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JWPキネマ倶楽部大会レポ | ||||||||||||||||||||||
2002年1月7日(東京・キネマ倶楽部) | ||||||||||||||||||||||
JWPって割と話題性がないというイメージがあるからなのか、それとも、 かつて女子プロナンバー2とまで言われた頃の全盛期の思い入れがあるからなのか、 不思議と見てみたいって気になることがなかった団体だったのですが、今回は 大阪プロレスのえべっさんが参戦するというので、えべっさんのセクハラ攻撃が 見たい!という目的の元、初めての生観戦となりました。 とりあえず、1月の休みがすっごい少なかったこともあって、朝起きれるか どうか不安(夜勤なもんで、いつも夕方6時頃に起きてます。)だったこと もあり、前売りを買うのはやめておいて、当日券で入ることに。 でも、当日だと前売りよりも500円高くなって、一番安い席でも 5,000円するというのはかなり大きいかな・・・、なんて思い、最後の最後まで 行くかどうか迷ったけど、初めての団体、初めての会場ということで、 どんなもんか見てやろう、ってことで見に行くことに決定しました。 会場は、普段は無声映画を上映しながら、食事をとるみたいな形のイベント を行っているという、鶯谷の「シアターレストラン・キネマ倶楽部」。 なもんで、いつものプロレスの会場とは形からして全然違って、床はじゅうたんだし、 席はソファーだし、2階席は思いっきりせり出してるし、 舞台の脇にはピアノがあるし、それでいてライブハウスみたいにドリンク 売場はあるし、で、かなりインパクトある会場でした。 で、自由席での観戦だったのですが、リングサイド1列目、2列目が指定席 なだけで、後は本当の自由席って感じで、空いているソファーに座ってみんな 観戦してました。 ただ、正面の席は、2階がせり出してるため、上の方が見づらい(コーナーに 上ったら、選手の頭が隠れそうなくらい)だったので、僕はサイドの方の席に 行きました。 ここなら、上までばっちり見れるし。 でも、試合が始まったら、 いつものように1番後ろで立っての観戦。 その方が見やすいので。 試合前は、早く着いてしまったので、グッズ売場を見て回ることに。 とりあえず、初めてということでパンフレットを購入。 ただ、載ってる内容が半年以上前の物だったので、引退した選手が載ってたり、 復帰したばかりの渡辺選手はもちろん、ちょっと前から始めた新キャラクターの 市川選手も載ってなかったりだったので、 早く新しいの出して欲しいな、と思いました。 (でも、写真はきれいでした。) そんなわけで、パンフレットを読みつつ試合が始まるのを待つことに。 そして、いよいよ試合開始です。 まずは、試合前に入場式。 ここでは、試合順に選手が登場してきて、マイクでひと言ずつ挨拶しました。 マイクアピールの内容は、追って試合レポートの中で紹介しようと思うので パスして、感じたことを書きますと、選手はこの日の対戦カード順での登場だった ので、極端な話、当日の対戦相手と一緒に花道である階段を下りてくると いうような感じでの入場で、これはちょっと興味深かったです。 さすがに、メインで戦う日向選手と輝選手はかなり間を開けてたけど。 で、一通り挨拶が終わったら、サイン入りのカラーボール投げ。 今回はマジで客が少なかった(たぶん150人くらい)ので、これはもらえる かも!って思って、思いっきり呼んだら、えべっさんが投げたボールを見事に キャッチ! 今まで何度もこういうの見てたけど、ゲットできたのは初めてだったので、 ちょっと嬉しかったです。 