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40おやじのみちのく一人旅 その3

平成17年8月4日(木)

今日は大曲7:01の田沢湖線に乗り盛岡まで行ってみよう。
昨日は朝から晩までちょくちょく呑んでいたので、何となく頭がボーとしている。大きな風呂でシャワーを浴び気持ちと体をシャッキ!!とさせる。
大きな風呂での朝シャワーは何とも気持ちが良い。

それにしてもあづま旅館は凄いな〜。


あづま旅館男風呂

どう見てもアパート

大曲駅、殺風景です

今日は最初からボックスシートだ。田沢湖線は山間を結構スピードを出して走る、走る。
電車の中でiモード検索したが八戸駅前のホテルはヒットしない、また、盛岡もないぞ。
そして、明日の仙台もない。やっぱり行き当たりばったりはダメなのか。少々、不安になる。

焦ってもしょうがないので車窓を眺める。
電車の窓ガラスが朝露で曇り、何気ない光景が幻想的な光景となる。


左はボックス、右は一列のシート
山沿いに田んぼ幻想的な光景

盛岡到着。さー、どこに行こうか。ホテルの当てはどこにも無い。
やっぱり、18切符じゃ乗れない”IGRいわて銀河鉄道”に乗って、当初計画どおり八戸へ行ってみよう。

銀河鉄道は意味も無く(あるのかもしれないけど・・・)汽笛を鳴らしながら山間の線路を豪快に北上していく。
一戸、二戸。二戸でホテル発見。ホテル鳥越、ちょっと古めかしいホテルだがメモっといて最悪はここへ引き返そう。
三戸を通過し、八戸到着。
四戸から七戸はどこにあるのかな〜。家に帰ったら地図帳で調べてみよう。


18切符じゃ乗れません

若者、一人旅?

お姉さん、座席に体育座り

小さな田んぼが連なる

川は流れる橋の下

改札を出ると八戸も夏祭りを開催していることが分かった。八戸三社大祭、今日が最終日のようだ。
とにかく宿泊先を確保しなければおちおち観光もできない。
階段を下ると八戸の観光案内所があったので、ホテルを探してもらうことにした。
浅利さんという女性の方が親切丁寧に対応してくれ、第三セクターが運営している”ユートリー”というホテルを薦めてくれた。
何とホテルは駅と直結していて歩いて1分!。

祭りは八戸ではなく八戸線で2駅先の本八戸で開催されているとのことだった。
宿は決まった!八戸線に乗って蕪島へ行くぞ。と、意気込んで駅に行ったら電車は1時間待ち。

パンタグラフ
親切な観光案内所
右手は駅、正面がホテル

朝から何も食べてないので、腹ごしらえをしよう。
食事の場所は駅前にある食堂。自分で好きなものを選んで持っていく学食風で、店内にはレトロっぽいポスターも貼ってある。
白いご飯、アジフライ、イカ刺、そしてご飯のおかずにすじこ。
そういえば家を出発してからお米を食べるのは今日が初めてだ。おっと、忘れちゃいけません生ビール。

アジフライはビールのつまみに、ご飯のおかずにと大活躍。ご飯を食べるためのおかずとして、すじこ一切れの実力も侮れません。


ごはんが美味い
レトロ調な店内外観はこんなです

八戸線に乗り込むと窓が全開になっている。そして天井を見ると扇風機がフル回転している。この感じがたまらない。
爆音を響かせながら走る八戸線。だがスピードはあまり出ていない、ような気がする。


車窓から顔を出す子供

省エネ、当然です

味のあるローカル線の光景

鮫駅到着。蕪島までは1キロまでないようだ。歩いてみよう。
船着場あたりからウミネコの姿がチラホラ増えてくる。
そして蕪島が見えてくる。

蕪島は本当にウミネコが多く、ウミネコに乗っ取られたようで、まさにヒッチコックの鳥を連想し恐怖さえ感じる。
でも産卵期はもっと凄いらしい。 詳しくはwalkmanさんのホームページで。


平日の昼、人はあまりいない
テトラポットと青い空漁港の向こうに蕪島

蕪島の神社

狛犬も困り顔

もの凄い数のウミネコ

祭りの本番の山車は夜に出るようなので、ホテルにチェックインしてガソリン補給後しばし休息。ZZZ・・・。

夕方になったのでお祭り見物へ。本八戸駅下車、タイミング良く山車が駅前を通過したので、それに付いて祭りの会場へと足を運ぶ。

露店がいっぱい、こーゆうの大好きです。興奮します。
粉物ソース系を喰らいながらキンキンに冷えたビールをウグウグ呑みたいが、グッと我慢でまずはお祭り散策開始。

山車の数は20基程度で、今年は”義経ブーム”で半分近くは義経、弁慶絡みだった。
お祭り実行委員会的な雰囲気のお兄さんに伺ったら、山車の飾りは毎年作り変えるといっていた。
仕事を終えてから発砲スチロールで型をとる等の作業をするので大変なんだ、と楽しげに説明してくださった。

子供、青年、壮年が一体となりお囃子で祭りを盛り上げる。


横笛を吹く少女

日も暮れ提灯に火がともる

青年団、頑張る

小太鼓

大太鼓

小林幸子じゃありませんよ

酒呑みの嗅覚で路地に昭和初期風の飲食街発見!!
路地を2、3回往復し、名物ホヤ中心のメニューに引かれてお店に入る
お姉さん2人でやってるお店で、年齢は2つ上と3つ下だったっけ?
ガソリン補給、ホヤの串焼き、活ホヤ、ホヤラーメン、イカのワタ焼き。旨い、美味い。
元トヨタ勤務の元気なお兄さんと話が弾む。
最近の若い奴らは云云。真剣な表情と笑顔が素敵な、とにかくバイタリティーのあるお兄さんでした。
夜も更けるとお店も段々混んできました。
着物販売会社の社長登場。そして江戸っ子社長はハゼ釣りが得意で、自慢げにオネエ言葉で話す。
とっても楽しい屋台でのひと時。

屋台村、良い感じ

ホヤ中心のメニュー

元気いっぱいのお兄さん

ホヤの串焼きとガソリン

活ホヤ、焼酎と合う

夜の本八戸駅

祭りも盛り上がってきたが明日もあるのでホテルへ。
ホテルに戻りジーンズを風呂で洗い、窓を開け外に干す。明日には乾くだろう。
本日最後のガソリンを補給しながらカップやきそばを喰らう。




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