このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

TV「銀河鉄道999」シナリオ本

第82話「短かな生命の物語」

ラストシーンより

宇宙空間

ぐんぐん上昇して行く999号。

999号・車内

窓外を見つめている鉄郎。

メーテル「鉄郎。もしあなたがリフだったら、どうする?」

鉄郎「絶対にクレハと一緒に暮らすよ!たとえ何があっても、好きな人は手放すもんか!」

メーテル「そう」

鉄郎「メーテルは……?好きな人が出来ても、掟のためにあきらめるのかい?!」

ぐっとつまるメーテル。

宇宙空間

ナレーション

「メーテルは、そのまま何も言わなかった。きっと鉄郎には判らない何かがあるのだろう。鉄郎はその間もずっと考えた。いろいろな人生があるけれども、泥まみれで努力する人間には、何か希望があるように思えて来るのだ。そしてもう一度、あの星を訪ねてみたいと思うのだった」

汽笛と共に遠ざかって行く999号。(F.O)

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