で、ゲットしたボールを見てみたら、「あけおめ ことよろ」のメッセージと サインが入っていたのですが、サインの方はぐちゃぐちゃだったので、誰の だかこの時点ではわからなかったです・・・。 (このサインが誰の物だったのかは、後で書きますね。) 続いて、JWPでは恒例らしい新春のみかん配り。 これはみかんの数が多かったので、観客全員にプレゼントでした。 僕は、 米山選手からもらいました。 こういうのって、大したことないんだろうけど、 もらってみると嬉しいもんがあります。 そんなわけで、試合前からかなり和やかないいムードができあがった中、試合開始 です。 第1試合:タッグマッチ(30分1本)春山香代子、米山香織VS市川狐火名、渡辺えりかこの試合は、僕にとっては見たことのない選手ばかり(市川選手は、正体で あるアキュート冴としては見たことがあるのですが。)なので、そういった意味では 、みんなどういうファイトをするんだろう?みたいな楽しめ方ができました。 で、1番の注目は、この試合の前の北九州大会で復帰した渡辺選手。 この試合が正式な復帰戦ということで、気合いが入ってましたが、僕は 渡辺選手って初めて聞いた名前だったので、最初は新人かと思ってたら、 新人らしからぬごっつい体で、かなりいい動きをしたので、「並の新人じゃないな。」 なんて思いながら見てました。 後で聞いた話だと、以前JWPにいた選手で、 今回のパートナーの市川選手、対戦相手の春山選手とは同期らしいです。 (だから、入場式で「憧れの狐火名さんと組めて嬉しいです。」って言ったときに 笑いが起きたのか。) ま、そんなわけで、渡辺の動きに一番注目しながらの観戦だったのですが、 試合の方は春山と市川でスタート。 ここで、お互いぶつかり合うかと思いきや、「待てぃ!」と、春山を ストップさせる市川。(ちなみに、歌舞伎なキャラです。) で、「今年もよろしくお願いします。」と、深々と頭を下げると、続いて 観客にも「お客さんも、今年もよろしくお願いします。」 これに対して、春山が「ふざけんな。」と言うことで、こっからバトルが 始まったのですが、このボケはなかなか笑えました。 この他にも、春山の逆エビ固めをくらって苦しむと、「ま、参りそうじゃ・・・。」 とつぶやいたりで、市川は結構ボケてました。 試合の方は、ブランクのある渡辺が結構頑張ったこともあって、かなりスイング した内容に。 春山&米山のコンビは、底抜けに明るいって感じで、元気溢れるファイトを 展開。 これは見ていて気持ちよかった。 特に、米山の小気味いい動きは、本当に印象に残りました。 市川もボケばっかりでなく、コーナーから一本背負いを見せたり、関節技を したりで、いい所を見せてたし、渡辺のパワフルなファイトも、遅れをとった 同期生には負けてられない、って感じで良かったです。 試合の方は、米山が市川を捕らえてる間に、春山がコーナーから渡辺に ダイビングボディプレスを決めると、1発目は何とか返した渡辺ですが、 2発目は返すことができず、春山組の勝利。 全体的に、地味な感じは否めませんでしたが、第1試合としてはまずまずな 内容だったと思います。
第2試合:「HEART BEAT 〜永遠のライバル総当たりリーグ〜」公式戦(30分1本)カルロス天野VS宮崎有妃この試合は、現在JWPマットで行われている、平成6年入門の同期5人 (天野、宮崎、日向、輝、倉垣)のライバル達によるリーグ戦の公式戦で、 リーグ戦唯一の、現在はJWP所属でない選手同士(天野はフリー、宮崎はNEO所属) な試合でした。 ここまでの両選手の星取りは、天野は、初戦倉垣に負けたあと、2戦目で 輝に勝って勝ち点「2」で、これが3戦目。 対する宮崎は、初戦倉垣に勝っ て勝ち点「2」の2戦目でした。 この2人は、知る人ぞ知るテクニシャン。 