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 思い出のスポーツ観戦(その3)
 サッカー・Jリーグ開幕戦
(2003年6月16日執筆)  
 本当はこのコーナーは、僕が日々思ってることをいろいろと綴ってみようとか、 僕の隠れた(?)趣味なんかを紹介しようと思って始めたコーナーなのですが、 前回、前々回とスポーツ観戦ネタに終始してしまいました。

 なので、今回は違うネタで、とも思ったのですが、もう1回だけ「思い出の スポーツ観戦」で行かせて下さい。

 ということで、今回は、サッカーのJリーグ元年の開幕戦を観に行った時の ことです。

 1993年5月、僕が日本大学に入学したその年に、日本でも待望の サッカーのプロリーグがスタートしました。

 僕は、サッカーは、それまではほとんどテレビでしか観たことがなく、 わずかに1回だけその前年に行われたJリーグカップの試合を1試合だけ (横浜F-市原戦)観に行ったことがあるだけでした。

 そんな自分ですが、元々サッカーが嫌いだったとか、興味がなかったとか そういうのではなく、中学生や高校生の頃は、よくテレビで試合を観戦した りしていました。

 で、プロフィールのページにも書いてあるように、自分は横浜フリューゲルス のファンです。といっても、別に横浜に縁があるわけではありません。だからと 言って、ただ何となくフリューゲルスを応援していたというわけでもないです。

 まず、何で僕がフリューゲルスを応援するようになったかというと、実は 最初サッカーを観るようになった頃は、日産のファンでした。というのも、 当時は、まさに日産の黄金時代で、いわゆる3冠(日本リーグ、天皇杯、 JSLカップ)を独占するような圧倒的な力を持ってたからです。木村、 水沼、松永、井原といった、日本代表で大活躍したスター選手も多くって、 この頃の日産は凄かったと今でも思っています。

 そんな僕ですが、ふとしたきっかけで、打倒日産に燃える全日空を応援 するようになりました。元々、全日空は、ずっと下部のリーグで横浜SCとして 活動してたチームだったのですが、全日空になってから一気に日本リーグ1部に 昇格して、さらにそれだけにとどまらず、いきなり優勝争いにも食い込むような チームになりました。そんな上昇気流に乗ったチームの勢いと、左サイドバックで、 荒削りながらも豪快なプレーを見せてくれたモネール選手が凄いインパクト あったこともあって、全日空が活躍するようになってからは、ずっと全日空を 応援していました。

 そんなわけで、Jリーグが始まるとき、全日空が母体となった横浜 フリューゲルスもJリーグに参加すると知って、迷わずフリューゲルスを 応援することに。

 でもって、上述のJリーグカップで、サッカーを初めて生観戦して、 「サッカーっておもしろい!」って思いっきり 感動してきた僕は、思い切ってフリューゲルスのファンクラブにも入って、 本格的に応援を始めました。

 そんな自分にとって、見逃すわけにいかないフリューゲルスの初陣。それが、 1993年5月16日の地元横浜でのJリーグ開幕戦の対清水エスパルス戦 でした。

 Jリーグが始まったときは、ご記憶の方も多いかと思いますが、もの凄い ブームが起きまして、チケットは前売りとほぼ同時に完売、なんて現象も 起きるくらい凄かったのですが、この開幕戦の頃は、まだ多少はましな 方で、前売りなら比較的チケットも取りやすかったです。ちなみに、当時の フリューゲルスのファンクラブの特典は、当日券でも前売り料金で入場できる というものでしたが、リーグが始まると全ての試合が前売りで売り切れてしま ったために、この年も後期からは優先販売に切り替わったりもしました。

 で、僕はこの開幕戦のチケットを、ファンクラブを通じて購入。後日、 チケットはかなり早い段階で完売したことを知って、ちょっとラッキーだった かもって思っちゃったりしました。

 それで、当日会場に行ってみると、ある程度予想されていたとはいえ、 思いっきりビックリしたのが、静岡から遠征してきたエスパルスファンの多さ でした。最終的に、フリューゲルスのホームにも関わらず、会場の半分は エスパルスファンのオレンジで埋め尽くされたという、今から思うと、もの凄い 光景だったと思います。しかも、フリューゲルスのホームにも関わらず、 球場の上空には、エスパルスのスポンサーであるJALが飛ばした「頑張れ! 清水エスパルス」の飛行船もあるし・・・。ちなみに、フリューゲルスの 親会社の1つは、全日空です・・・。正直言って、ここは横浜なんで、ここま でやるのはやめて欲しかったな、って今でも思ってます。

 で、その圧倒的な威圧感のあるエスパルスファンに対抗すべく、僕も 自分がフリューゲルスを応援してるってことを示そうといろいろ考え、 とりあえず大きな旗を購入しました。これは、今でも大切に家にしまって あります。

 試合の方は、いきなり前半10分頃に、我がフリューゲルスが、新加入の アンジェロ選手のゴールで先制。

 しかし、前半終了間際に、エスパルスに同点ゴールを許してしまって、 前半は1対1のタイスコアで終了し、勝負は後半戦に。

 ここで、エスパルスキーパーの真田選手(元・全日空)が、 ゴールを離れて、タッチライン際のボールをクリアしたのですが、その ボールを味方にパスしようとしたにもかかわらず、ミスキック(?)して しまい、なんとボールを取ったのは、フリューゲルスのモネール選手。

 当然、エスパルスの方は、キーパーがゴールを離れているから、ゴール前に キーパーがいない状態なわけで、モネール選手がそのままシュートすると、 ボールは何の障害もなくエスパルスゴールに突き刺さって、まさに美味しい 勝ち越しゴール。

 それで勢いに乗ったフリューゲルスは、さらに続いて、エースの前田選手 がドリブルで持ち込むと、そのままシュートして3点目をゲット。この時、 ゴールを決めた前田選手が、自分の目の前に来てガッツポーズしたのを、 今でもはっきりと覚えてます。で、自分は「前田!前田!」って、思いっきり 立ち上がって叫んでました。(ちなみに、スタンドの、1番前の席で観てました。)

 結局、試合の方は、終了間際のロスタイムにエスパルスにゴールを許した ものの、3-2で、我がフリューゲルスの勝利。見事、記念すべきJリーグの 開幕戦を白星で飾ってくれました。

 それで、後日談なんですけど、当然、この試合の報道は、全てのサッカー 雑誌でレポートされたんですけど、実はそのうちの何誌かのフリューゲルス サポーターを撮った写真の中に、自分が写ってたんです。

 なのに、当時はその雑誌を購入するのをやめてしまって・・・。今から 思うと、「何であの時買っておかなかったんだろ?」ってマジで後悔しています。

 そんなわけで、今回は、Jリーグ開幕戦を観に行った時の思い出でした。

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