このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  NEO板橋大会レポ
2002年2月23日(東京・板橋産文ホール)  
   
 前回の板橋大会(2/8)で、遂にデビューした甲田社長。

 そこでは、パートナーの八木に裏切られ(?)、タニーをはじめとする NEOの選手からは、思いっきりいじめられるというひどい目に遭わされたの ですが、その後の流れの中で、次の大会では、誰かパートナーを見つけて 皿洗いバトルに参加するか、それが嫌なら八木とシングルという風な形に なってしまい、その結果、今回の板橋大会でも試合をすることが、 本人の意思とは全く関係なく決定して しまいました。

 なもんで、前回からの続きが気になる僕としても、これは見届けなければ、と 思い、チケットを購入。 で、見に行くことに決定しました。

 この日は、電車賃を浮かすために、家から東武東上線の朝霞駅まで自転車で 行き(約1時間)、そこから東上線で板橋に向かいました。

 会場の産文ホールの最寄り駅は「大山」なのですが、朝霞から大山まで だと240円、でも、1つ手前の中板橋までだと190円ということで、 ここでもちょっとけちって1つ手前の中板橋で降りて、産文ホールまで 歩きました。 歩いてみたら、そんなに遠くなかったので、良かったです。

 で、会場入り。

 今回はリングサイド3列目での観戦でした。 にしても、土曜日という こともあるのでしょうが、今回は客入りがなかなか良かったです。 NEOの 人気が定着してるのを実感しました。

 あと、会場では、BGMとして、僕が時々イベントを見に行くAceFileの歌 が流れていて、ちょっと嬉しかったです。

 で、完全に恒例と化した告知はがきと生写真の交換は、今回はダブルユカ (椎名&仲村)の写真をもらってきました。 これで、残すは元気選手のみ。

 で、いよいよ試合開始です。


 試合前、まずは甲田社長が入場。 

 その格好は、前回に続いてモーニング娘。応援スタイルで、上着の赤の ハッピは、前面に「りかっち最高!!」、背中には「あいぼん14歳おめでとう!!」 と書かれていて、その下にはTシャツ。
(前回は、13人全員の顔が入っていたのですが、今回は誰か個人の顔写真 Tシャツでした。 ただ、誰のだったかは確認できませんでした。)

 で、ペンライトを持ってたのですが、前回に加えて、今回はお面まで被って 入場。 はっきり言って、格好悪さのグレードがアップしてました。

 そんな格好の甲田さんが、まずはいくつか告知を。

 次回の板橋大会(3/3)は、当日、いつもお世話になってるJWP、Jd'、 大日本といったところが別の会場で試合を行うので、NEOは試合を組めるのか、と心配 してる人がいるかもしれませんが、2試合だけカードが決まったので発表 します、ということで発表されたのが、宮崎vs吸血鼠魔女デビラッツの試合と、 タニーvsポリス・ウ〜メンの試合でした。

 両方ともお笑い系の試合が期待できるということで、ちょっとおかしかった けど、考えてみたら、僕はその日は大阪プロレスを見に行く予定なので、なんで そんな日に、大阪プロレスのポリス・ウ〜メンが来るんだよ〜、ってちょっと 不満も・・・。

 あと、今後のNEOの興行日程も発表されました。

 まず、4/29に大阪初開催ということで、会場はあの大阪プロレスの 本拠地「デルフィンアリーナ」。 大阪プロレスとダブル or 絡むのなら行ってみたいな、 って思いました。

 続いて、5/3にまた後楽園で開催。 これは楽しみです!

 で、それで終わらず、翌4日、さらに次の5日と2日続けて板橋で試合。

 おお〜、凄い攻勢だなぁ・・・、と思ったら、さらに次の週の12日、13日 と2日続けて北沢大会。

 こんだけあると、どれを見に行くか迷っちゃいますね。 思い切って全部 行くというのもいいかも、ってちょっと思ったりもしたけど、 試合のやりすぎで質が低下するのがちょっと怖いなぁって感じもしました。

 ま、なんにせよ、ここでコケないように頑張って下さい!


 ということで、これで仕事が終わったかのようにリングを降りようとする 甲田さん。 

 と、そうはさせない!とばかりにNEOマシンガンズが入場して、甲田さんを リングに引き留め、肝心の皿洗いバトルの甲田さんのパートナー「X」は 誰だ?と訊くと、最初は「やっぱりやるんですか?」みたいに逃げ腰だった 甲田さんですが、ちゃんと連れてきてます、ということで、パートナー「X」の 入場。 その時流れたテーマ曲は、12/7後楽園でも流れたあの曲でした。
 

第1試合:皿洗いシリーズ完結編・4WAYタッグ (時間無制限・負け残り)

 NEOマシンガンズ vs 仲村由佳、つぼ原人 vs 下田美馬、チャパリータASARI vs 甲田哲也、X

 試合に行く前に、もう1度ここまでの流れをおさらいしておきます。

 この試合は、井上京子選手の経営する居酒屋「スーパーあかゆ」の皿洗いは 誰なのか?というのを決定するために行われるバトルなのですが、元々 皿洗いをしていたタニーが、1/11のトーナメントで京子と戦った時に、 勝ったら皿洗いを免除して下さい、とお願いしたところ、負けてしまい、 一生皿洗いが決定したのですが、それはあまりなんで・・・、ということで、 もう1度チャンスをもらい、1/27の無料興行のNEOマシンガンズvs京子&松尾戦 で勝ったら、免除して下さい、とお願いしたにもかかわらず、そこでも 負けてしまったところから始まりました。

 で、この試合で一緒に負けた宮崎も一生皿洗いが決定したのですが、同日の 夜に行われた宮崎&マルセラvs椎名&仲村の試合で、宮崎が仲村に勝ったら、 今度は仲村が皿洗いに。

 さらに、2/1の京子&仲村vs下田&ASARI戦では、下田組が勝てば、 飲み放題、負ければ1日皿洗いという条件でやって、下田組が負けてしまったために、 下田&ASARIも皿洗い・・・、なんてやってくうちに、現在の皿洗いが 誰なのかわからなくなってしまったらしく、ここで当事者を全部集めて、 もう1度はっきりさせようというのがこの試合でした。

 試合の形式は、勝ったチームから抜けていくという方式で、最後まで 負け残った2人が今後一生皿洗いに決定!というものでした。

 ちなみに、つぼ原人、甲田社長、甲田社長の連れてくるパートナー「X」は、 この抗争とは全く関係なく、単なるとばっちりをくらった連中です。

 で、話を元に戻すと、甲田さんの呼んだパートナー「X」は、唯我でした。

 ま、どうせ大物なんかくるはずないって思っていたので、ある意味予想通り でしたね。

 で、リングインする唯我。

 と、またまたNEOマシンガンズから「あんた誰?」って訊かれてしまうと、 「いい加減覚えて下さい。」って言ってから、甲田さんにマイクを持たせて、 「I am 唯我!」といつものポーズ。

 そんな唯我は、甲田さんに対しても、「甲田さんには指1本触れさせません から。」と宣言。 それに対して甲田さんは「この前もそんな事言われて、 駄目だったんですけど・・・。」と不安そうでした。

 続いて、この試合を裁く特別レフェリーの井上京子の入場。 

 そして、「ウルトラQ」のテーマ曲に乗って、つぼ&仲村が入場。

 ここはつぼだけでなく、仲村もつぼっぽいメークをして、骨を持っての 入場でした。

 で、リングインすると、レフェリーの京子が、つぼを指して「ちょっと由佳、 何これ?」って質問。

 それに対して、「お友達のつぼ原人。」って答える仲村。

 で、「皿洗いできるの?」「たぶん、できると思うよ・・・。」 「やだよこんなの・・・。」ってことで、仲村が「じゃあ、ひいきして下さい。」 ってお願いしたら、京子もそれを快く了承して、ここに密約(でもないか)が結ばれました。

