このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




仁鮒森林鉄道へ行ってきました平成20年5月18日
ええっと、仁鮒森林鉄道ってどこや?どこや?と思う方も多いことでしょう。 無理もありませんね。だって、昭和40年くらいには全部なくなっていますから。
昔は秋田県の北部は森林鉄道があちこちに延びていたそうです。 仁鮒森林鉄道は二ツ井から出ていた森林鉄道にひとつなんですわ。 痕跡が結構残っていると聞いて、出かけて見ましてん。


秋田から奥羽線で1時間ちょっと。二ツ井駅に降り立ちます。ここで自転車を借りましょう。 駅前の駐輪場で「チャリンジャー号」というのを無料で貸してもらえます。

駅前通をひたすら直進。ここも昭和初期までは貨物軌道が敷かれていたそうです。 商店街を抜け突き当たりを右に。そして信号のある交差点を左へ折れ、 銀杏橋で米代川を渡ります。すると、眼下には橋桁の痕跡が。これも森林鉄道の跡なんですわ。

川を渡り終えたら自転車歩行者専用道へ。すぐに線路跡とわかる幅の道になります。
ここらで一休みしましょう。線路跡にわが「チャリンジャー号」を停めて、はい、パチリ。

この先、自転車道はすぐに山に突き当たり、途切れてしまいます。 どうやらトンネルが埋められているようです。山の反対側に回って見ましょう。

山の反対側にはトンネルの出口の跡らしきものが見えます。そこから線路跡が這い出して来て、 その先はいかにも鉄道の築堤らしい畦道が続きます。わが「チャリンジャー号」は軽快に走ります。

田んぼを眼下に眺めながら、鉄道に乗っているような気分です。思わず「ポポー」と口ずさみます。

線路跡はやがて製材所の裏へ入ります。まさに森林鉄道の雰囲気ですな。 そして線路跡は空き地に突き当たり途切れます。右側の舗装道路に出ることにします。 ほどなく、右前方に不思議な物体が!何やあれは!

農家の物置のようですが、丸みを帯びた屋根、側面には扉と窓らしき物が見えます。
「チャリンジャー号」を停めて近づいて見ましょう。

おお、どうやら鉄道車両のようです。何と、客車が残っていたんですね。ゆっくり観察して見ましょう。

前後の連結面はきれいに残っています。しかし、側面の腰板は大部分が脱落、窓枠もかなり傷んでいます。 窓ガラスはわずかに残るのみ。
鉄製の骨組みと台枠はしっかり残っていて、それで倒壊を免れているようです。

車内も覗いて見ましょう。座席もきっちり残っています。窓の開閉金具も見られます。屋根部分は傷みが少ないですね。 雪に備えて上面をトタンで覆っているからでしょうか。
ここから先、森林鉄道跡は舗装道路の一部となり、山奥へと延びて行きます。「チャリンジャー号」の旅はまだまだ続きます。
んんん、あれは?

おお、これはキロポストですな。2KMと書いてあるので、ちょうどこの付近に刺さっていたんでしょうね。
あらら、こっちにはレールも落ちていますよ。仁鮒森林鉄道、いろいろ見つかって楽しいですなぁ。

 



森林鉄道の廃線めぐり、いかがでしたでしょうか。二ツ井を中心とした森林鉄道は、線路跡は容易に辿れますし、仁鮒などの集落内にはレールがまだまだ残っています。
反面、客車はかなり危ない状態です。見たい方はお早めにどうぞ。
では、次のレポートをお楽しみに。

★客車などは個人の所有物です。加えて、置かれている場所が私有地であることにもご留意ください。

※木造客車はすでに撤去されています。

(写真や記事はご自由にお使い下さい)
[管理人にメール] [電鉄倶楽部 芦屋] [電鉄倶楽部]

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください