★がんばれ！パパ鉄ちゃん　バックナンバー★

がんばれ！パパ鉄ちゃん　バックナンバー

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９８年２月分

　池田市の実家にシキ（長男２才）と池田市の実家へ行ってきた。妻は量産車落成に向けて、お医者様ａｎｄ川西阪急にリフレッシュ兼ねて、お買い物である。
　実家の方も、母親は法事のため九州に帰省していて、おやじしかいない。特に面白いＴＶとかも無かったので、プレイステーションの「電車でＧＯ！」をやってみることにした。（親子三代ならんで電ＧＯと言う風景も平和なのか変なのか　^^;）

　プレイステーションの本体をまじかに見るのは初めてだったし、ＣＤロムが音楽用ＣＤのように銀色ではなく、黒いということもこの時知った。セットして電源を入れ、オープニング画面を見る。
　５００系のぞみやら、なにやら沢山列車が出てきて、最後は三線式Ｏゲージの「ＥＢ１０」で終わるオープニングが、私は大好きである。ＤＤ５１がトンネルから出てくるシーンではシキは「デーデー！！」と言って喜んだ。（ＮゲージサイズのダイキャストＤＤ５１を買ってやってから覚えた。ちなみにＤＤ５１のビデオは５０回以上見ているであろう）

　と言うところまでは順調だったのだけど、実は、専用コントローラはまだ無いのである。ノーマルのコントローラの使い方がなかなが慣れず、警笛を鳴らすつもりが非常ブレーキをかけてしまい減点をくらったり、ブレーキをかけるのが遅れたり、あーあつまんない！と思いつつ・・・これはもしや！このボタンによるブレーキ操作は「込め、緩め、ラップ？」の操作と同じなのではないかと言うことに気がついた。

　ゲームセンターや専用コントローラによるブレーキ操作は実物どおりセルフラップだが、ボタン２つで強めと緩めを操作するので、まさに三動弁式（でよかったかな　^^;;）の操作である。
　そう思ってからは、俄然楽しくなってきたのだけど、込めと緩めを間違えて、タイミングが遅れ、オーバーランしたり、ゲーセンだったら、最後の停止線あわせもなんとかできていたのだが、一瞬の判断遅れ、操作ミスが命取り（＾＾；；となり、定位置に止めるのは非常に難しい。何回も完全にブレーキを抜いてしまいながら時間調整し、停止位置をあわせている方にはかなりつらい操作となるのではないだろうか。

　しかし、この操作に慣れておけば、万が一「機関車でＧＯ！」（^^;;がリリースされたときにも困らずに、対応できるであろう。
（機関車でＧＯ！についてはまた来週!　^^;;;）

　長野オリンピックも、期待されていた選手の方々の活躍などで、全国的にかなりの盛り上がりとなってきた。しかし、「お鉄」な方々の中には「これが無ければ碓氷の命がもうちょっと延びたのに！」とか、いじけながら観戦している方もいらっしゃるんだろなと、ふと思ってしまった。

　よくある、親ばかな話なのだけど、うちの子供がオリンピックに出場するとしたら、種目は何だろうと言う話で、妻と盛り上がった。「シキ」の名にふさわしく、機敏さはあまりなさそう(^^;;なので陸上という感じではないな、野球といったイメージでもないな、と言うところで「手押し車を押すのはうまい！」ということで、出場種目は”ボブスレー”と決定(^^;;した。

　と、思いきや「彼は人と協調するのが苦手」という妻のコメントにより、一人で乗れる「リュージュ」が息子向きの種目ではないかという結論となりお話はお開きとなった。

　少し前のとれいん誌に、もし鉄道模型のオリンピックがあって、ブラス、ペーパーなど種目別で競技があれば、多分日本勢で”金・銀・銅”を独占できるだろうと言う話が載っていて、日本は技術的に世界一だろうということだった。鉄道写真も技術的には相当高いレベルにあることは間違いないと思うので、こちらの方でも、かなりのメダルが期待できそうだ。

　作品の出来を競うだけでは、ＴＭＳコンペや鉄道ファンの写真コンクールと同じで面白くない(^^;; ので、スポーツらしくバイアスロンの銃の代わりに、カメラを持ってクロスカントリースキーで俯瞰撮影して、タイムと作品の出来で順位を競うとか、４２．１９５ｋｍ走った先に模型屋があってキットを組みタイムと作品の出来で競うとか面白いかなと考えてみた。

　出場する鉄は、工作だけうまくても、撮影センスが優れていても、体力がないと話にならないので ”五輪強化選手”としては”日本を代表する徒歩鉄”のぼんばーちばさんあたりに頑張ってもらうほかはない。しかし、いくら考えても「ＴＶチャンピオン」みたいになってしまい、オリンピックらしいアイデアは出てこずじまいだった。今のところ「鉄」をオリンピック種目にしようという話は聞いたことがないのであまり深く考えるのはやめておこう。（アマチュア無線交信をオリンピック種目に！！という話は聞いたことがある）