 そして下田&ASARIが入場すると、いよいよ試合開始。

 で、その前のコールの時は、相変わらず甲田さんにはものすごい数の紙テープが 飛んでました。


 試合の方は、タッグバトルなのですが、コーナーに下がったのは甲田さんだ けで、事実上のバトルロイヤルな展開でスタート。

 まず最初に狙われたのは、当然とも言うべきか甲田さんでした。

 リング下に逃げる甲田さんに対し、あとの3チームの選手が無理矢理 リングに引きずり上げようとすると、そうはさせないとばかりに唯我が 立ちはだかるのですが、6対1ではかなうはずもなく、簡単に蹴散らされると、 全員で甲田さんをリングに上げてストンピング攻撃。

 つうわけで、4チームの対戦という感じではなく、全員が受け狙い、自分が 1番目立とう、って感じで、ここから先、ずっとお笑いな展開に。

 ということで、いくつか印象に残った場面を書いてみますと、

 まず試合前に密約を交わした京子と仲村ですが、仲村やつぼがフォールの 体勢に入ると、ものすごい高速でカウントを取るレフェリーの京子。

 対して、仲村組がフォールされると、ものすごいゆっくりなカウントを 取ったので、当然他の選手からは不満が・・・。

 それから、つぼ原人のホイップで、各選手が次々にコーナーに串刺し攻撃を。
(被害者は唯我だったような気がします。)

 そして、5人を投げきったつぼが、最後にレフェリーの京子を呼ぶと、 そのまま京子もホイップ。

 と、レスラーの血が騒いだのか、京子は串刺し攻撃を決めると、そのまま 相手を投げ捨て、フォールの体勢に。

 ここで、つぼが3カウントを取り、まず最初の勝ち抜けはレフェリーの 京子でした・・・。(って違うか!)

 それから、つぼがこの人数にも関わらず、リング中央に寝て寝技に 誘い込もうとすると、当然他の選手からストンピングを受けたのですが、 この後、なぜかこれを他の選手がトライしてみるという展開に・・・。

 まず、宮崎がリング中央に寝てみたところ、つぼがすっと動いた瞬間に、 怖がってエスケープ。

 続いて、タニーが促されてリング中央に寝たら、これもつぼがちょっと 動いただけで逃げだしちゃいました。

 そして、マシンガンズからリクエストを受けたのが、下田。

 で、下田も度胸試しで寝てみたら、ここでまっ先に下田を襲ったのが なんとパートナーのASARI。

 続いて他の選手も下田に襲いかかり、全員でフォールって感じになったので すが、下田がちょっと待って!って感じで間を取ると、ASARIに向かって 「同じチームじゃん!」と文句を。 それに対してASARIは、「ああ、そうだった。」 って感じで、もしかしたらバトルロイヤルと勘違いしてたのかも。
(確信犯という説が有力ではありますが。)

 それから、お馴染みのタニーの寝てる相手の上をひら〜りと飛び越えていく 攻撃。

 これも、他の選手も続いてトライしました。 で、みんな最後のフィニッシュを いろいろと考えながらやっていき、唯我は「I am 唯我!」のポーズをしたり、 宮崎はわざわざ肘のサポーターを外してエルボーをしたり、下田に至っては、 相手を起こして踵落としを決めたりしたのですが、ひと通り全員がやった後、 最後1人残ったのが甲田さん。

 ここで会場からのものすごい「甲田!」コールに応え、甲田さんもこれに トライ!・・・したのですが、フィニッシュの前に他の選手に捕まって しまい、またまた袋叩きにあってしまいました。
(ちなみに、レフェリーの京子も、各選手が飛び越えるごとに、ひら〜りと 一緒になってジャンプしてました。)

 ま、そんな感じで、試合はとっても楽しい雰囲気で進んだのですが、この後は 場外戦。

 ここで、つぼ原人が甲田さんを捕まえて、会場内を引きずりはじめたのですが、 ちょうど僕のいた所からは正反対だったので、見にくいな、なんて思って たら、いきなり自分の隣に宮崎が飛んできて、そっからは避難する羽目に。

 う〜ん、甲田さんがいじめられるの・・・じゃなくって、戦うところがもっと 見たかったのにぃ・・・。

 こ〜んな試合なもんだから、当然フィニッシュも普通な終わり方じゃなかった です。(ちゃっとしたフォールに入っても、他のチームの選手に簡単にカット されちゃいますしね。)

