このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
香港へ行ってきました | 平成20年8月23日 | |
ええっと、夏休みにちょちょいと香港へ行ってきましてん。 で、ちょっとだけ鉄ちゃんもしましてん。前に行ったのが返還前、15年も前になりますなぁ。 飛行場も移転して空港特急が走ってるし、だいぶ変わりましたなぁ。でも楽しい楽しい2階建て市電は健在でっせ。 | ||
■あら、香港にも西鉄電車? まずは新界の軽軌道に乗りに行くことにしましょう。地下鉄の美孚駅で下車、 ここで西鉄電車に乗り換えます。 終点の屯門まで30分ほど。早くて快適ですわ。でも、沿線は高架かトンネル、駅はと言えばホームドア、おまけに 端っこには必ず建物があるわで、「撮れるもんなら撮ってみろ」状態でしたわ。 で、いきなりこんな写真・・→ | ||
■軽軌道に乗ってみましたわ 屯門駅の改札を通り外へ出ると、いきなり高架ホームへ。国電の駅みたいですわ。 電車が来たので、とりあえず乗ってみましょう。デルタ線を右に折れて地上に降りたらもう次の駅へ到着。 市中心駅、と書いてますな。どうやらここがターミナルみたいですな。4線のちょっと大きな駅ですわ。 ひとまず降りて歩道橋からパチリ。 あれ、この電車、何かへんやなぁ。 | ||
ここから単線の支線が分岐てましてん。直角に曲がって団地の中へ、 建物に沿ってまた直角に曲がって進みます。 神戸のポートライナーを路面電車にしたみたいな・・ ちょうど電車が来たのでパチリ。よし、順光で撮れましたな。 でも、この電車、 やっぱり何かへんやなぁ。 | ||
ま、そこそこ撮れたし、反対側の終点、元朗まで乗ってみることにします。近くの安定駅から乗車。 マンションの1階みたいなところが駅になっています。 兆康行き、言うのが来たんで、とりあえず乗ってしまいましょう。 団地の中をくねくねと走ります。デルタ線で複雑に分岐、合流を繰り返します。 森バックの駅を見つけたので下車。はいパチリ。 あれっ、何か変やと思ったら、 | ||
ありがたいことに、私が駅で待ってるときには必ずドアのある電車が来てくれましてん。おかげで無事乗ることができました。 日頃の行いがええんでしょうな。 ところが、すれ違う電車はどれもドアが無いんですわ。ん〜不思議不思議。 と、言うわけで、元朗から西鉄電車に乗って、地下鉄に乗って、香港島に戻りましてん。 さ、明日はいよいよ市電市電市電。 | ||
■香港の電車は影との勝負 香港はビルが高い高い。朝はどこも影だらけ。影が無いところを探しましょう。 ほどなく、湾仔と金鐘の中間あたり、裏通りの莊士敦道から大通りの軒尼詩道に出る Y字路のところにええ場所を見つけましてん。 西行きの蘭杜街電停のあたりですな。 | ||
8月の朝はちょうど大通りの方向から陽が入るんで影が抜けますねん。 おまけに自動車が途切れたタイミングで電車が大通りから曲がってくるんで、 撮りやすいんですわ。 ここでしばし粘って見ましょう。 しかしまぁ、来るわ来るわ。続行同士の離合もザラ。面白いでっせ。 今回は北京オリンピック関係の広告が目立ちますわ。 | ||
■温室電車 これがうわさの新型電車ですな。168号〜170号の3両が走ってますわ。 他に車庫には冷房試作の171号もいるそうですねん。 広告なしできれいし、これはこれでええ電車やけど、あんまり増えたら、その、まあ何ですな。 前面の窓が開かないんで、順光側の最前席は暑いんですわ。まるで温室ですわ。この電車も空席ですなぁ。 | ||
■標準塗装は深緑 おお、渋い電車、来ましたで。広告が入ってない電車もいてますねんな。 旧型車の標準色は深緑一色なんですわ。ええ感じですな。 新型車みたいに白とのツートンに塗っても似合うように思いますな。 | ||
■湾仔の路地で撮って見ましてん ここから湾仔の方へ1電停移動しましょう。修頓球技場のところも広場になってるので影が抜けやすいですな。 右の写真は球技場のスタンドから広角レンズで俯瞰して見ましてん。 | ||