　万が一(^^;;「鉄のオリンピック」が実現するとしたら、メダルの色は「金・銀・銅」ではなく３位が真鍮メダル、２位が洋白メダル、１位は「鉄」メダルにして頂きたいと思う(^^;;。

　妻は３月出産予定なので、お医者様に定期的に（検診に）行っている。おなかの子供の状態はすこぶる順調でバッチリなのだけど、前回行ったときより、薬をもらってきて毎食後に飲んでいる。

　この薬の名前がなかなか気になる？名前で「鉄剤」（てつざい）と言うそうで、鉄分を補って、貧血を防ぐそうだ。
　そんなありがたい？薬があるのなら「慢性金時間欠性鉄分不足症」で倒れそうな私も飲んでみようかなと言ったのだけど、むちゃくちゃまずいらしく、オブラートなしではとても飲めた代物ではないそうだ。

　「鉄分不足になるぐらいなら、先週の播但線についてくればよかったんとちゃうか？」と言ったら普段なら「寒いからいやだ！」とか言うはずなのに「行けばよかったかなあ」となかなか素直である。ホントにまずいらしい。

　私の「鉄分不足」の”お薬”はとってもおいしいけど、高価だし、絶対に健康保険はきかないしこちらはこちらでなかなか大変である。しかも、副作用でよけいにイライラしたり、習慣性があったりするので、服用には充分注意が必要であろう(^^;;;。

　本日は天気がいいから、という訳ではないが、妻とシキ（長男：２才）と川西阪急へ買い物に行く。車で行っても電車で行っても２０分ぐらいで行けるのだが、駐車料金と電車賃（ＪＲ一駅分）を天秤にかけ、電車で行くことにする。２０１系に乗せてやれば、シキも喜ぶだろう。

　ということでＪＲ川西池田駅までやってきた。ここで快速が普通を追い越すので次々と電車がやってくる。ついでだからと、電車を見せてやると、喜んだのでよかったのだが、次々と来るものだからきりがなく、仕方なしに”撤去”する。

　阪急で無難に買い物をすませ、ちょっと遅めの昼食をとる。私も疲れてきたのでシキをつれて先に帰ろうか？と言うと妻がとても”嬉しそう”である。
　妻もゆっくり買い物（気分転換）が出来るだろうし、私もケーディーを付け終わったホビーモデルのコキ５００００の４連の試運転をしたかったし、お昼に模型を走らせていると、シキもそれを見て寝てしまうこともよくあるし、都合がよさそうだと思ったからだ。

　ＰＦ試験塗色機が牽引する、エメラルドグリーンのコキ５００００（250000番台の100km/h対応車のつもり）の６連（以前に２両組んだので、併せて６連）にありあわせのコンテナをのせて走らせる。黒・茶色・群青色の国鉄シリーズも渋くていいのはもちろんだがＪＲＦのカラフルなコンテナ列車もなかなか楽しい。運転会が楽しみだ、とニンマリしてしまう。

　眠くなってきたのか、シキがぐずり出す。別の部屋に寝かせてしばらく付き合ってやると、すぐ寝た。計画どおりにことは進んでいる。

　ここでやっとリムーバーの出番である。(^^;;
某名門旅客鉄道から移籍してきた、ＫＴＭの初期形ＰＦであるが、更新修繕を施すために分解しておいてある。このＰＦは何でもＫＡＴＯのＰ型に追われたらしく、ＰＦのくせにＰに追われるなんてかわいそうなやつだと思うのだが、移籍先でリムーバをかけられるなんて、かわいそうの上塗りだけど、第二の人生？のため、しばし我慢してもらおう。

　巷で評判のスプレー式リムーバも残りが少なくなってきて、しかも、こう寒いと効き目が発揮できないのか、よく利くところとあまり利かないところがあって、自分で塗ったラッカーのようにすんなりとはがすことができない。

　更新修繕はあっさりと済ませるつもりだったのだが、細かく見てみると、ランボードが短かったり、１エンドと２エンドの顔が同じだったり（第一エンドにはＫＥ７０ジャンパ連結器収めがある）雨樋があった方がやっぱかっこいいかなと思い出したり、結構いろいろと気になる。そんなことしてたら、完成するかどうか危うくなるので、あまりいじりたくないのだけどプレスでＨゴムを表現した前面はなかなかいい味だしてるし、頑張っていじってやればグッとカッコいいＰＦになりそうで悩むところだ。

　ごちゃごちゃ悩んでいると妻が帰ってきた。シキも寝てるのでゆっくりとお茶をしたところまではよかったのだが、リムーバではがした塗装膜が洗面台に散らかっていたのを発見され、文句を言われる。その上シキが起きてきて、しかもその原因がおむつのオーバーフロー！！
妻に「昼寝の時は、はかせるおむつにしなさいと言ったでしょ！」と怒られる。

　ＰＦにリムーバーをもう一回かけようと思ったのだけど、次の機会にしたほうがよさそうだ。