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平成18年7月31日(月)
夜行列車ムーンライトながらに乗って西へ進むと一枚(一日)の18切符でいったいどこまで行くことができるのだろう。
時刻表を見ると九州博多まで行くことは可能なようだが、そこまでとは言わずにとにかく西へ西へと向かってみよう。
横浜発は0:11だからここから一日が始まることになる。
出発駅新川崎から横浜までは普通乗車券を購入して、車内で18切符に日付印を押してもらうことにする。
平日の横浜駅、日付が変わる間際のこの時間は一日の疲れをアルコールで癒した人たちがいっぱい。
地べたに座ってお酒を呑んでいるグループもいる。以前は自分もキオスクでビールとつまみを買って、チラシ等の置き台をテーブル代わりにしてよく呑んだものである。
新川崎から横浜へ | 横浜までは普通切符で | 横浜駅構内で宴会中 |
平成18年8月1日(火)
日付が変わりムーンライトの到着を待つ。
指定券は小田原までなので、そこからは自由席。でもずっと座っているのだから他の人に座られてしまう心配はまったくない。
隣に座る人がどんな人なのか気になるところである。何しろこのような小さな幸せには縁遠い方なので、いびきのうるさいおじさん(自分もおじさんだが)では、せっかくの一人旅も悲しいものになる。
ホームで電車を待つ女性 | 通勤客家路へ急ぐ | ムーンライト到着 |
ムーンライト到着。さて、隣はどんな人。
隣はなんと小学生?それとも中学生?小さな男の子でした。
おじさんじゃなくてホッとした。でも、相手はおじさんでガッカリしたかな。
小さな旅人は青春18切符を利用して岡山の親戚の家に行くとのこと。自分と同じ時刻表をパラパラとめくり、乗り換え時間を確認している。ページを折り曲げていたので、付箋紙を差し入れ。必要な箇所にペタリペタリと張っていった。
夜行列車に乗るのは数年ぶりである。以前、九州宮崎まで電車で行ったことがあるが、このときは寝台車だったので苦痛無く夜を過ごしたが、普通の座席よりもふんわりしているもののこと寝ようとするとやや狭苦しく、何度も何度も目を覚ます。やっぱりこの体制で熟睡するのは難しい。
こんなときはやっぱりブラックニッカ。これを呑めばゆっくりと寝ることができるかも。
隣は小さな旅人 | ブラック・ニッカ早々と登場 | おじさんはぐっすり良い気持ち |
車内光景 |
ウトウトしていると名古屋到着。何だか周りがザワザワしている。そうだここで後方車両は切り離されるので、前方の車両に移動しなければならない。隣の少年は爆睡状態。体を揺さぶって起こしたがすぐに状況を理解するには至っていない。やや、間を置いてことの事態に気がつき慌てて移動準備に入った。忘れ物がないか確認しな!と声がけし、一緒にこの車両を脱出した。
移動した前方車両はけっこう人がいっぱいであり、とても座れる状況ではない。立ったまま大垣まで向かうことになる。
米原で乗り換え姫路まで・・・、慌てて乗った電車は本来乗るべき電車じゃなかったことに気がついて彦根駅で途中下車。
時刻表を何度も確認し、次に来るのが目的の電車だと再確認。
乗り継いで西へ西へと進み、姫路まで着きました。ちょっと時間があるので、ガソリンとおつまみを購入して次の電車に乗り込み、ブシュッとビールのプルタブを開ける。ビールが旨い、つまみの辛さがほどよくビールに良く合うので、さらにビールが旨く感じる。
一人旅に乾杯 | 辛さが旨さ |
相生駅到着、次の電車まで少し時間があるので、本日初の途中下車。駅周辺をプラプラすると「にぎわい市場 大ちゃんお帰りフェア」なるものを発見。
夜になるといろいろな屋台が開くようだが、まだ、昼前なので人もいないし、開いている屋台も少ない。夜だったらすごく楽しかったのにな。
相生駅 | 駅前にはいかりのオブジェ | にぎわい市場、夜来たい |
岡山までは一時間ほどかかる。相生駅で購入したビールを開け、サンドウィッチをつまみにしてこれをゴクゴクと呑む。
サンドウィッチはハムカツ&エッグ、ハムサンドの2種類で、どちらもビールのつまみとしてりっぱな活躍をしてくれた。
ボックスシートの前の席は濃いめのカップル。これならおじさんの方がまだましだな、と思いながら2本目のビールを開けてゴクゴクと喉へ流し込む。
時刻表を確認するためビールを太ももに挟んでいたら、少し気がゆるんで缶が床に落ちてしまった。当然のことながらビールが床を濡らし、それと同時に前の席の濃いめのカップルの冷たい視線。
ごめんなさいと謝るもさらに冷たい視線ビーム。別に足にビールが掛かったわけじゃないんだから「大丈夫ですよ〜。」ぐらい言ってくれても良いのに・・・、ネ!
クラッツ、これ旨いっす | 車窓から見える田んぼ |
岡山到着。小さな旅人はちゃんと到着したのかな。自分はどこまで行こうかな。
この電車は下関まで行く快速電車だ。ここまで来たら本州の一番西の下関まで行こう。6時間の長丁場だがそこまで行って次の日のことを決めることとしよう。
6時間はやはり長い、倉敷通過、広島到着。
お腹もすいたし、広島で牡蠣弁当でも・・・、この時期、牡蠣弁当の時期ではありません。ならば、もうひとつの名物であるアナゴのおにぎりと缶チューハイ。
それを喰らい、それを呑み、さらに西へ西へと進むと日も傾いてきた。もうすぐ、下関だ。
この電車で下関まで | 何のドームか? | 開放感いっぱい |
本土と島を結ぶ | 海を見ながら、ビールが旨い | 広島駅で穴子むすび |
日が傾きはじめる | 山に沈んでいく夕日 |
下関到着。
夕日がとても美しい。本日の宿泊はiモードで予約した「ホテル38下関」駅から近いがやや古びた感じだ。
寝るだけだからどこでもいっしょだが、どうせなら綺麗なほうが良いよネ。
駅前の建造物西日に染まる | 空が真っ赤っか | 月と夕焼け |
正面が今夜のホテル |
ホテルでシャワーを浴び、デジカメ画像をカメラのメディアからストレージへ移動。
さあ、夜の下関を楽しもう。
夜の下関は人通りが少ない。居酒屋もそれほど多くはないので、何となく普通っぽくチーン店でない地元の居酒屋「火の国」へ入ってゆっくり呑むことにした。
つまみは焼き鳥、刺身、揚げ出し豆腐のセット、そしてビールを注文。電車で呑むビールも旨いが、ジョッキで呑むのはさらに旨い。
缶ビールで呑むより喉の奥に一気に大量のビールを流し込めるのが良い。このガバガバ感が何とも嬉しい!
今日はここで呑む | 店内は良い感じです |
焼き鳥とビール | 刺身、揚げ出し豆腐 |
ビールを2杯呑んでおあいそ。
夜の下関をプラプラお散歩。それにしても人が歩いていないな〜。
やや賑わっているのは駅のコンビニぐらい。
夜も更けてきたのでコンビニで缶チューハイとおつまみを購入してホテルでゆっくり呑むことにした。
明日は早起きして朝の下関を散策しよう。そして、出雲大社まで行ってみようかな。
歩道橋から | 真っ赤なゲームセンター | 駅にあったコンビニ |
□撮影日:平成18年7月31日(月)8月1日(火)
□掲載日:平成18年9月18日(月)
□機 材 :ニコンD100、nikkor18−200、coolpix-s1
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