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第82話「短かな生命の物語」
ぐんぐん上昇して行く999号。
999号・車内
窓外を見つめている鉄郎。
メーテル「鉄郎。もしあなたがリフだったら、どうする?」
鉄郎「絶対にクレハと一緒に暮らすよ!たとえ何があっても、好きな人は手放すもんか!」
メーテル「そう」
鉄郎「メーテルは……?好きな人が出来ても、掟のためにあきらめるのかい?!」
ぐっとつまるメーテル。
宇宙空間
ナレーション
「メーテルは、そのまま何も言わなかった。きっと鉄郎には判らない何かがあるのだろう。鉄郎はその間もずっと考えた。いろいろな人生があるけれども、泥まみれで努力する人間には、何か希望があるように思えて来るのだ。そしてもう一度、あの星を訪ねてみたいと思うのだった」
汽笛と共に遠ざかって行く999号。(F.O)
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