このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ホーム

乗ろうよ!飯田線!

飯田線こぼれ話


名鉄と共用運行・豊橋〜(旧)平井信号場間

豊橋駅から飯田線の下り列車に乗車すると、
船町駅、下地駅を過ぎて起点から3.9キロ地点で直進する線路が分岐します。

右へカーブして間もなくしてくぐる線路は、右後方で上り線に合流しているのが見えます。

この複線はJR東海の東海道本線に平行する名古屋鉄道名古屋本線で、
分岐点から1.2キロ地点には名鉄伊奈駅があります。

実はこの分岐点は、(旧)平井信号場で、豊橋駅からこの地点までは複線の下り線がJR、
上り線が名鉄の所有で、両社の線路を共有することで複線運転を行っているという珍しい形態を取っています。

歴史的に見ると、飯田線の前身の豊川鉄道が1897年7月22日に単線で開業していたところ、
名鉄の前身である愛知電気鉄道が伊奈から吉田(現・豊橋)まで単線を併設し、
1927年6月1日から両線路を共用して複線として運転を開始しています。

この分岐点は、平井信号所とされ、豊川鉄道とともに平井信号場となりました。
そののち、1963年12月17日付けで小坂井駅に併合され廃止されています。

この共用区間は、東海道本線との熾烈な競争に晒されている名鉄にとっては
不利な点がとても多いのです。

名鉄の豊橋駅乗り入れ枠は、毎時6往復に制限され、
特急4往復、急行2往復のみの乗り入れになっています。
そのため、普通列車は伊奈で折り返す事になっており、大変不便なものになっているのです。

ちなみに豊橋駅で名鉄はJRからホームを借用する形をとっています。


駅が図書館!?佐久間駅の不思議

静岡県磐田郡佐久間町の町立図書館は、飯田線佐久間駅舎(待合室)に併設されています。

文化と旅情の交差するコミュニティ空間として、
子供からお年寄りまで幅広く読書を楽しんでもらおうと、図書館の建物を駅前に造り、
「駅は図書館」と強調してPR。

また、駅前広場は町営バスの発着所にもなっており、
電車やバスの待ち時間に利用できるのがポイントで、大変嬉しい。

佐久間駅は無人駅だが図書館の併設により活気があり、今では町の名所になっています。

開館時間は原則として10時〜18時、土曜・日曜は9時〜17時30分、
休館日は祝日と月曜、月曜が祝日の場合はその翌日、そして年末年始は休館となっている。


ホーム

Copyright(C)1999-2002.Hirotaka Nitani

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください