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「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」の舞台挨拶レポ | ||
(2006年10月9日執筆) | ||
2006年9月16日、「ウルトラマン40周年記念作品」として製作され た映画、「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」が公開されました。 ここ何年か、毎年「ウルトラマン」の映画が公開されてるんですけど、 今回の作品は、それらの作品とは全然違うんです! 何が違うのかっていうと、「ウルトラ兄弟」が出てくるんです! しかも、そのウルトラ兄弟の変身前を演じてた人が、そのまま同じ役者で 出てきて、変身シーンまであるんです! えっと、全く何のことだかわからない人のために、まずは簡単に説明しますと、 「ウルトラ兄弟」というのは、昭和40年代にテレビで放送された「ウルトラ」 シリーズに登場してきたウルトラマン達の中で、ゾフィ、ウルトラマン、 ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、 ウルトラマンレオ、アストラの8人のことです。彼らは、本当の兄弟ではない ので、実際には「チーム」みたいなものなのですが、仲のいい「兄弟」みたいに 活躍することから、「兄弟」と呼ばれていました。 その中で、今回の映画には、ゾフィ、ウルトラマン、ウルトラセブン、 帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウの6人が 登場。「ウルトラ6兄弟」として活躍するというものでした。 ウルトラ兄弟が力を合わせて怪獣と戦う、というだけなら、今までにも、 幾つかの作品でやったことはあったのですが、今回の映画が凄いところは、 そのウルトラ兄弟の地球人の姿を演じていた役者が出てきて、変身シーン があった、というところです。 元来が、「変身ヒーローの変身前派」な自分は、その情報を聞いた瞬間に、 「観たい!」と思いました。 で、どうせ観るのなら、舞台挨拶のある劇場で観たほうがいいじゃん! って思っていたのですが、実際には、映画が公開される日を完璧に忘れて いて、思い出したのが公開前日の新聞の映画欄を見た時でした。 さすがに、今からだと舞台挨拶のある劇場は、もうチケットを取るのが 無理かなぁ、とか思いつつも、一応、インターネットで調べてみたら、 結構あるじゃん!公開初日だけで4箇所も。 で、一番おいしそうだったのは、9月22日に神戸で行われるという、 ウルトラ兄弟のトークショー。でも、さすがにこれは仕事のある日に神戸は 無理なんでパスで、ま、行けるとこでウルトラ兄弟の観れる会場を調べて みよう、と思って探してみたら、 初日は、さいたま→池袋 or 豊島園→品川という順番で舞台挨拶が ありました。参加メンバーは、小中監督、ミライ隊員役の五十嵐さん、 映画のヒロイン(?)役のいとうさん、そしてハヤタ(黒部さん)、 モロボシ・ダン(森次さん)、郷秀樹(団さん)、北斗星司(高峰さん) の7人。 一番最初のさいたまは、すでに完売。そして、最後の品川も完売。 ということで、残すは2番目の池袋か豊島園だったんですが、ここは、 同じ時間に2箇所でやるってことで、2手に分かれての出演となりました。 池袋に小中監督、五十嵐さん、いとうさん(+ウルトラマンメビウス、タロウ、 ゾフィ)が行って、豊島園の方に、ウルトラ4兄弟が来るというスケジュール でした。 池袋か豊島園か? ま、現在進行形の若い役者が目当てなら池袋なんでしょうが、俺ら ウルトラ兄弟ファンなら、迷わず豊島園!です。 ということで、豊島園の映画館(ユナイテッドシネマ)のホームページで、 空席情報を見てみたら、まだ何席か空いてるじゃん! 思わず、やった! ということで、その場でチケットをおさえて、とりあえず一安心。良かった、 良かったです。 そして、当日。会場に着いてみると、さすがに舞台挨拶のある回のチケットは 全て売り切れ。自分が予約したのが、前日の昼前だったんですけど、その時には まだ空いていた自分の隣の席も、しっかりと売れてましたね。 舞台挨拶は、映画の後で、ってことで、まずは映画の鑑賞から。いきなり、 「ウルトラマンA」のレギュラーの敵キャラだった「ヤプール」の復活から はじまって、さらにはウルトラ兄弟のバトルシーンと、昔の「ウルトラ」が 好きだった人にはたまらない展開からのスタート。 なによりも嬉しかったのが、昔の「ウルトラマン」への拘りがあったことでしたね。 いろいろなポーズとか、変身シーンとか、効果音とか・・・、忠実に再現 していたのが嬉しかったです。ドラマ終盤にあった「回想シーン」は、 BGMも含めて涙ものだったですし! ま、そんな感じで、映画そのものもかなり楽しかったのですが、やっぱり 映画館に来た最大の目的は、舞台挨拶。映画が終わった後、いよいよやって 来ました! まずは、映画のほうにもちょこっと出演していたという、タレントの マッスル力也さんが登場。この舞台挨拶の司会進行担当とのことです。 続いて、ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、 ウルトラマンAが登場。目とかカラータイマーが光っているのが、 薄暗い劇場なだけにインパクト有り。 その後、ウルトラマンだけでの撮影会がありました。 そして、いよいよ我らが変身前の4兄弟、ハヤタ、ダン、郷、北斗の 4人が登場!場内の半数以上を占めた大人のファンからは、大歓声が! (ウルトラマンの映画で、客席の半分以上が大人というのは、非常に 珍しいんです。) まずは、せっかくなので、ということで、記念撮影から。それぞれの 変身前と変身後が前後に組む形でポーズを決めて、で、撮影タイムと なりました。携帯のカメラでちょっと撮ってみたんですけど、一番 後ろの席だったもんで、いまいち上手く撮れず・・・。でもいいっか。 この光景を、今の時代に見れた、っていうのが嬉しいんです! そして、変身後の4人のウルトラマンが退場し、いよいよウルトラ4兄弟の トークショーがスタート。 まずは、軽く自己紹介を兼ねた挨拶から。ここで弾けたのが、北斗星司こと、 高峰さん。「映画では、一番やんちゃですけど、実際は、一番大人な キャラなんですよ!」みたいに必死にアピール。でも、実際も、役と一緒で、 一番、先頭を切って、弾けるキャラでした。北斗のあの突っ走るキャラは、 半分、高峰さんの地なんだな〜と実感。 その高峰さんに、突っ込みをいれながら、ボケていたのが、ハヤタこと 黒部さん。この「4兄弟」の中では、最年長ということで、「次に、こういう 機会があったとき、一番心配な人」という風に、他の3人に言われてしまい、 さらには、「車椅子を用意しないと!」と言われると、「じゃあ、その 車椅子を押すのはエース!」と、いい返したりで、楽しかったです。 モロボシ・ダンこと森次さんは、全体的にどっしりした感じの人。でも、ボケるとこは ボケるって感じで、4人の中ではつなぎ役だったかな。 郷秀樹こと団さんは、他の3人と比べると、おとなしい感じで、あまり コメントがなかったです・・・。それがキャラクターなのかな?ある意味、 一番ウルトラマンのキャラに近い人だったです。 そんなとこで、印象に残ったトークを書き出してみますと、 「不公平にならないように、4人の出番は同じ、セリフの数も同じ、 そしてギャラも一緒でした。」(黒部さん) 「変身シーンで、NGを何回も出してしまった・・・」(高峰さん) 「ひつじと会話ができるようになりました。」(森次さん) (劇の中では、神戸の牧場で働いてます。) 「僕は・・・、もう2人が全部喋ってしまったんで、特にないです。 何か質問はないですか?」(と、観客にアピールする団さん) と、続いて、 「僕も、特にないんで、何か質問ないですか?」(と、高峰さん) すると、ファンから、 「最後のパーティーの場面で、星光子さん(南夕子役)と、再会されてましたが、 どんな会話をしたのでしょうか?」 との質問が。 と、 「あの時は、めちゃくちゃ寒かったので、風邪ひかないでね、とか 喋ってました。」 