 まず最初のフィニッシュシーンはというと、NEOマシンガンズが、最近よく 見せる組体操の「扇」をつぼに決めたところ、下田とASARIが、マシンガンズの 2人の先に加わった時、つぼがタップ。

 う〜ん、これはどっちが勝ち抜けたんだろう?って思ったら、レフェリーの 裁定は、先の方にいた下田組の勝利ってことで、これはなんかスッゲー特な 感じの勝利でした。
(当然、先に技をかけたNEOマシンガンズは不満そうでした。)

 それにしても、決まり技が「扇」ってのは・・・。

 で、ここで勝ち抜けた下田とASARIは、そのままリングサイドの空いてる席に 腰を下ろして、試合観戦。

 これが、ちょうど僕の目の前の席だったこともあって、ずっと表情とか 見ていたのですが、この2人、本当に楽しそうに観戦してて、特に下田は 甲田さんに対してヤジったり、コールを送ったりですっごい楽しそうでした。

 試合の方は、こっからは3WAYバトルってこともあって、かなりわかりやすい、 というか見やすい展開に。

 で、マシンガンズに対して、串刺し攻撃をするつぼと仲村ですが、つぼが 仲村を投げた後、続いて唯我もコーナーに振ったら、唯我はコーナーに着く前に 止まって、また「I am 唯我!」ってやったら、これは会場大爆笑でした。

 で、2つ目の勝ち抜けチームはつぼ&仲村。

 これは、つぼが宮崎からバ〜ミヤン・スタンプでフォールを取ったのですが、 わからない人のために書きますと、バ〜ミヤン・スタンプっていう技(という ほどのものでもないですが・・・)は、寝ている相手の顔の上に腰をおろして、そこで オナラをするというとっても臭く、やられてる人がかわいそうに見える技 です。

 これが見事に(?)決まって、つぼ&仲村も勝ち抜け。

 ここからは、NEOマシンガンズvs唯我&甲田の展開に。

 ということで、当然甲田さんがいる分、唯我チームが不利かな、って 展開だったのですが、ここで奮起したのが甲田さん。

 それまで逃げ回っていたのが嘘かのようにやる気を見せると、まずは リング下のタニー目掛けて飛び技にトライしようとしました。

 唯我がタニーを押さえる間に、コーナーに昇った甲田さん。

 期せずして、会場からは大「甲田」コール。

 でも、コーナーの上で飛ぶのをためらってる間に、宮崎がロープをゆすると、 そのまましゃがみ込んでしまい、これは失敗。

 それでも、今度は宮崎がフォールに来るところを、逆に逆さ押さえ込みを 決めて、会場は大歓声!

 これを返されると、今度は宮崎に対して何とサソリ固めにトライ。

 しかも、ガッツポーズ入り!

 この瞬間が、もしかしたらこの試合の最大のハイライトだったのかも しれませんが、これを当然の如くあっさりと切り替えされると、後は宮崎の スピニング・トゥ・ホールドの前にギブアップ。

 結局、甲田さんと唯我が最後まで負け残ってしまい、一生皿洗いに決定。

 ここでつぼが控え室からスポンジと洗剤まで持ってきて、これでひとまず 決着ついたかな〜って思ったら、店長の京子が、「みんな、そんなに皿洗い 嫌なの?」って悲しい声で言うと、みんな口を揃えて「そんなことないですよ。」 「毎日は嫌だけど、1週間に1度くらいなら・・・。」なんて 言って、結局は「じゃあ、みんな交替でやろう!」という風に決まりました。

 そして、最後はなぜか仲村のテーマ曲「5・6・7・8」に乗ってみんなでダンス。
(下田&ASARIは、この時点で控え室に戻りました。)

 ということで、この皿洗いバトルは、最後はとっても平和的に解決しました。 ただ 1人、リング下でうずくまっていた甲田さんを除いて・・・。


 とまあ、こんな感じの試合だったのですが、最初は4チーム8人が入り乱れて の戦いだったので、すっごいわかりにくいというか、ごちゃごちゃしちゃって 見にくい感じの試合だったのですが、すっごい楽しかったです。

 特に、最初に勝ち抜けた下田&ASARIが、最後まで試合を見届けていたのですが、 その表情は本当にこの試合を楽しんでるな、って感じだったのを見ても、 選手もみんな楽しんでやってたな、って感じがしました。

 まあ、マジな部分が無いに等しかったので、これをメインでやるのは どうかな、とは思いますが、前座戦線ではこれからもこんな感じの試合を やって欲しいな、って思います。

 最後に、2大会に渡って、試合をさせられた甲田さん、本当にお疲れさま でした。 マジでおもしろかったです!

下田美馬
チャパリータASARI
13分27秒
仲村由佳
つぼ原人
 
 
 
仲村由佳
つぼ原人
15分40秒
バ〜ミヤン・スタンプ
からの体固め
タニー・マウス
宮崎有妃
 
 
 
タニー・マウス
宮崎有妃
18分8秒
スピニング・トゥ・ホールド
甲田哲也
唯我

 

 ※甲田組の敗戦

 

第2試合:シングルマッチ(30分1本)

 元気美佐恵 vs 八木淳子

 ここんとこ、ヒールなキャラでNEOマットに定着しつつある八木。

 今回の対戦相手は、大型の元気ということで、女子プロレスを代表する 大型ファイター同士の一騎打ちとなったのがこの試合でした。

 過去の対戦成績は1勝1敗の五分だそうですが、やはり今までの実績を 見ると、八木が元気に対してどこまでやれるか?が見所かなって思いながら 試合を見ました。

 試合の方は、いきなり大型選手同士の力比べからスタート。

 その後、チョップ合戦、ラリアート合戦、張り手合戦と、本当に迫力の あるたたき合いが展開されたのですが、全体的にここでリードしたのは元気。

 しかし、打ち負けてた感のあった八木も、ものすごい張り手を見舞うなど、 最終的には互角な展開に持ち込みました。

 その後は、お互いの得意な大技の仕掛け合い、耐え合い。

 中でも、八木が大外刈りを再三狙うのですが、元気がこれを許さないとばかりに ずっとこらえたシーンは、見応えありました。

 そして八木が頑張って、遂に元気を投げると、倒れてる元気に 対して、「ほら、どうした!」とばかりに、頭を踏みつけていくと、ここら辺は 八木がいい感じで、好勝負の予感がしたのですが、その後、元気の反撃を くらった八木が、そのままラ・マヒストラルで丸め込められると、そのまま カウント3が入ってしまい、試合は元気の勝利。

 正直、終盤の打ち合いというか、お互いのラストスパートの掛け合いみたいな 展開を期待しただけに、最後八木にはもうひと踏ん張りしてもらいたかったな、 って気はしました。

 試合後は、勝った元気がマイクで、「八木、そんなでかい図体して、こんな もんじゃないだろ! こんなんじゃ、元気は倒せないぞ!」とマイクアピール。

 そして、「もう1回やってやる!」ともう1度チャンスを与えたのですが、 ここで八木が何かリアクションをするかな〜、って感じで見たのですが、 結局そのままおとなしく控え室に帰ってしまったのもちょっと残念でした。
(何でもいいからやり返してくれれば、もっと盛り上がったのになぁ・・・。)

 でも、前半戦の力比べ、殴り合いの場面は本当におもしろかったので、 この2人しかできないパワー合戦はこれからも期待したいです。

元気美佐恵9分23秒
ラ・マヒストラル
八木淳子
 

第3試合:シングルマッチ(30分1本)

