このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
名馬・あの瞬間平成12年「北海道スプリントカップ」 |
平成12年の「北海道スプリントカップ」は、地元ホッカイドウ競馬の オースミダイナーが優勝しました。その時の年齢がなんと12歳! 日本の競馬史上で最高齢での優勝記録が何歳なのかはわかりませんが、 少なくとも全国規模の重賞競走ではダントツの記録だと思います。 今回は、オースミダイナーが、そんな凄い記録を作ったレースの思い出を 書いてみようと思います。 この当時、まだCS放送の受信施設を持っていなかった私が、地方で 行われるレースをその当日に見るためには、どこかの地方競馬場に出向く しかありませんでした。どうしてもリアルタイムで見ておきたいレースが あれば、大井とか川崎、浦和といった近くの競馬場へ出向いてまで観戦 したのですが、この日は何だったか用事があったもんで、競馬場に行く ことができませんでした。 そうなると、日曜日に「グリーンチャンネル」(ケーブルテレビで視ています。) で放送される「全国競馬便り」までレースを見ることができないので、 翌日の新聞の地方競馬の蘭は、結果を知りたくないから見ないで、ひたすら 日曜まであのレースどうなったかな?とワクワクしながら待っていたもの でした。 なので、この時も翌日の新聞は地方競馬欄はパス。メンバー的に、 中央から来る馬が例年に比べて小粒だったのと、オースミダイナーが調子が いいという情報が入っていたこともあって、もしかしたらこれは オースミダイナーが勝つかも!なんて期待があったもんだから、レースの 映像が早く見たかったのですが・・・、何と普段は絶対に競馬なんか載らない ようなスポーツ新聞の社会面にこのレースの結果が載ってました。 オースミダイナーが勝ったからです!12歳馬(当時の表記では13歳) の重賞勝利なんて、本当に珍しい記録なもんだから、社会的にも話題に なることだったのでしょう。「中年の星」なんて紹介のされ方をしてました。 ということで、オースミダイナーを応援していた私は、結果は嬉しかったのですが、 勝った瞬間の感動を味わうことができずガックリしたのを覚えています。 正直、レースを見る前に結果を知ってしまって悔しかったですね。レースの 楽しみの9割を失ったってことで・・・。 さらに悔しいのが、今回この原稿を書くにあたって、当時のビデオを 見直そうと思ったら、何とダビングのし忘れで手元に残っていなかったんです・・・。 ゴール前の大混戦の中からオースミダイナーが抜け出して勝ったような 記憶はあるのですが、それ以上は何にも覚えていないので、今回はレースの 回顧は全く無いです。とりあえず、ビデオの購入を検討・・・ってか必ず 買うぞ!と心に決めました。 ちなみに、この年は2着にも地元北海道のマークオブハート、3着に 愛知のゴールデンチェリー、4着にまた北海道のヒットパークが入り、 地方馬が上位を独占。交流重賞では非常に珍しい結果になりました。 オースミダイナーは、元々は中央でデビューしたのですが、脚元が弱かった ため順調に使うことができず、北海道に移籍。普通ならもう引退、という ような高齢になってからようやく順調に使うことができるようになった という超遅咲きの馬で、全盛期は8歳以降でした。その中でも、 12歳で勝った全国交流重賞の「北海道スプリントカップ」のほか、地元の 重賞「瑞穂賞」を9歳から12歳まで4連覇。さらに13歳の時にも 「エトワール賞」を勝ってという大活躍で、とにかく高齢なのに頑張る馬だって印象に 残っています。 最近、地方では高齢になっても頑張る馬が増えてきていますが、さすがに 12歳になって重賞を勝つような馬は滅多に出てこないと思うので、そういった 意味で、今回紹介したレースは、凄い貴重なレースだと思います。 |
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