お笑いのイメージが強い宮崎ですが、実はルチャ(メキシコ流のプロレス) が得意な実力派でもあり、対する天野も関節技の名手ということで、技と技の 攻防がメインの熱い戦いを期待したのですが、 試合の方は、僕の期待とは違う展開に・・・。 どう展開されたのかというと、話は遡って試合前の入場式。 ここでの宮崎の挨拶が、 「風邪をひいてしまい、昨日は熱が39度ありました。 体調最悪です。 期待しないで下さい。」 ということで、宮崎が体調最悪な「病人」だったのに対し、天野の方も、 「今年は、新年早々、山から落ちて怪我しました。 怪我した場所は秘密です。」 ということで、こちらは「怪我人」。 でもって、試合が始まると、観客から、「怪我人、頑張れ!」「病人も 負けるな!」なんて声援が送られ、両選手がそれに応えたため、試合の方は、 かなりお笑いな展開に。 宮崎は、天野に対して、「どこ怪我したか教えて?」って訊いたり、天野が リング中央に寝転がってグランドに誘おうとすると、「試合にならない。 レフェリー、注意して。」って、レフェリーにアピールしたりで、永遠の ライバルリーグ戦と呼ぶのには似つかないような笑える展開になりました。 そんでもって、天野にバックを取られた宮崎が、天野の足を踏んで脱出し ようとすると、足を踏まれた天野は思いっきり痛がりました。 で、天野の 負傷した場所は左足の指?であることが判明。 だもんで、執拗に天野の足を攻める宮崎、天野が痛がるとみるや、天野の 足を噛みつくという攻撃にでたのですが、噛みつきは反則ということで、 レフェリーが注意すると、「痛いところを攻めるのは当然だろ!」 ま、そんなわけで、「怪我人」の天野が苦しんでたのですが、宮崎の方も 「病人」ということで、天野の逆エビ固めをくらうと、せき込んで苦しん でたりしました。 そんな緊張感がないような展開でしたが、それでも両選手見せる所は 見せ、天野は関節技、宮崎は飛び技、丸め技といった得意技を披露。 で、試合は熱い戦いになるのかな〜、と思いきや、ここでお互いに 「もう限界・・・。」 最後も、天野が宮崎にキスをすると見せかけて、それに宮崎がビックリした 隙に、丸め込んでの勝利。 「永遠のライバルリーグ戦」という名前に見合う激しい戦いを期待した分 には、思いっきり期待はずれ、だったけど、全然違う意味では、かなりおもしろかった 試合でした。 ただ、こんな試合すると、他の参加選手に怒られそう・・・。
ここで休憩。 ま、特にやることなかったので、暇つぶしに会場内を歩き回ったり、売店を のぞいてました。 で、トイレの電気が黄色かったのは、ちょっとインパクト ありました。 あと、2階席にも行ってみたのですが、 2階席は角度があるので、ちょっと見にくそうな気がしました。 この間に、売店では選手とのツーショット撮影の申し込みを受け付けていたので、せっかく 来たんだから誰かと写真を撮ってもらおうかな、と思い、申し込むことに。 ただ、JWPは、これといって大好きな選手がいるわけではなかったので、 どうしようかな?って、かなり迷ったけど、自分的に見た目が1番好きな 倉垣選手とのツーショット撮影を申し込みました。 実はこの時点で、倉垣選手の試合って1度も見たことなかったんですけど・・・。 ま、そんなことをしているうちに、休憩終了。 ここで、JWPのマスコットガールの池野さん(名前忘れました。 表記も わからないです。)が、告知を。 これは、かなりたどたどしく、観客からも「頑張れ!」って言われたりで、 ちょっとやばかったかも。 聞けば年末にデビューしたばかりの新人アイドル らしいのですが、それにしてもちょっとなぁ・・・。 ま、それはおいておいて、いよいよ、僕にとっては メインのえべっさんの試合です。 第3試合:JWP新春初笑いスペシャル ミックスドマッチ(30分1本)えべっさん、ボリショイキッドVSミラクルマン、倉垣翼 大阪プロレスのお笑いレスラー、えべっさん。 