 田村欣子 vs 椎名由香

 NEOのチャンピオンとして君臨するタムラ様。

 そんなタムラ様に年頭のトーナメントで黒星を付けたのが、椎名。

 ということで、是非ともリベンジを果たしたい田村の希望で実現したのが このカードでした。

 この試合、ベルトが掛けられてもおかしくはないシチュエーションだったの ですが、これは椎名の実績不足ということで、今回は見送り。

 ということで、椎名としては、ここでもう1度田村を負かして、今度は タイトルマッチを行いたいところでもありました。

 試合の方は、序盤はグランドで静かな攻防。

 しかし、寝技となると、やはり田村の方が1枚上手って感じで、ここでは 圧倒的に椎名をリードする展開に。

 椎名も、得意な関節技を見せますが、田村の牙城を崩すまではいきませんでした。

 その後、スタンドの攻防になると、椎名もフライングラリアートを連発 したり、田村の脚を蹴ってテイクダウンさせ、スリーパーやチキンウイング・フェースロック を決めたりして徐々にペースを掴みかけると、対する田村もそうはいかない とばかりに、ダブルリスト・アームサルトを決めると、続いて必殺の チェーン・リストの体勢に。

 しかし、ここは椎名が踏ん張って、試合は終盤戦に。

 ここで、椎名が田村を寝技に誘うと、フロントネックロックに。

 これが決まった瞬間、田村が椎名の肩を2回叩いたので、タップしたのかな、 っていう場面がありました。

 しかし、レフェリーが見逃したのか、それともチョークだったので認めなかったのか、 ギブアップは認められず、逆にマットに両肩がついた椎名の方にカウントを 取ったので、椎名があわてて「2」で返してる間に、技が外れて、田村と しては命拾い。

 この後、椎名は何の抗議もしなかったので、何もなかったのかな、とは 思いますが、ちょうど田村が椎名の肩を叩いたのが真っ正面に見えたので、 一瞬ビックリしました。

 その後、さらに攻め込もうという椎名に対し、田村が関節技で逆襲。

 この時、椎名の靴の紐がほどけていたので、締め直さないと 危険じゃないかな、なんて思ってるうちに、田村の関節技(ゆりかもめ)が 決まって、椎名がタップ。

 結果的には、田村がチャンピオンの意地、貫禄を見せつける結果になりましたが、 椎名の一瞬の切り返し技も見事で、好試合って感じの試合になりました。

 間違いなく、この日のベストバウトでしたね。

田村欣子15分2秒
ゆりかもめ
椎名由香



 ここで休憩。

 この日は、売店で元気選手がチケットを売ってました。

 で、まずはパンフレットにサインをしてもらって、それだけじゃ悪いかな、 とも思ったので、観戦を予定している3/12の北沢大会のチケットも 買いました。

 そして、いよいよメインです。  

メインイベント:シングルマッチ(30分1本)

 井上京子 vs X

 当初は、後日発表となっていた京子の対戦相手ですが、結局は当日まで 発表されず、「X」ということに。

 ただ、チャンピオンの田村を差し置いてのメインということで、かなりの 大物の参戦もちょっと期待できました。

 まずは、京子が入場。

 で、続いて対戦相手の入場ですが、ここで流れたテーマ曲は、下田の物。

 ということで、下田がいつものようにピンクの椅子を持って、ASARIと 一緒に入場。

 そんな下田に対し、京子は、「NEOのために2試合してくれるの? ありがとう。」

 って感じで、歓迎ムードもあり、僕もそういうことだったのか、みたいな 感じもちょっとあったのですが、でも、そういうわけないよな、って気の 方が強くって、果たしてこのまま試合が行われるのかどうか、疑問でした。

 で、選手コール。

 ここで普通なら青コーナーからコールされるのですが、先にコールされたのは、 赤コーナーの京子。

 この日も、頼まれた紙テープを投げ込んだのですが、あれ?赤コーナーから コールするの?って思ったら、続いて青コーナーのコールの時に、下田が 「ちょっと待った。」ってコールをストップ。

