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  NEO北沢大会レポ
2001年11月20日(東京・北沢タウンホール)  
   
 前回NEOを初めて見に行った時、唯一の心残りだったのが「NEOマシンガンズ」 が見れなかったこと。

 なので、次に行くときはNEOマシンガンズの試合がある日、と決めていたら、 ちょうど上手い具合にアキュート冴との抗争も復活し、さらにはつぼ原人の 参戦まであるのか、と本当にわくわくしながら試合を見に行きました。

 今回の会場は、下北沢の駅のすぐ側にある「北沢タウンホール」。

 本来が劇場ということで、キャパは少ないですけど(大体200人で満員かな) 、どこで見てもリングサイドな上に、リングが見やすいように椅子がセッティング されているので、本当に見やすくって素晴らしい会場でした。

 で、前回前売りでチケットを買うと1,000円安くなる、というのを知らずに 高い当日券を買ってしまった反省から、今回は前売りでチケットを購入した のですが、NEOから送られてきた大会告知のはがきを持参すると、今回に 限り当日でも前売りと同じ料金で入場できたりしました。
(ま、別に損してないからいいんですけど。)

 でもって、この告知葉書を持って行くと、選手の生写真を1枚貰えるという ことで、早速もらうことに。

 ここでの狙いは、前回1回見ただけでファンになったタニー・マウス選手 だったのですが、NEOマシンガンズで宮崎選手と一緒に写ってるのがあったら そっちの方がいいな、と思って探してみると、ありました、NEOマシンガンズ。

 ということで、生写真はNEOマシンガンズをゲット。

 ま、そんなことをしてから、会場に入って席に着き、試合開始を待ちました。


 まずは第1試合の前に、メインのシングルマッチ3試合の組み合わせ抽選。

 これは、12/7後楽園ホールで行われるタイトルマッチに出場する 6人(ライオネス飛鳥、井上京子、田村欣子、元気美佐恵、下田美馬、輝優優) が、今日それぞれこの中の誰かとシングル(10分1本)で戦うというもので、 その対戦カードの組み合わせを決めるために行われました。

 ということで、リング上に揃った6選手。

 注目の抽選の方式はというと、色のついた棒を箱の中に入れて、同じ色の 棒を引いた者同士が戦うということでやりました。

 で、石田リングアナが、「まずは輝優優選手から。」と言ったら、 「何で輝優優からなんだよ?」とのクレームが付いたので、結局全員同時に 引くことに。

 この結果、第4試合が田村VS輝、第5試合が元気VS下田、そしてメインが 飛鳥VS京子ということで、偶然にも全試合がNEO所属選手VSそうでない選手の組み合わせに なっちゃいました。

 ということで、抽選は終了して、いよいよ試合開始。  

第1試合:「仲村由佳、負ければ即、後楽園もつぼ戦スペシャル」(30分1本)

 仲村由佳VSつぼ原人

 次の後楽園大会で、強くて危険な相手とやりたいって希望した仲村。 そこで NEOマシンガンズがピックアップしてきた強者達の中ならあみだくじによって 決定した対戦相手は、つぼ原人。
(わからない人のために説明しますと、つぼ原人というのはセクハラ攻撃を 得意?とする女性にとってはとっても”危険”な男です。)

 これは嫌だという仲村に対し、今回の北沢大会でつぼに勝てば、後楽園の 相手を他の選手に変えることを検討してもらえる代わり、ここで負ければ 後楽園もつぼと戦ってもらうということで、「仲村由佳、負ければ即、後楽園もつぼ戦スペシャル」 として行われたこの試合、

 まずは、「ウルトラQ」のテーマに乗ってつぼ原人入場。

 そして、そのまま石田リングアナ(とっても美人!)に襲いかかるつぼ。 ここで石田リングアナ を助けるべく仲村もリングインして試合開始。

 でも、さすがに体力差はいかんともし難く、とことんつぼにいじめられる 仲村。

 ここでつぼが仲村の上に乗っかって(キャメルクラッチの体勢)、仲村の 顔を引っ張ると、レフェリーのテッド・タナベから「ダメ、ダメ、顔が売り なんだから!」の注意が。