湾仔は雰囲気は香港らしいんですけど、通りが狭いですなぁ。 2階建て電車はサイドに寄りたいんで、苦労しますねん。 そんな中、電車が曲がるところは少し引きが取れますねん。ビルの隙間から朝日が当たってましてん。 | ||
■ビクトリア公園の森バック さて、陽が高くなってきたので、移動しましょう。 維園正門對出電停から信徳街電停までの区間はバックがビクトリア公園の森。昔から撮影名所ですわ。 でも最近は高層アパートが増えて、影が抜けるのは夏でも10時くらいから。 | ||
信徳街電停との中間付近はこんな感じですわ。後ろがバス停なんで、バスが止まっていると目立ちますわ。 ビクトリア公園は漢字で「維多利亜公園」、略して「維園」ですわ。 | ||
■屋根を撮るならビクトリア公園 午後も銅羅湾方から森バック撮れまっせ。信徳街電停の歩道橋から俯瞰できますねん。 何両か続行で来るときは壮観でっせ。 ちなみに、渡り線が見えますけど、ここの折返し電車は設定されてまへん。でも、 方向幕には「ビクトリア公園」も入ってますねん。 | ||
■香港の電車はバスとの勝負 バス乗り場のあたりから撮るんがバックがええんですわ。でも、 午後になってバスが多いこと多いこと。信号が変わるたびに電車よりでかいバスが 連なってやってきて、視界を塞ぎますねんわ。 ところで、このあたりはバスを撮ってる人をよく見かけましたで。彼らは電車は撮ってなかったですな。 | ||
信徳街電停の歩道橋の銅羅湾よりのところのほうが自動車と被らなかったですわ。 信号の関係でっしゃろか。 こんもりした森に見えますけど、図書館の建物があるんですわ。 西方にビクトリア公園があるおかげで17時半くらいまで影が抜けますねん。 | ||
■香港の西の果て軒尼地城 西方の終点、軒尼地城の手前は最近まで海際だった関係で西方にビルがなく、夕刻まで撮れますねん。珍しくセンターポー ル。 自動車も少ないんで助かりすわ。屈地街の車庫を過ぎて右に曲がったあたり。皇后大道西電停付近ですな。 ところで、右の電車、目が怖いんですわ・・「メンチ電車」とでも呼びましょうかな。 | ||
■120号ええで で、ええ電車見かけたんですわ。120号。実は香港の電車、20年位前に 一斉に車体更新したんですわ。そのとき、1両だけ旧車体のままで残したんですな。 木の窓枠で車内も昔のままですねん。 連日、軒尼地城〜足包馬地の系統に入ってましたな。 | ||
■ちょちょいっと乗って見ましょう。 乗り方は簡単。降りるときに2ドル、料金箱に入れますねん。簡単ですなぁ。 でも、要注意。香港の電車はおつりも両替もありまへん。小銭がいるんですな。 小銭が無いときは乗る前にコンビニで6ドルの飲料水を買いますねん。 紙幣出したら2ドル玉が2枚返ってきますわ。 | ||
■2階席はええですなぁ。 雑踏を見下ろして風を受けて、電車に揺られるのはなんとも気持ちのいいもんですわ。2階の最前部は鉄ちゃんシート。でもビールは持ち込まないように。飲食禁止ですねん。 午前中の西行きに乗ったら、反対側の電車が順光ですな。 右の写真は銅羅湾の折返しループ線ですわ。平面交差みたいになってますねん。 | ||
香港の路面電車めぐり、いかがでしたでしょうか。物価が上がってしまった香港で、市電の運賃はたったの2ドル(30円)。小 銭のある限り乗りまくりましょう。もちろん撮っても楽しいですよ。本数が多すぎて2Gのメモリーカードを買いに走ったくらいで す。 新界のトラムは交通システムとして完成度が高く、ちょっとした社会見学になるかもしれません。念のため書いときますが 、全車両ちゃんとドアが付いています。・・当たり前ですなf^=^;。 では、次のレポートをお楽しみに。 (撮影日:平成20年8月13日〜18日) | ||
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