「えべっさん」ということで、もちろんお金の神様の七福神の恵比須なの ですが、このえべっさん、神様のくせにかなり悪い奴で、かわいい女の子に 対するセクハラ攻撃が大好きという、とんでもないやつだったりします。 そんなえべっさんの今夜のターゲットは、もちろん翼ちゃん(倉垣選手のこと)。 これに対して、翼ちゃんを守るために、正義のヒーロー、ミラクルマンが 立ち上がり、さらにはえべっさんの暴走を押さえるために、ボリショイ・キッド まで参戦して、ということで、カードを見ているだけで、かなり楽しそうな 試合でした。 まずは入場シーン。 この試合は1人ずつの入場だったのですが、後から入場のえべっさんチーム は、まずボリショイ・キッドがお馴染みの一輪車での入場。 最近は登場機会 が減っているのでこれが見れたのはラッキーだったかな。 でもって、これまたお馴染みのキャンディー配り。 サインボールと一緒で、 観客が少ない分チャンスは大きかったのですが、ここはちょっと外れてし まいました。(残念・・・。) で、いよいよ、この日からJWPに入団した(?)(入場式の挨拶より)えべっさんの入場。 これはもちろん、観客はえべっさんに賽銭して、頭を笹でなでてもらう、という 行事に参加するのですが、リングサイドを回ったえべっさん、本部席にいる 千葉社長の前に着くと、社長に賽銭を要求。 ここで社長がためらいつつも、財布を探し始めると、ボリショイ・キッドも やってきて、社長から財布を巻き上げようと頑張ったのですが、結局、 千葉社長は財布を持っておらず、賽銭(というか、献金て気もした。)強奪 は未遂に終わってしまいました。 ちょっと残念・・・。 でも、この光景を、すぐ真横で見ることができたので、ちょっと嬉しかった です。 でもって、僕もえべっさんに10円賽銭して、頭をなでてもらいました。 ちなみに、これが僕の今年の初詣です。 今年はギャンブル運が良くなりそう。 ついでに、えべっさんの賽銭箱の中を覗いてみたら、1,000円札も入っていて、 ちょっと凄かった。 この賽銭、えべっさんが遊びに使っちゃうのかな・・・? ま、そんなわけで、入場が終わり、両チームのコール。 ここで、えべっさんの体重が「83ポンド!(約38kg)」ってコール されると、両チームの選手&観客からも「違う!違う!」のコール。 でも、えべっさんいわく、「嘘やない! ダイエットしたんや!」との ことで、「正月は、餅食って、インターネットしとったからな。」って、 おいおい、それじゃあ・・・。 そんなムードの中始まったこの試合、まずはボリショイと倉垣が先発で、 お互いに華麗なテクニックを披露。 ボリショイは本当に小さな体なのに、よくここまで戦えるな、って感心させられる 一方、倉垣もごっつい体にもかかわらず、素軽い動きを披露して、この辺は 見ていて気持ちよかった。 でもって、両選手のチョップ合戦になると、倉垣チームは、ミラクルマンが 出てきて、ボリショイとのチョップ合戦に。 最初劣勢だったボリショイですが、即興で腕立て伏せをしてパワーを付けると、 ミラクルマンのチョップに見事に耐えて見せ、館内を沸かせました。 (逆に、ミラクルマンは、倉垣に「あんた、男でしょ。」って突っ込まれた けど・・・。) そんな攻防のあと、ボリショイがえべっさんとタッチして、いよいよお待ちかねの えべっさんVS翼ちゃんのシチュエーションに。 えべっさん、相手がかわいい翼ちゃんということで、まさにやる気満々。 「翼ちゃ〜ん!」と叫び声ながら倉垣に襲いかかったり、準備運動とばかりに体を回したら、ついでに腰も回したり、 倉垣に向かって構える手は思いっきりいやらしいし・・・、で、会場は大爆笑。 