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名馬・あの瞬間平成６年「京成杯」 |
| 「京成杯」の優勝馬で、その後も活躍した馬っていうのは、割と少ない ような印象を持っています。春のＧ１シーズンまでまだ間があるせいか、 有力馬の出走が少ないからそういう風な傾向になっているのかもしれない です。 しかし、このレースを勝った馬の中にも、こいつは間違いなく大物だ！ っていう物凄い勝ち方をした馬も何頭かいました。その中で特に印象に 残ったのが、平成６年の勝ち馬のビコーペガサスでした。 当時、このレースは１６００ｍで行われていました。人気は、暮れのＧ１ 「阪神３歳牝馬ステークス」を圧勝したヒシアマゾン。そのヒシアマゾン が内枠に苦しんで、直線で抜け出すのに苦労している間に、一気に外から 先頭に立ったのが、これまでダートで２戦２勝、でもって芝はこのレースが 初めてというビコーペガサスでした。 先頭に立ったペガサスは、ヒシアマゾンの猛烈な追い込みを全く問題に せずに圧勝。勝ち時計の１分３３秒９は、同じコースで一ヶ月前に行われた Ｇ１の「朝日杯３歳ステークス」のナリタブライアンの勝ち時計ばかりか、 当時のリンドシェーバーの持っていた２歳レコード１分３４秒０をも上回る タイムで、これは凄い！どんな大物になるんだ！！って本当にビックリした のを覚えています。（レースがもう２週間早かったら、２歳レコード更新 だったのですが・・・。） ただ、このレースを勝った直後に脚の故障が判明したペガサスは、 そのせいか成長が遅れ気味になってしまい、期待された３歳の春シーズンは、 思いっきり期待はずれ。それでも、暮れのＧ１の「スプリンターズステークス」 では、王者サクラバクシンオーの２着をして、やはり大物なんだって ことを再確認したものの、結局、 Ｇ１は「スプリンターズステークス」で ２度、「高松宮杯」でも１度２着しながら、とうとう 勝つことはできず残念でした・・・。特に、３度目の正直を 狙った５歳秋の「スプリンターズＳ」では、最高の手ごたえで進んで いた時に、突然前を行っていた馬が故障して下がってきてしまい、その 不利をモロに被る形になってしまって、力を余しての敗戦。運も 味方しなかった馬だったような印象もあります。今から思うと、この馬が 最高に輝いたのは、この「京成杯」の時だったような気もしますね。 ちなみに、この年だったか、その前年だったか、フジテレビの 「スーパー競馬」の解説者の井崎脩五郎氏が、「京成杯は「ぱぴぷぺぽ」 の付く馬が馬が活躍する。」といっていたのを気にして、ビコーペガサス に注目していました。その通りになったのが凄かったです・・・。 以来、毎年割りと気にしているんですけど、最近はそうでもないような・・・。 たまたまだったのかな？でも、去年（平成１５年）の勝ち馬はフォーカルポイントですね。 やっぱジンクスは生きているのか・・・。 |
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