 ならばと仲村の耳元で「わっ!」っと大声を出すつぼ。

 う〜ん、これは見ていてかわいそうだった・・・。

 ま、そんな感じで、ほとんどの時間仲村をいじめていたつぼ、得意の(?) セクハラ攻撃もさえ渡り、仲村大ピンチに!

 仲村も負けじと頑張り、石田リングアナもそれに協力してつぼ退治を試みる のですが、ついに仲村も限界に・・・。

 ここでつぼにフォールされ、万事休す、かと思ったら、つぼがまだまだ遊んで いたいのか、仲村を自ら起こすという行為に。

 テッドレフェリーの「いいのか?」の問いにうなずくつぼ、さらなる技を かけてもっといたぶろうとしたその時、仲村の電光石火の丸め込みが決まり、 レフェリー・テッドの超高速カウントが「3」を数え、なんと仲村由佳の 大逆転勝利!

 これに納得のいかないつぼがレフェリーに詰め寄るも、後の祭りということで、 仲村の後楽園のつぼ戦が無くなったかなぁ、と思ったら・・・、

 まだ暴れ足りないつぼは、再び石田リングアナに暴行を。

 そして、なんと石田リングアナをコーナーに逆さ吊りにするという暴挙まで してしまい、これに怒った仲村、石田リングアナを救出すると、

 「ふざけんな、つぼ! 後楽園でお前とやってやるよ! 格闘技戦で!!」

 と、マイクアピール。

 これによって、結局、後楽園の仲村の相手はつぼ原人に決定しちゃいました。

 ま、そんなわけで、後楽園ではつぼVS仲村がどういった試合になるのかも 楽しみですが、石田リングアナのつぼ原人対策も楽しみです。


 ということで、初めて生で見た男VS女の試合だったのですが、この手の 試合って技と技の攻防が全く期待できないだけに、途中でネタ切れになると 見ていてつらいな、って思いました。

 次回は格闘技戦ということなので、どんな試合になるのか、ちょっと興味 ありますが、セクハラ攻撃ってやりすぎると見ている方も引くので、その辺 はちょっと気をつけて欲しいな、って思いました。

 でも、今回、仲村由佳のキャラがいい感じで出ていたので、その面では 良かったと思います。 

仲村由佳9分32秒
スクールボーイ
つぼ原人

 

第2試合:タッグマッチ(30分1本)

 NEOマシンガンズVSアキュート冴、X(当日判明)

 僕が1番楽しみにしていた「NEOマシンガンズ」(タニー・マウス&宮崎有妃) の試合。 しかも相手が反NEOマシンガンズのアキュート冴ということで、 本当に楽しみな一戦でした。

 以前、NEOマシンガンズに負けてNEOを追放処分になってしまったアキュート冴 と西千明 with キティちゃんの「反NEOマシンガンズ同盟」。

 前回の板橋大会(11/2)では、「レフェリーなら関係ないだろ!」という ことで、レフェリーとしてNEOマシンガンズの試合に登場し、NEOマシンガンズ に思いっきり不利なジャッジをしたうえ、相手チームに加担してまでNEOマシンガンズ を敗北に陥れたアキュート冴。

 これに怒ったNEOマシンガンズは、アキュートの追放処分を解除し、この 北沢で試合してやると宣言。

 これに対し、アキュートは自らの連れてきたパートナー「X」と組んで 試合をすると言ったのですが・・・。

 というのが、これまでのこの抗争のあらすじなのですが、まず楽しみ だったのが、アキュートの連れてくるパートナー「X」が誰なのか?