でもって、こっからは対女子選手でよく見せる、女子プロレス的な動き (ロープ受け身→ケンカキック→髪の毛を掴んでの投げ→フォール)を やったえべっさん、途中の「このやろー!」の叫びは、ぶっとい声で、最後フォールを 2カウントで返された時の「スリー!」のアピールは裏返った声で、動きだけ でなく、叫びでも笑いをとりました。 対して倉垣も例によって同じ動きでお返しするのですが、途中髪の毛を掴んで 投げるシーンでは、えべっさんは髪の毛がないので、代わりに耳を掴んで 投げたのがおかしかった。 (あれだけ思いっきり引っ張っても、取れないのが凄い。) で、最後のフォールは、見事(でもなかったが・・・)にブリッジして、2カウントで 返したえべっさんでしたが、倉垣がレフェリーに「3」のアピールをしなかった からか、自分で「スリー!」って言って、あわててボリショイが違う、違うって アピールして、これもおかしかったです。 その後は、これまた恒例の、腕を取り合ってるうちにダンスになっちゃった、 で、最後のポーズを取ると、毎度お馴染みの押し倒してのキス狙い。 ここは当然(?)、敵味方関係なく(レフェリーも)カットに入って、 みんなで翼ちゃんを助けたのですが、起き上がったえべっさんは、懲りずに 「姉さ〜ん!」と、今度はボリショイを押し倒しました。 で、今度はリング上の選手、レフェリーだけでなく、セコンドもみんな 雪崩れ込んできて、えべっさんにストンピング。 この時、最後まで執拗にストンピングをくらわせ続けたのが、セコンドの 宮崎だったのですが、起きあがったえべっさんが、次のターゲットとばかりに、 宮崎も押し倒そうとすると、 「うげっ、見てはいけない物を見てしまった! 気持ち悪ぅ〜。」 ということで、宮崎はえべっさんにとってはセクハラしたくない相手でした。 (が、オチでした。) この屈辱(?)を晴らすべく、宮崎とえべっさんの 間に、新たな遺恨が勃発・・・、ってことはないだろうな・・・。 ま、そんな事をしているうちに、ミラクルマンチームは、倉垣からミラクルマンに スイッチ。 この瞬間、「あれ、翼ちゃん? なんや、やる気なくしたわ・・・。」と、 あからさまにやる気をなくしたえべっさん。 わかりやすくて、いいキャラです。 もちろん、ボリショイがちゃんとしなさい!ということで、叱ってました。 この後も、大阪プロレス的なお笑いのシーンが続出。 えべっさんがミラクルマンに首4の字をかけると、すかざす倉垣もえべっさんに 首4の字。 で、最後のボリショイが、ミラクルマンの足を持って3人まとめて の逆エビを狙うのですが、さすがに重く失敗。 そこで、レフェリーを呼んで、腕を取り合っての運動で腕を鍛えると、 今度は見事に成功。(もちろん、先頭になった倉垣がロープエスケープ) また、ミラクルマンに対して、ボリショイがピエロなダンスをして茶化すと、 えべっさんも一緒になって踊ってたのもおかしかった。 ボリショイのは かわいい、って感じだけど、えべっさんのは・・・。 あと、恒例の欽ちゃんジャンプは、ボリショイが音頭を取ってやりました。 で、こっからは結構激しい技も出た中、最後はボリショイが倉垣を丸め込んで フォールしましたが、それまで半分寝ていた感じだった僕も、この試合で 完全に目が覚めました、ってくらい楽しかったです。 会場はJWPだったけど、まさに大阪プロレスって感じの試合でした。