と答えると、 すかさず、 「携帯の番号を聞いてましたよ。」 と、突っ込む黒部さん。 「いえいえ」と否定する高峰さんでしたが、「実は、彼女はとっても おっちょこちょいで、ホテルを出るときも、鍵渡した?って聞いたら、 あっ、まだ持ってた、って言うんですよ。」 と、高峰さん。 ここで、マッスルさんから、「そうは、見えないですよね?」と突っ込まれると、 「だから言ったでしょ、役と実際は違うんだって! だから、僕も、 役とは違って、実際はおとなしいんですよ。」 と、変なとこをアピールしてました。おもしろかった! あと、この日のために用意された、ウルトラ4兄弟のユニット 「ダンディ4」のオリジナルTシャツに対して、 「この人は、来るときの電車から、このTシャツを着てきたんですよ。」 と、黒部さんに突っ込まれた森次さんは、 「天下のウルトラ兄弟のですからね!僕は、どんどん着て歩きますよ。なんなら、 今度は新幹線にも乗りますよ!」 ときっぱりと答えてました。偉い!! ちなみに、「ダンディ4」のTシャツは、この4人の分しか作ってない そうで、黒部さんは、「今、ここで脱いでプレゼントしましょうか?」 とポーズを取るものの、「この4着しかないんで・・・」ということで、 却下されました。(それでも、脱ごうとする黒部さんでしたが・・・) そんな感じで和やかなムードでトークショーは進み、そして、待ってました! の、変身ポーズの披露の場面。 まずは、ウルトラマンの黒部さんから。 ここで、マッスルさんが、「何も持たなくていいですか?スプーンでも 用意しますか?」と聞くと、客席のファンがペンか何かを提供して、 それを持って、変身ポーズ! これは、マジでかっこ良かった! それまでの、ボケまくりの黒部さんが、一気に吹っ飛ぶくらいの圧倒的な カッコ良さで、マッスルさんも「オーラがありますね!」と、思わず絶賛 したくらいの決まり方でした。さすがですね! その後、森次さんは、「ウルトラアイ」があるつもりで、ということで、 何も持たずにポーズだけで、団さんは、「僕は、基本的に変身ポーズって ないんですよ。いつもガレキに突っ込んでいったりだったんで・・・。」 と言いながらも、すーっと右手を上げて変身。そして、高峰さんは、 撮影の時はNG連発だったんですが、ここ一番ではさすがに一発で 決めてくれました!(「でも、これがリングをはめるとできないんだ・・・」 と、自分で落としましたが・・・) ということで、イベントは終了。ウルトラ兄弟を知らないような子供達は、 途中から遊びモードに入っちゃってましたが、うちらウルトラ兄弟を 知ってる人からすると、本当に楽しいイベントになりました。 そして、退場シーン。 ここで、舞台の中央に集まった「4兄弟」から、「最後に、みんなで 歌います!」との発表が。 そして、「ウルトラマンの歌」を合唱しながら退場していく4人。 当然、僕らも一緒に大合唱で、これは感動のシーンだったんですけど、 退場後にマッスルさんが、「台本に無かったことです。」と教えてくれて、 もっとビックリ! この場面だけでも、来た甲斐がありましたね! そんなわけで、考えて見れば、今まで、映画の試写会には行ったことが あったんですけど、 舞台挨拶というものを見るのは今回が初めてでした。それが、こんな「超」充実した 内容で・・・。舞台挨拶って、文字通り「挨拶」するだけで終わりなのかな、 とか思っていたんですけど、すっごいトークが濃くって、これは、本当に 「当たり」の回でしたね! たぶん、同じ時間の池袋に行った人よりも、 こっちの方が良かっただろう、と自慢できそうな、本当に最高の内容の 舞台挨拶でした。 最後に、出演者の皆さんが、口をそろえて、「また次も!」とおっしゃって 下さったので、自分も、また「次」を期待します! 次回は、今回、出演 しなかった人達も出てくれたらなぁ・・・と夢を書きつつ、このレポートを しめさせて頂きます。 出演者の皆さん、参加された皆さん、そしてスタッフの皆さん、本当に お疲れ様でした! そして、ウルトラ兄弟よ、夢をありがとう! 戻る |
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