 今までの流れと、ファンの希望からすると、やはりここはJd'の西千明を 想像してしまうのですが、もしかしたらそう思わせておいて、実は違う 選手に声を掛けたのかも・・・、なんて考えたりで、結構試合前から楽しめ ました。

 で、試合なのですが、まずは試合前にビデオの上映。

 これは、板橋大会で暴れ回ったアキュートが、復帰を認められるところ からスタートするのですが、パートナー「X」は「やはり西クンしかいない!」 ってことで、西を誘いにJd'の道場に行ってみると、西選手、 「20日は、吉本新喜劇の練習が入ってるので、行けないです・・・。」

 ということで、西の参戦は無理、ということに・・・。

 でも、西から「役に立つと思います。」ということで預かったぬいぐるみの キティちゃんを手に、アキュートは別のパートナーを探しに行くのか。

 ということころでビデオは終了。

 果たして、西に断られたアキュートの連れてくるパートナーは?

 な状態で入場シーン。

 注目のアキュートチームの入場。 なのですが、入場してきたのは 白覆面のキティちゃんを抱えたアキュート1人。

 「Xは誰何だよ?」に対し、

 「キティちゃんがXだよ!」

 ということで、なんとこの日の「X」は、西選手愛用のぬいぐるみ「キティちゃん」。

 推定身長30cmくらい、推定体重1ポンドあるかないか、ということで、 マジでこれは笑えました。

 でもって、アキュートチームの先発はキティちゃん。

 これに対し、「ふざけんな!」と怒りのタニーが、アキュートをリングの 中に無理矢理引きずり込んで技を掛け、そのままフォールの体勢に入るのですが、 試合の権利を持っているのはキティちゃんなので、レフェリーはカウントを 数えず、場内大爆笑。

 ということで、その後無理矢理キティちゃんとタッチ させられたアキュートに対し、どんどん攻め込んだNEOマシンガンズですが、 アキュートも耐えてキティちゃんとタッチ。

 こっからNEOマシンガンズがキティちゃんとプロレスをすることになって、 本当に奇妙な光景が続きました。

 キティちゃんに対してバックドロップとかいった大技を仕掛けるNEOマシンガンズ、 すかさずフォールの体勢に入ると、きちんとカットに入るアキュートや、 場外戦に突入すると、キティちゃんを客席の中に 投げ込むタニーに対し、このままでは、リングアウト負けをくらってしまう アキュートは、あわててキティちゃんを拾いに行ったりと、普通のプロレス とはちょっと違う光景が続きました。

 でもって、キティちゃんとアキュートの合体攻撃が出たり、逆にキティちゃん 対し、NEOマシンガンズが合体攻撃を仕掛けたり、と試合はタッグマッチっぽい (?)展開に。

 そして、アキュートの攻撃を受けそうになったタニーを、宮崎が体を 張って助けるという感動的な場面があり、お互いに「友情パワー」を 確認しあったNEOマシンガンズが、とどめとばかりにアキュートとキティちゃんを 分断して、タニーがアキュートをパロスペシャルに捕らえ、アキュート組万事休すか! と思ったその時、

 吉本新喜劇の練習が早く終わったという西千明が乱入し、アキュート&キティちゃんを 見事に救出。

 でもって、試合の方はこのまま「ノーコンテスト」ということで、ここで 試合終了。

 とことんおいしい所を持っていったアキュート&西は、12/7後楽園で 「板橋タッグ」「北沢タッグ」に挑戦させろ、とアピール。

 それに対しNEOマシンガンズも、「どうせお前らとやると思ってたから、受けてやるよ。」

 ということで、後楽園では久々の「NEOマシンガンズVS反NEOマシンガンズ同盟」 の試合が決定しちゃいました。

 それにしても、ぬいぐるみのキティちゃんには、マジで笑えました。
(めっちゃめちゃにやられまくって、かわいそうだったけど・・・。 アキュートが 戦ってる時なんか、コーナーでうつ伏せのまま放置されてましたもんね。)

 このノリ、本当に楽しかったので、しばらく追っかけてみたいですね。  果たして、この後、この抗争にはどんな展開が待ってるのか?