そして、いよいよメインイベント。 メインイベント:「HEART BEAT 〜永遠のライバル総当たりリーグ〜」公式戦(30分1本)日向あずみVS輝優優前の試合が思いっきりお笑いな楽しい試合だったのに対し、こっちは思いっきり マジな試合を期待していました。 というのも、JWPの頂点に立つ両選手の一騎打ち。 しかも、このリーグ戦 の本命と対抗と見られてるライバルの一戦ということで、現在のJWPでは 1番といっていいほどの極上カードでもありました。 これまでの両選手の星取りは、日向はこれは初戦。 対する輝は、初戦 天野に負けてしまい、まだ勝ち点「0」。 もうこれ以上負けられない輝は、なんとして最大のライバルの日向を 負かして、決勝に残りたいところでした。 試合の方は、右膝を痛めてる日向が、いきなりスパート。 静かな展開というのとは全く正反対な立ち上がりで、ものすごい激しい 攻めを見せると、輝は防戦一方に。 でもって、長期戦になると不利と見たのか、開始5分も立たずに、フィニッシュ 宣言。 これが決まれば日向が勝っていたかもしれませんが、結果的にこの攻撃を 耐えきった輝が、こっから日向の膝を攻めると、後は一方的な輝のペースに。 この輝の膝攻めは、本当に徹底していて厳しいもので、膝を痛めてる 日向は大ピンチに。 それでも、コーナー上でのエルボー合戦では輝に打ち勝って、まだいけ そうなところを見せた日向ですが、その後やったダイビングプレスを、 膝を蹴られるという形で迎撃されると、そのまま4の字固めをくらってしまい、何とかロープに 逃げようと頑張ったのですが、ロープまであと1mもないような所まで来て 力尽きてしまい、無念のギブアップ。 JWP頂上決戦ということで、両選手の力と力がぶつかり合うような 展開を予想していたのですが、意外なまでの輝の圧勝、日向の惨敗という ことで、この結果には正直ビックリしました。 試合後は、輝が、 「おい、日向、お前それでもチャンピオンか? このリーグ戦、私は 必ず決勝に残る。 だから、お前も必ず勝ち上がってこい。 そこで、 お前の持ってるJWP無差別級のベルトをかけろ! もし、決勝に残れなかったら、 ベルトを返上しろ!」 と、マイクアピール。 日向も、「ふざけるな!」と、立ち向かおうとしたのですが、膝が言うことを きかず、結局セコンドの肩を借りての退場で、試合後のツーショット撮影も 中止になるというくらいの大ダメージを負ってしまいました。 この試合によって、日向と輝の間に、新たな抗争が生まれたのは、良かった ですが、それにしても日向の膝が心配です・・・。(果たして、リーグ戦を 乗り切れるのか?)
試合後は、ツーショット撮影があったので、最後まで会場に残ることに。 ここで、入場式でもらったカラーボールのサインが誰の物なのかを調べる ために、周りにいたファンの人に見せてみたところ、ほとんどの人が 「誰これ?」状態でした。 その中で、1番強かったのが「春山っぽい。」 で、スタッフの人が通りかかったので、ボールを見せてみたら、 「汚ったねぇ字! 字が汚いのは、春山だよ。」 ってことで、ここでも春山説が有力に。 なもんで、ツーショット撮影のためにやってきた春山選手にボールを見せて、 「これって、春山さんのサインですか?」って訊いてみたら、 「ビンゴ!」 ってことで、どうやら僕のゲットしたのは、春山選手のサインボールでした。 その後は、倉垣選手とのツーショット撮影。 でもって、握手もしてもらえたし、撮ってもらった写真にサインも入れて もらったりしましたが、倉垣選手って、雰囲気いいなぁ、って思っちゃい ました。 そして、最後だったボリショイ選手の番まで結局付き合って、それから 帰ろうとすると、出口付近で天野選手が帰るのに遭遇。 結局出待ちモードにまでなっちゃいました。 で、帰り口では、アンケートを渡したら、みかんをくれたし(かなり余った みたいです。)、「ポスターが欲しい。」って頼んだら、ポスターももらっちゃった しで、なんかすっごい試合以外で楽しませてもらっちゃいました。 で、エレベーターで1階に下りると、ちょうど春山選手と出くわしたので、 「お疲れさまでした。」って挨拶して、会場の外に出ると、ちょうどトラックに リングを片づけてる選手達がいました。 市川選手は、ここでもマスクをしたまんまだったのが、ちょっと印象に 残ったけど、会場ではツーショットの待ち時間の間、ずっとリングの解体 (主に、米山選手、渡辺選手が担当)を見ていたりで、こんなに遅くまで 会場に残ったのは初めてでした。 考えてみたら、プロレスって試合を見るのも楽しみだけど、プロレス団体の 活動を見に行くというか、イベントに参加するみたいなのが楽しいんだな、って 実感。 この辺が、テレビでの観戦との最大の差であり、プロレス観戦が やめられない最大の理由かな、って思いました。 それにしても、JWP、雰囲気がとっても良かったので、また見に行こうかな、 って思ってます。 ■会場で見つけた「いい!」選手■今回はちょっと迷いました。というのも、はっきりいって、今日は特別に印象に残った選手がいるわけ でもなかったし、試合内容的にもMVPみたいな選手を選びにくいな、 って感じだったしなので、このコーナー、1回お休みにしようかな、なんても 思いました。 ただ単に印象に残った!というのであれば、サインボールをもらった 春山選手、とっても賑やかな人で、楽しい人だったし、ツーショットを 撮った倉垣選手は、めっちゃかわいいし、雰囲気も良くって、もろ俺好みだし、 米山選手は、本当にいい雰囲気の持ち主で、いつもニコニコしていてJWPのマスコットみたいな 感じのキャラだったし・・・、でそれぞれ良かったんですけど、一応この コーナーは、試合を見てての感想なので、以上のことのようなリング外での ことは外す、という原則でやっていこうかな、と思い、今回は迷ったあげく、 ボリショイ・キッド選手の紹介にします。 今日、ひいき目無しに見てみた場合、間違いなく1番良かったな、って 感じるのはボリショイ・キッド選手だと思います。 ただ、ボリショイ選手の場合、いつもはマジモードのコマンド・ボリショイ 選手として戦っているので、正直このコーナーで取り上げるかどうか迷ったけど、 最近はコミカルモードのボリショイ・キッドは出番が少なくなっているので、 今回紹介しちゃいます。 ボリショイ・キッドというのは、ロシアのボリショイサーカスのピエロが モチーフなキャラで、一輪車で入場して、観客にキャンディーを配って回り、 試合になるとピエロな踊りで観客を沸かせる、というキャラクターです。 このボリショイ・キッドを演じる、コマンド・ボリショイ選手は、本当に 体が小さく、それでいて細身なので、どこにあのパワーがあるのか不思議な のですが、並み居る大型選手にも負けずに、JWPの無差別級のベルトを 巻いたりもした実力派です。 また、「アルシオン」という団体では、第3のキャラとして、「PIKO」という リングネームでも活躍。 3つの顔を使い分けるボリショイ選手なのですが、今回登場したボリショイ・キッドが、 1番最初に始めたキャラで、僕にとってはなんか懐かしさもあるキャラクターです。 観客にプレゼントしながら入場するレスラーは、最近では何人かいますが、 ボリショイ・キッドの登場した頃は、結構珍しかったんじゃないかな。 (この辺、記憶が曖昧なんで、はっきりとは言えないです。) そういった意味では、観客とコミュニケーションを取れるキャラとして、 これからも大事にして欲しいですね。 ボリショイ選手、現在ではJWPで最古参になってしまいましたが、 若手選手よりも若いんじゃないかってくらい若々しいので、まだまだ 頑張ってやって欲しいです。 ちゃんとした技の紹介とかは、マジモードのコマンド・ボリショイ選手と しての紹介にとっておくとして、今回はボリショイ・キッドという選手は、 本当に楽しいキャラクターなんだ、ってことを最後に書いておきます。 ということで、今回はボリショイ・キッド選手の紹介でした。 |
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