このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

MOMO色電車の旅
鎌倉〜長谷〜稲村ガ崎〜江ノ島〜藤沢


江ノ島電鉄(通称「江ノ電」)は大河ドラマの「北条時宗」の舞台となっている歴史の町「鎌倉」、サーファーの聖地であり、TUBEやサザンの曲にも歌われる「江ノ島」と、特にこれといった物はない「藤沢」を結ぶローカル鉄道です。
ローカルと言っても、鉄道ファンの間では人気のある鉄道で、「稲村ジェーン」、「高校教師」、「俺たちの朝」等々、映画やテレビのロケとしても有名な路線です。
また、江ノ電は個性的な電車を走らすことでも知られており、昭和30年代の古い列車から最新のものまで、また基本は黄緑色ですが様々なカラーリングの列車が楽しめる路線でもあります。
その車両の1編成にポストペットの「モモ」をカラーリングした「MOMO色電車」が新たに期間限定で登場しました。今回はそのMOMO色電車に乗りつつ、沿線の紹介もしたいと思います。(01/08/26)


まずは、鎌倉駅へLet‘s Go!JR横須賀線に乗って横浜駅から25分くらいで到着します。
JRと隣接して、江ノ電の鎌倉駅もあり、一日乗車券(のりおりくん)を購入して、ホームへ!
しか〜し、1編成しかないMOMO色電車に乗れるのはよく考えると大変。
始発駅では最大70分程(全線片道34分かかります)待たないと、やって来ない可能性もあるのです。
待っている間に駅においてあるスタンプラリーの用紙を探し、最初のスタンプを押しました。

これがスタンプラリーの用紙!頑張って押すぞ(3箇所しかないけど)

3列車分(約35分!)待って、ついにMOMO色電車がやって来ました。
通常江ノ電は2両編成を連結した4両編成で、MOMO色電車も普通の黄緑列車に引っ張られてやってきました。
外装はMOMO色と虹でカラーリングされてます。
 
連結されたMOMO色電車

さあ、電車にのりましょう。前方・後方の運転席のすぐ後ろにはMOMO色シートがあります。
別に優先席にはなってないので、誰が座ってもいいんですけど、ちょっと恥ずかしい気も・・・。
でも、ちゃんと座ってきました。ただ、この特別列車、比較的古い車両を改造したので、
エアコンが無く360回転する天井扇風機しかありません。んー、この暑さでは少々きつ〜い。
 
これがMOMO色シート。派手です。 ご覧の通り古い電車(床が木!)

MOMO色電車は鎌倉駅を出て、藤沢に出発!取りあえず、藤沢まで乗っていくことにしました。
しばらくは鎌倉の街中を走り、15分ほどで海が見えてきます。
海岸沿いの国道は渋滞してます。この辺りに来るならばやはり電車の方が便利です。
 
電車の正面に海が見えてきました。           車内の注意書きもモモです。

江ノ電は山と海岸の狭い陸地を走るため、場所によっては急カーブや民家の軒下を交わすようなところを走ります。
道路と平行して走る場所もあれば、路面電車みたいに道路の真ん中も走ります。
 
電車の側面には居眠りモモと、ポスペの仲間たちも描かれています。

終点の藤沢までやってきました。一度改札の外に出て、藤沢駅のスタンプを押します。
ここは東海道線との乗換えだけで、特に見るものはありません(藤沢の方御免なさい)。
MOMO色電車は行ってしまったので、追っかけるように次の電車に乗って江ノ島に向かいます。ここでもスタンプをGET!
 
江ノ島駅のMOMO電 路面電車みたい!       車と競争だー!

江ノ島駅から3分も歩くともうそこは海です。入り江の海水浴場は夏休み最後の賑わいをみせてます。
サーファーもたくさんいるし、沖には白い帆を掲げたヨットやクルーザーも見えます。
 
海が近いだけあって、干物も売ってます。 江ノ島です。昔行ったので今回はパス。

海岸沿いをしばらく歩いていくと江ノ電の線路が国道を挟んで海岸ギリギリまで迫ってきます。
江ノ電沿線の中でも一番景観のいい場所ではないでしょうか?
しばらく海と国道と江ノ電が並んでいきまが、再び江ノ電は海を離れて、山側に進んでいきます。
 
目の前に海が迫ってます。 (鎌倉高校前駅)     こんなふうに人の家の玄関先 を電車が走ります。

七里ヶ浜駅から再度江ノ電にのり、隣の稲村ヶ崎へ。駅を降りて5分ほどで海水浴場に着きます。
ここに来ると、とても潮の香りが強く漂ってきます。古戦場の後でもある稲村ガ崎は公園にとなっていて、
ここからも海が一望できます。
 
堤防から見た稲村ヶ崎 稲村ヶ崎からみた海、江ノ島も見えます。

稲村ヶ崎から線路に戻ろうとして、歩いていくうちにちょっと道に迷ってしまいました。
方向だけ考えて、民家の間の狭い道を進んでいって、どうにか、線路を発見、あやうくシャッターチャンスを逃すところでした。
山沿いを走る線路は時々道路と並んだりして、しかも、普通の家の玄関前を通っていきます。
むろん、踏み切りなんかありません。住んでいる人も列車が来ないか気をつけないといけないのです。

玄関先を走るモモ電

モモ電を追っかけるように進むと極楽寺という駅に着きます。ここは他の駅とは随分雰囲気が異なり、
山奥の中にあるような感じもしてきます。駅を過ぎたところに江ノ電唯一のトンネルがあります。
 
トンネルの中から撮影(失敗!)              トンネルから飛び出すモモ電

極楽寺から次の長谷駅まで電車に乗っていきます。長谷駅には鎌倉で一番有名な大仏様があります。
駅から10分くらい歩いたところにある「高徳院」というお寺に大仏様はいらっしゃいます。
拝観料200円を払って中に入ると、真正面に大きな大仏様が鎮座されて我々を迎え入れてくれます。
大仏様は鋳造なので、中にも入る事が出来ます(胎内拝観料20円)。
  
大きいです。                  暑いから大仏様も背中を開けています。     初登場の謎の人。

高徳院から駅の方に戻る途中で長谷観音のある長谷寺にもよりました。
9mの大きな木像の観音様がいらっしゃいます(撮影禁止です)。ここの見晴台は高台にあるので、
逗子の海や三浦半島が望めます。
 
観音堂です。                         海が一望できます。

再び長谷駅に戻り、一路出発点の鎌倉へ。そろそろ歩くのも疲れてきました。
 
路線は単線なので、駅で待ち合わせします。(長谷駅) モモ電は一日中乗客を運んでいきます。

モモ電とはお別れして、最後に鎌倉の鶴岡八幡宮を訪ねました。駅前から参道の商店街を抜けていきます。
でも、途中には食事をする所とか、お土産屋さんが沢山あって、誘惑されます
(ほんとは鳩サブレが名物なんですけど、お煎餅をお土産に買っていきました)。
 
鬱蒼とした緑の中にあります。 長〜い階段を上らないと行けません。

いかがでしたでしょうか?MOMO色電車と鎌倉・江ノ島の旅は。
まだまだ、紹介しきれないところも沢山あるし、その周辺にも見所は一杯あるところです。
機会があれば是非訪ねてみてください。
MOMO色電車は2001年の12月まで運行される予定です。
スタンプも全部押せました。乗っているバッチは今のところ鎌倉駅のみで買える限定品です。


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