 ということで、本当に新鮮なシーンの連続で、大爆笑な試合でした。

 
 
タニー・マウス
宮崎有妃
8分27秒
無効試合
アキュート冴
キティちゃん
 
 

 

第3試合:タッグマッチ(30分1本)

 椎名由香、チャパリータASARIVS矢樹広弓、マルセラ

 この試合は、椎名&ASARIの9周年記念試合として行われました。

 ので、注目は、全日本女子プロレスの同期でもある椎名&ASARIなのですが、 僕的には、女子プロレスを見始めた頃からの大ファンの矢樹選手の参戦が 嬉しかったので、1番の注目は矢樹でした。

 ということで、ほとんど矢樹ばっかり見ていたような気もするのですが、 この日の矢樹、いつものように柔道をベースとした投げ技、寝技、関節技が 冴え、椎名&ASARIを翻弄。 特に、椎名との絡みは見ていて本当に気持ちが いいくらい技が冴えまくったので、見ていて大満足な試合でした。

 他の3人もいい動きを見せてくれたので、攻防がスイングして好試合に。

 前の2試合がお笑い系だっただけに、このシビアかつクリーンな試合展開が 余計楽しめました。

 最後は、ホームリングの椎名が、マルセラを得意のスリーパーホールドで しとめて、見事に9周年を飾りました。

 試合後、ASARIが、「うちにはWWWA世界スーパーライト級のベルトが 眠ってるんだけど、椎名、挑戦する気ないか?」

 と問いかけると、椎名も、

 「ASARI、そう言ってベルト取られて後悔するのはお前なんだからな。」

 と答え、次回後楽園での2人の一騎打ちは、タイトルマッチに決定。

 最後、肩を抱き合って退場した椎名&ASARIがとっても印象的でした。


 
椎名由香
チャパリータASARI
13分40秒
スリーパー・ホールド
矢樹広弓
マルセラ
 



 でもって、休憩前の試合は終了。

 ということで、再びNEOマシンガンズが入場して、いろいろと告知のコーナー。

 その中で、次回の後楽園大会に、僕の応援しているアイドルユニットの「くしよし」 の参戦が告知され、マジでビックリ!

 本当は12/7って学校があるんだけど、くしよしが来るなら見に行ってやる! っと即決しちゃいました。

 ちなみに、「くしよし」って、久志麻理奈ちゃんと吉川茉絵ちゃんの2人組 なのですが、このうちの麻理奈ちゃんは大のプロレス好き、なので、趣味が「プロレス観戦」 って発表されると、会場からも「おーっ!」という歓声がちょっと起こりました。

 それにしても、この会場での「くしよし」への反応は「誰それ?」って 感じだったので、あんだけ嬉しかったのって俺だけ?みたいな感じもしました。
(やはり、世界が違うなぁ、と実感。)

 あと、次回後楽園のカードが決定、ということで、発表があったのですが、 その中で、唯一決まっていないのが、八木淳子選手の相手。

 これは、八木選手のパワーボムが危険すぎるので、誰も相手をしたがらないから、 甲田社長が八木と戦え、ということになりそうだったのですが、甲田社長は、 「できないです。」と、拒否。

 でも、「パワーボムに来たら、ウラカンラナで返せばいいんだから。」という タニーが、「今ここで練習しよう。」と、無理矢理甲田社長をリングに上げ、 パワーボムからの切り返しの練習をしようとしたら、突然「八木選手との試合、 私にやらせて下さい。」と、唯我選手が入場。