 そして、「NEOのために2試合もするわけないだろ! 皿洗い免れた だけで十分なんだよ。 今日は、花束嬢で来たんだ。」と、マイクアピール。

 なので、京子が下田の横にいたASARIに、「じゃあ、お前か?」って訊くと、

 ASARIは急にせき込んで「ちょっと風邪気味なんで・・・。」と、こちらも 試合を拒否。

 で、やっぱり下田なのかって思って下田を見ると、「チャパの風邪が うつったみたいで・・・。」と間違いなくやる気なし。

 じゃあ誰なんだ?と思ったら、下田がマイクで、「出番ですよ、三田さん!」 と呼ぶと、なんと下田とラスカチョを組んでる三田が入場。

 これは、もしかしたらって気もしてたけど、実際に実現してみると、 やっぱりビックリと同時に嬉しくって、場内大歓声でした。

 でもって、三田がリングインすると、下田がちゃんと花束を渡して、 この突然組まれたビッグマッチがスタート。

 女子プロレス界を代表するパワーファイターの2人。 そして、かつて NEOの前身のネオ・レディースの選手だった三田の、NEO初登場。

 というものすごいシチュエーションの中での試合は、のっけから両選手が 大技を連発。

 京子がいきなりナイアガラドライバーを出せば、三田もデスバレー・ボムで 反撃という展開になったのですが、ここで京子がフォールにはいると、セコンドに ついた下田とASARIが、ことごとくカットに入る展開に。

 さらに京子が技を掛けようとロープに飛んだら、後ろから椅子で攻撃するわで、 事実上1対3という展開に怒った京子は、場外戦になると、対戦相手の 三田ばかりでなく、下田とASARIも蹴散らして大暴れ。

 でも、リングに戻ると、反則お構いなしの三田組(って書いちゃいます)に 手こずり、最後はASARIが京子の後ろから不意打ちのミサイルキックを決めると、 そのまま三田がラ・マヒストラルで丸め込んで、わずか3分ちょっとで フォール勝ち。

 試合後も、さらに京子を挑発。 で、ASARIが「京子さん、これで NEOの裏切り者が3人になりましたね。」って言うと、あとは一目散に 控え室に向かって走って逃げる三田、下田、ASARIの3人。

 それを京子が追いかけ、結局控え室の方に4人の姿は消えました。

 それにしても、3人の逃げ足も速かったけど、それを追いかけた京子も速かったなぁ・・・。

 観客もこれで終わりなのか、それとも延長戦があるのかわからなかったので、 しばらく席にいたら、石田リングアナの「本日の試合は全て終了しました。」 のアナウンス。

 う〜ん、NEOの場合、休憩の後にメインが1試合だけって興行スタイルなので、 メインが短いと変なインパクトがあるなぁ・・・。

 そんな事もあってか、観客からは不満そうな「え〜っ!」って声も 一部上がったのですが、そんな中、下田とASARIがいきなり戻ってきて、 「忘れ物、忘れ物。」って椅子とか三田のガウンとか取りに来たのは 笑えました。(乱闘してたんじゃないの?)

 ということで、この抗争の決着は、次回に持ち越しってことで、本日の 試合は終了。

 ま、こういった物語のスタート的な試合もNEOの持ち味かなって感じで、 こんなひどい試合(になってなかったけど)にも関わらず、僕はかなり 笑って帰りました。 大多数の客もそうじゃなかったんじゃないかな。

 とりあえず言えることは、この試合が最初っから京子vs三田って発表 されてなかったので、試合前の京子と下田&ASARIのやり取りだけで十分 楽しかったです。

三田英津子3分3秒
ラ・マヒストラル
井上京子



 試合後は、メインが早く終わってしまったせいか、いつもよりもみんな ゆっくりした雰囲気でした。

 ということで、売店でいろいろと選手と接触をはかることに。

 まずは、宮崎選手に、この間もらった写真にサインしてもらいました。

 続いて、ASARI選手と、唯我選手に、12/7後楽園の時のパンフレットに サインしてもらいました。

 唯我選手のサインは、「あいあむ唯我」って書いてあって、笑えました。

 そして最後に、椎名選手に、この日もらった写真にサインしてもらってから、 会場を後にすると、ちょうど京子選手が帰宅するところに出くわしたので、 「お疲れさまでした!」って挨拶をして、会場を後に。

 帰りも、1つ隣の中板橋駅まで歩いて、そこから朝霞に出て、自転車で 帰りましたが、今日も笑わせてもらったな〜と満足に帰りました。

■会場で見つけた「いい!」選手■

 は、今回もお休み・・・。

 楽しみにして下さったみなさん、すみませんです・・・。
(なにぶん、NEOばっか見てるもんで、ネタが・・・。)

  

戻る




このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください