのお座敷運転にちょうどよさそうだし、 いすをちゃんと付けて、お客さんを載せたら大きな窓からよく見えそうだ。値段は最近のキットらしく 僕の常識からは外れているけれども、あまり使っていないカメラを処分して・・・。

 これは、まずい!
来年も恐らくこんな調子で放漫経営を続けることでしょう。(^^)



今年の「鉄」総決算(前編:写真編)
1997年12月15日(月)

 今年一年間の「鉄」について、振り返ってみたいと思う。

 まずは、写真(実物撮影)編である。メモ帳をめくって今年何回撮影したか数えてみると、 播但線が5回、福知山線が8回など、27回撮影に出かけている。一月2回強という計算になるけれども 出勤途上に塚本駅(JR東海道線)の駅端からちょこっと撮影した、というのもちゃんと1回に 入っているので、月に2回、車に機材を満載して、温泉用のタオルも持って(^^;;とやっている 訳ではない。むしろ、せこい撮影の方が多いような気がする。

 一番遠くに出かけたのが、東北本線の東大宮−蓮田間に北斗星を見にいったのが最遠で これは、鉄友達の「結婚披露パーティー」に出かけたついでである。

 撮った写真が、どうなったかと言う点では、今年撮影したものではないけれど、レイルマガジン No163の103系電車特集に4ページほど、写真と文を発表させて頂くことができた。
 内容は阪神大震災時に福知山線に応援に駆けつけた103系電車のレポートで、震災時に 撮りためたり調査したりしたものをタイミングよく取り上げて頂けたので、原稿を書いた時は 非常に忙しく、移動中の新幹線の中で原稿を書いたりする羽目なったけど、いい思い出となっている。
 他にも、RM全車両ハンドブックに写真やRMにニュースリポートが掲載されて嬉しかった。 頂いた原稿料のほとんどは妻とシキ君そして私の胃袋に消えていった・・・。

 印象に残った撮影としては、2月に行った播但線、14系客車とサロンカーなにわ の「味めぐり列車」を撮影に行ったのだが、積雪でしかも晴れ、普通列車も 1本残さず撮影した。播但線には妻と子供を連れて行くこともあるのだが、 この時は単独行で、思う存分撮影できた、というところで印象に残っているのだと思う。

 こんな感じで、背筋がゾクゾクするような撮影はなかったけれども、無事故で、 楽しく撮影できて、充実した一年であったと思う。さて、来年は元気で撮影に行けるだろうか?

 ちなみに、今年の「鉄納め」はこの週末の紀勢本線(多気近辺)・参宮線での気動車撮影になりそうである。 これは、勤務先の忘年旅行が鳥羽で現地集合・現地解散だったので車で参加して、カメラを持って 行ったのだ。天気もよく、ロケーションもよく、本年の締めくくりにふさわしい撮影だった。



はじめての鉄道模型
1997年12月7日(日)

 成美堂出版の「はじめての鉄道模型」を買った。発売されてから、しばらく時間が 経っていたためか、郊外型書店を3件車で走るはめになった。なぜ、出てすぐ買わなかった のかと言うと、20日過ぎは他にたくさん雑誌が出るので、他に読むものがたくさんあるのに 買うのはもったいないし、お金を持っていなかったり(^^;;して、買えなかったためである。 今週末は「ダイヤ情報発売前1週間」というもっとも「鉄本品薄時期」なのにも関わらず、 電車の本が読みたくなったので(月曜日に大阪で買えばいいにも関わらず)しつこく本屋 巡りをしてしまった。

 さて、内容であるが、結論から言うとなかなかおもしろかった。評判どおり、経験者でも 充分楽しめる内容で1300円出す価値があると思う。
 Nゲージがメインの内容かなあ、と思っていたのだが16番も見捨てず、ちゃんと 取り上げてくれていたのが嬉しかったし、模型の撮影方法はライティングや小技まで 解説してあってHPの車輌撮影にも参考にさせて頂き、いい写真を撮りたいと思う。 プラ、ブラスはもちろん、ペーパー車輌の作り方についても、写真入りで、工程ごとに 解説があり、ビギナーに心強いことはもちろん、経験者の方も「よし、一つ作ってみよう」 という気になるのではないだろうか。また、情景、レイアウト関係の内容も充実していて、 これは、筆者名を見て納得。また、運転の入門ではポイントの方式(選択式と非選択式) を理解するのが第一関門ということで、私はちゃんと理解できてなかったので初心者以下 ということになる(^^;。まあ、いまでもポイントを持ってないのでしかたないか・・・。

 と言うことで、この本を見て、16番(HOゲージ)をやってみよう!と言う人が 増えてくれれば嬉しいのだが、私の見ている限りでは車輌等の値段が書いてない (一部の比較的安価なものについてはのっているが・・・)ので、ビギナーの方が 模型屋へ行って仰天する事が懸念される。しかし、最初から値段を知っていると、 模型屋へ行ってみようという気もなくなるかもしれないので、私が筆者であっても 値段は書かなかったと思う。(この本に製品の値段があまり書いていないのは、 別の理由だと思うが・・・)

 値段を知った時はもう遅く、後は泥沼?へというところは本人の責任だし、 鉄道模型に入れ込んで、家庭が崩壊したとかあまり聞かないし、慣れてくれば、それなりに 安く楽しむこともできるので、16.5ミリを始めようという人がどんどん増えてほしいと 思う。そうなれば、お友達も増えるし、現在のままでは、日本型16.5ミリは一部の おじさんだけのものになってしまうような気がして少し心配。 私もおじさんだけれども・・・。その点Nゲージのほうがずっと健全な様な気がする。

 最近は「鉄道趣味」が親子で楽しめる趣味ということで、静かなブームになって いるそうだし、以前に比べれば、鉄道旅行、撮影、模型など鉄道趣味全体のイメージも ずいぶんよくなってきているみたいだ。少し前までは「オタク遊びなんかしてないで」 という感じだったのだが今では「趣味の一つぐらいなければ・・・」という言葉を よく聞く。ありがたい時代である。

 この本によって、どんどん仲間が増えて、鉄道趣味がより楽しいものとなって欲しいし、 既に楽しんでいる方も、他の分野へ視野を広げていけば、ゆとりを持って、より大きな楽しみを得ることが できるのではないかと思う。



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