 唯我曰く「相手選手の良さを引き出した上で勝つのがプロ。 私は八木選手の 良さを引き出す自信があります。」みたいに、甲田社長にアピールすると、

 「素晴らしい! 感動しました!」と感動した社長、そのまま後楽園の 八木の相手に唯我を指名しちゃいました。

 が、この強引な展開に、一部のファンからはブーイングも飛んでまして、 やはり僕らとしては甲田社長にも戦って欲しいな、と・・・。

 あとは、日頃反NEOマシンガンズ同盟においしいところを持ってかれて ばっかりで、自分らには何にもないのはおかしい、と不満を漏らすNEOマシンガンズ に対し、甲田社長が「後楽園で勝った方に、金メダルをあげる。」と 宣言。

 この金メダルの価値はというと、1つで「北沢タウンホール」、2つで「後楽園ホール」 の使用料が払えるという物で、このメダルがNEOマシンガンズVS反NEOマシンガンズ同盟 の勝者に贈られる事も決定しました。

 ま、そんなわけで、前半戦は終了。 ここで休憩タイム。


 この日の休憩、僕にとってはまさに充実のひとときでした。

 まず、まっ先に行ったのが矢樹選手のグッズ売場。

 この日、矢樹選手が売ってたのは、うちわ(500円)、写真付き色紙(1,000円)、 Tシャツ(3,000円X3種類)ということで、「うちわだったら握手かなぁ。」 「Tシャツ買ってくれたらサイン付けてあげる。」とか言われて、「う〜ん、 どうしよう?」とか迷ったけど、結局今回は1番安いうちわに。

 それでも、矢樹選手には、サインしてもらえたし、握手もしてもらえたし、 さらには写真まで撮ってもらったりで、本当にありがとうございました。

 ちなみにサインなのですが、とりあえず適当な物がなかったのと、買ったうちわには サインがすでに入っていたので、去年福島競馬に行った時にもらった「レーシングプログラム」 にサインしてもらいました。

 矢樹選手、福島出身ということで、いいですよね?

 ちなみに、実家のお店の方には、競馬帰りの人も来るらしく、「福島来たら、 寄って下さい。」って言われちゃいました。 検討せねば。


 続いて、次回後楽園大会のチケットを買いに行くと、ブースにはNEOマシンガンズが!

 チャンス!と思い、チケットを買ったついでに、さっきもらった生写真に サインしてもらっちゃいました。
(ちなみに、ここでチケットを買ったので、プロレスカードももらっちゃいました。  もらったのは、NEOの全選手&石田リングアナので、全部で8枚。)

 さらに、Tシャツを買ってくれた人には、北沢タッグのベルトと一緒に 記念撮影というおまけがあったのですが、僕がサインをもらってる頃、Tシャツを 買った人がいまして、記念撮影、というときに、タニー選手が、「誰か写真撮って!」 ってリクエスト。

 このとき、誰も周りにいなかったのかどうかはわからないですけど、なぜか 僕が「あっ、じゃあ、僕が撮ります。」という状況に。

 なので、Tシャツを買った人の記念撮影まで担当しちゃったわけなのですが、 あの写真、右端のタニー選手の持ってたベルトが、微妙に入ってなかったような 気がしたので、本当にごめんなさいです。

 で、これで終わらず、続いて行ったのがJd'のブース。

 ここでは西選手が1人でグッズを売っていたのですが、ちょうど新しい Jd'のパンフレットを売っていたのでそれを購入して、表紙の裏にある西選手の 描いた「レディースゴング」の広告にサインしてもらっちゃいました。

 で、この時なにげ無く机に貼ってあったポスターを見たら、現在欠場中の 藪下選手の顔が載っていたので、なにげ無く「そういえば、藪下さんって出るんですか?」 って訊いてみたら、西選手、そして一緒にいた社員の人揃って「さあ、どこかに 行かれてしまって・・・。」

 ま、そんな事をしてる間に、いつの間にか休憩時間は終わっていて、もう 次の試合の選手が入場していたのですが、そういえばトイレ行ってなかった! ということに気付いて、あわててトイレに行ってから会場に戻ってみると、 まだ試合前のレフェリーチェックということで、とりあえず安心。

