このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

完成品ギャラリー

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私が購入した完成品について、いろいろ書いてみようと思います。 完成車の購入は、当鉄道にとって一大イベントであり「何を買うか」 「どこで買うか」(どうやって払うか ^^;;)「買った後どうするか」 と大きな楽しみと悩みを味あわせてくれます。
 しょっちゅう新車を導入するわけにもいかないので、今後継続して書いてい けるかどうか不安な点もありますが、よろしくおつきあいください。


JR貨物 EF200(ムサシノモデル)
平成9年12月 リトルモデルにて購入

 とても存在感のある模型です。EF65よりふた周りは大きく感じます。
これはGPSアンテナ付きの姿の改良再生産版ですが、市場在庫も若干あるようですし GPSなし版も中古市場に多数出回っているようですので、購入を検討されている方の 参考になるよう、見て行きたいと思います。
 ムサシノ(AJIN)製品の期待を裏切らないディテールとペイントは毎度のことながら息を呑む出来栄えです。どこへ行ってもエース機として通用するアピアランスを 持っていると言えましょう。とにかくディテールがいっぱいで、見ていて飽きません。中間台車のリンクも可動式になっており、R600のカーブも問題なく通過します。ペイントの色調もJRFカラーのイメージを忠実に再現していると思います。
 走行性能もよく、滑るような走りを見せてくれます。嬉しかったのは走行音がなんとなくインバータ車輌のような音であったことです。DD901のときはこの走行音が「イメージとちがうなあ」と感じたのですが、このEF200にはぴったりです。

 購入に際してチェックしたほうがよいと思われるポイントについては、ヘッドライトが水平にきっちりついているかどうか、 正面の窓枠がすっきりとついているか、窓セルが真っ直ぐ歪みなく張られているか、といった点がチェックポイントになると思います。ちなみに、GPSなしタイプのヘッドライトはケースは角型ですが、丸いランプが中に見えます。GPSタイプは、角型のプラをはめ込んで「角目」にしています。 (一部バージョン違いがあるかもしれませんが・・・)
 あとはシングルアームパンタの上昇姿勢ぐらいでしょうか。

 それと、牽引する対象ははっきり言って限定されます。12系客車を牽かせて「甲子園臨だあ!」とかやってみたのですが、今一つ気分にかけます。やはりコンテナ列車がぴったりきます。エンドウPLUSのコキ104かホビーモデルかアダチのコキ50000系を組み立てて、コンテナ列車を仕立てるのがベストでしょう。(ワム80000の列車などもあるようですが)
 そういうところで、モデルの出来もよさそうなので買っては見たが、遊び方が限定されて「つまんない!」と手放した方が結構いらっしゃるのではないかと思ったりしています。しかし、本当にEF200や現代の貨物列車が好きな方にはたまらない製品だと言えるでしょう。



関東鉄道 DD901(ムサシノモデル)
平成9年6月 リトルモデルにて購入
 

ロッド式の渋いディーゼルロコです。牽引する対象が限られるような気がして、 「欲しい」形ながら迷っていたところですが友人の「12系客車の国鉄からの乗り入れ臨なんかも いいのでは」という一言で、購入を決意!しました。
 とにかく、ディテールがびっしりで、メーカの言うとおりテンションの高いモデル です。私の腕ではキットメイクでは逆立してもできません。また、コアレスモータ装 備車ということもあり(私の所有車両では唯一)1Vで起動し、安定した微速走行を 見せてくれます。カウンターウエイトを振り回し、ロッドを上下させて走る姿は、 なんとなく気持ちをほっとさせてくれるものがあります。  ただ、ロッドやカウンターウエイトのためか、かなり広軌感?があり、電機、電車派 の私はあまり13ミリが羨ましいと感じることはないのですが、このDD901に 関しては、「13ミリだったらかっこいいだろうなあ」と感じてしまいました。
 というものの「関東鉄道DD901」というより「鹿島のかばさん」と呼んだほうが いいような、かわいいDLだと思います。


国鉄EF58 45(天賞堂)
昭和60年頃 レールギャラリー六甲にて購入
  

「天ちゃん」のEF58です。学生時代に購入した、唯一の完成新品で、これを買うために アルバイトをしました。

 実物のEF58では、原形小窓、原形エアフィルタ機だった宮原区の146号機が好きだった のですが、この模型のEF58は最も人気のなかった(と思われる)白Hゴム窓です。 鋳鋼先台車を装備していますが、特に、ここにこだわりがあった訳ではなく、買いたい時期に ちょうど発売されていたのが、この45番機だったということです。缶モータ装備で屋根に 吊りフックがついていたりして、当時としては、充実した仕様であったと思います。

 走りの方は、私の持っている線路が、R600なので、すこしこいつにはかわいそうだとは 思うのですが、先台車がよく脱線し、調子良くありません。。調べてみると、乗務員ドアの 下のはしごと先台車があたっているようなので(台車のペイントもはがれていた)、はしご を外に曲げてみたのですが、直らず、センター復元ばねの燐青銅線の径を見直す必要がある ようです。また、はしごもあたっているので、対策をしないといけないのですが、ボディに 手を加えるのは少し気後れしてしまいます。
 しかし、直線では、なんというか「スゥーッ」というような落ち着いた(大変静かな) 走行音で、MPギアの「サァーッ」という音とも違いますし、もちろんウオーム+インサイドギア のうなりとも違いますし、なんとも言えない高級感あふれる走りをします。

 絶妙な塗装の艶の残しかた、ポイントを押さえたディテールなどとともに、ファンの心を つかんで放さない天賞堂製品の魅力はこのあたりにあるのかなと思っています。


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