 でも、タムラ様の入場シーン、見逃してしまった・・・。  

第4試合:「ROAD TO KORAKUEN」(10分1本)

 田村欣子VS輝優優

 そんなわけで、入場シーンは見ていないのでパス。

 試合の方は、両者共に正当派ということもあって、クリーンなファイトに 終始したのですが、10分という時間を意識したのか、なんか技の攻防が いまいちスイングしなかったような印象の試合になっちゃいました。

 でもって、終盤に入ると、両者共にフォール狙いの丸め込み合戦になり、 このまま時間切れ引き分けかな〜ってムードも漂う中、 最後は輝優優がヨーロピアン・クラッチを決めて勝利。

 僕的には、休憩時間にテンションを上げ過ぎちゃった事もあって、いまいち 試合に集中できなかったこともあるのですが、なんか印象に残らない試合 でしたね。

輝優優7分24秒
ヨーロピアン・クラッチ
田村欣子

 

第5試合:「ROAD TO KORAKUEN」(10分1本)

 元気美佐恵VS下田美馬

 前の試合がいまいち集中できなかったので、ここはちょっと気合いを入れて 見よう!って思ったからかどうかはわかりませんが、この試合、マジでおもしろかった!

 いつものようにお客さんとのキャッチボールを始め、口での攻撃で元気を 攻める(?)下田。

 それに怒った元気がやり返したりという展開で、試合は白熱。

 最初は「10分しかないんだから、場外なんかやってられっか!」と言ってた 下田ですが、その後は積極的に場外に出ていって元気を痛めつけていきますが、 リングに戻ると体格に勝る元気が優勢に。

 そして最後は下田もビックリの電光石火の固め技ラ・マヒストラルが決まって、 元気の勝利。

 試合後、マイクで「いつもいつもバカ呼ばわりしてくれるけどな、能ある鷹は 爪隠す。 普段使わない頭を使ったらこんなもんなんだよ!」 とアピールする元気に対し、下田は、

 「確かに、ない頭使っただけのことはあるな。 今日はやれたよ。 完敗だ。  ・・・なんて認めるわけないだろ! だいたい、本当に頭のいいやつは、本番で 頭を使うんだよ。 それをここで使ってるお前は、やっぱりバカだよ!」

 みたいに挑発して、そのまま一目散にリングを降りて、控え室に直行。

 怒った元気が追いかけていくのですが、結局2人の姿は控え室へと消えて しまいました。
(それにしても、この時の下田は素早かった!)

 果たして、あの後控え室前で乱闘があったのか? それとも下田が見事に 逃げ切ったのか? それは見ていた人にしかわからないのです。

 ま、そんなわけで、この試合、本当に上手くスイングして、見ていておもしろかった!

 僕的には、この日のベストバウトかな。

元気美佐恵6分13秒
ラ・マヒストラル
下田美馬


で、いよいよ注目のメインです。  

メインイベント:「ROAD TO KORAKUEN」(10分1本)

 井上京子VSライオネス飛鳥

 現在2冠王者の飛鳥。

 NEOマットでは常々京子とのタイトルマッチを要求していただけに、 抽選で決まったとはいえこの一騎打ちは気合い入ってるはず。

 京子としてもここで飛鳥に負けるわけにはいかないので、本当に注目の カードになりました。

 で、入場シーン。

 いつもは机を持って入ってくる飛鳥が、今日は机を持たないで入場。

 これに対し、「机は?」と京子が訊くと、「今日は使わない。」という飛鳥。

 しかも、握手をしてから試合を始める2人。 

 と、この時点では、クリーンな試合を予感したのですが・・・。

 試合は始まってみると、リングの上にいたのが何分あったかな、ってくらい ほとんどの時間が場外での試合でした。

 その中では、会場の外にまで飛び出してしまったため、場内は選手が誰も いない状態になったりもしました。

 ここで選手を追って会場の外にいっても良かったのですが、どうせなら どういう形で戻ってくるか見てみよう、ということでじっと待つことに。

 それにしても、プロレスを見に行って、試合中に選手が誰もいなくなるのは 初めてだったので、ちょっと印象的でした。

 で、2人が戻ってきたあとも、基本的には場外戦が続いて、その中で僕的なクライマックス シーンは、僕の座ってた所(ちょうど1番通路側の席に座っていたのですが)に 飛鳥が京子を引き連れてやってきて、ちょうど僕の真横の平らなところ (通路は階段状になってます)に、どっかから調達してきた椅子を置いて、 その上に京子を座らせ、そこへ容赦なく回し蹴りぶち込みました。

 それをくらった京子は、椅子から落っこちて、階段状の通路を下に 転がっていくという、ものすごいデンジャラスな光景を目の前で見てしまいました。

 京子、もの凄く痛がってたけど、そりゃ痛いよなぁ・・・。

 その後も、ほとんどリングの中で試合は行われず、最後は飛鳥が場外に 机をセットし、そこへトップロープから京子を投げつけよう、と試みるのですが、 さすがに京子もそれをくらってはたまらん、ということで、必死にコーナーで 耐えてるうちに時間切れ。

 試合後、飛鳥が「京子との試合が10分で終わるわけないだろ! 後楽園で 防衛したら、その後は京子とシングルで決着だ!」と、マイクアピール。

 これはやっぱり、どっかで飛鳥と京子のシングルを組むべきですね。

 ということで、試合内容的にはなんともコメントのしようがない一戦でした。 (リングの上で戦って欲しかったなぁ・・・。)

井上京子時間切れ引き分けライオネス飛鳥



 そんなわけで、本当にバラエティ溢れる内容の興行だったのですが、試合後は 選手が出てくるのを待つことなく、アンケートを書いたらそのまま帰宅。

 でも、この日の試合を見たので、12/7後楽園が本当に楽しみになりました。

■会場で見つけた「いい!」選手■

 今回は、僕が女子プロレスを見るようになった頃から大ファンの 矢樹広弓選手。

 矢樹選手は、元々柔道をやっていて、その実力もかなりのものがあるのですが、 プロレスのファイトでも柔道をベースにした見事な投げ技、関節技、寝技を 披露してくれるので、見ていてすっごい楽しいです。

 矢樹選手は、体は本当に小さいです。

 でも、そんなハンデを素早い動きで見事にカバー。 

 体形的にも筋肉質なので、見た目よりもパワーありそうです。

 それに、何と言っても美人だし!(これは間違いなく言える!!)

 そんな矢樹選手ですが、実はプロレスデビューしたのがすっごい遅かったんです。 (年齢的に)

 矢樹選手のデビューした当時は、24とか25とかでデビューする人って 全然いなかったし、かつて全日本女子プロレスが25歳定年制を導入して いたこともあったので、矢樹選手が24歳くらい(正確には覚えてないです) でデビューというのは本当に異例中の異例でした。

 しかも、柔道の実績があるといっても、本当に体が小さいので、この先やって いけるのか?と、不安の方がファンの間でも大きかったんじゃないかと思います。

 ところが矢樹選手はそんな世間の不安のよそに、持ち前のセンスとテクニックで 瞬く間に人気選手に。

 この矢樹選手の活躍によって、その後それまででは考えられなかった 高年齢でデビューして大活躍する選手がいっぱい出てきました。

 そういった意味でも、矢樹選手の功績は大きいと思います。

 そんな矢樹選手、現在はフリーなので、いろいろな団体で活躍しているので、 もし会場で見かけたら、是非注目して下さい。

 ということで、今回は矢樹広弓選手の紹介でした。

  

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