| このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ここでは,私が試みて良好な結果を得ているシャッターボタンの改造方法を紹介いたします.
やはり,風のように軽いスメハチには風のようにか〜るいシャッターリレーズボタンが似合う(^_^;)ってことで,では,れっつご〜!
これがはずしたところです.先ほど緩めた「押しねじ」は緩めすぎると,「ポロリ」と落ちてしまって,後が大変ですので,このように程よく残します.
フォーカシングリングをはずした後,無限遠が何処にあったかわかるようにするため,レンズ鏡胴部に「赤矢印」の通り,マーキングを入れます.本人の覚えでありますから,何処にマーキングを入れていただいてもかまわないのですが,私の場合,カメラを正面からみて,12時の方向のところ,すなわち真上の部分にドライバの先で傷をつけてこれを無限遠方の印としました.
その後,これが重要なんですが,一旦,レンズのヘリコイドを目いっぱい時計方向に締めこみます.そして,さっきのマーキングが,あと何回転してヘリコイドねじの突き当たりに行くのか憶えておきます.
私の場合,約1回転と10度(360度+10度=370度程度)回転してドンツキまでいくことがわかりました.これはそれぞれの固体によって違うとおもいます.この角度をメモしておいてください.こうする事により,レンズのヘリコイドの再度組み立て時に,無限遠方の位置に戻すことができるのです.たとえば,私の場合は「ドンツキから約370度反時計方向に戻す.そしてその時にマーキングが12時のところに来れば,正解.無限遠方にピントが来ている.この状態でフォーカシングリングを取り付ける」という具合になります.
さて,次は,ヘリコイドを反時計回転させて,レンズを取り外します.ここで,また注意することは,レンズが外れた瞬間に,先ほどの「マーキング」部がどこの方向に来ていたか?を憶えておくことです. と,いうのは,ヘリコイド部のねじは,1条ねじではなく,「2条ねじ」になっており,ねじのかみ合う位置が,180度ずれて,2パターン存在するのです.ですから,これを間違えると,レンズのヘリコイドの位置が180度狂ってしまうのです.これを防止するために,「レンズがズボっと外れてしまう位置」をよくおぼえておくことです.再組み立ての時に,その位置からヘリコイドをねじ込めばいいのです.私の場合の例では,カメラ正面からみて,時計の針の方向にたとえると,12時30分ぐらいの位置でヘリコイドが外れました.これはカメラにより個体差があります.
レンズ部がはずれました.こんな感じです.ヘリコイドのグリスがベトベト付いています.きれいな場所に後玉側を下にしてそ〜っとおけば問題ないでしょう.(たぶん)
取り外した部品はなくさないように大切にします.小さな入れ物があれば十分です.
レンズまではずした状態を正面から見るとこんな感じです.
さて,次なる分解ですが,正面からみて4時の方向に,「いかにも押してみてください」と言わんばかりのイタばね状のストッパがあります.これをマイナスドライバーの先で押すと,周囲が回転できるようになります.これを約5度ほど反時計方向に回転させると....
このようにずらす事が出来ます.そして,次の写真のように取り外せます.
取り外したところです.
つぎの部品も取り外しましょう.だんだんシャッターのメカ部が見えてきました.
はい,シャッターメカ部に到着です.
造りはガサツですが,コンパーだったかプロンターだったかのシャッターの「もろデットコピー」です.しばらくこの状態でシャッターを切ったりしてシンプルで味のあるシャッター音を楽しみながら,動作と構造に酔いしれましょう.ヽ(^。^)丿
さて,シャッターメカ部の分解に入ります.まずこのねじをはずしましょう.細かい部品がありますので,落っことさないように注意しましょう.
先ほどの写真のねじを緩めると,三本足のレバーが取り外せます.この「三本足レバー」には,赤矢印部にばねが引っ掛けてありますので,これに気をつけてください.小さい部品,特にばね類は,飛ばすとすぐ無くなっちゃうので気をつけてくださいね.
おそるおそる「三本足レバー」をはずします.別に堂々とやっても良いですが..(^_^;)
「三本足レバー」の下に赤矢印で示した「鳥さんの頭のようなレバー」があります.これもそ〜っと外します.
ここでちょっとややこしくなるんですが,実は私のカメラはすでに図Aの状態に,改造が実施済みです.今回,皆様にご紹介するために再度分解しておりますので,あしからずご了承ください.
さて,改造前の状態を再現すると図B,図Cの通り,「←」の“ばね”が,部品の一番奥まったところにあります.
この“ばね”を今回の改造では,図Aの様に,手前側に持って来ることにミソがあるのです.
ここでは,このバネのことを便宜上“S字ばね”と呼ぶことにします.
“S字ばね”を取り外すために,その上にあるレバー(上側の←部)をとりはずします.このレバーにも“ばね”が掛けてあります(下側の←部)ので,この引っ掛かりもはずします.
上記レバーを取り外すと,先ほどのC図の通り,“S字ばね”が現れます.
“S字ばね”を取り外したところです.このような形状をしております.
先ほどのレバーを取り外すと,上側の←の穴との掛合いが外れます.器用な人ならば,このまま作業を続けることもできますが,安全策をとって,シャッターユニットをボディから切り離すことにしました(後述).
先ほどのレバーには下側の←の“ばね”が引掛けられております.このばねをここでは“V字ばね”と呼ぶことにしますね.
“V字ばね”を取り外したところです.このような形状になっています.取り外すときに,飛ばしてしまわないように注意してください.ばね類は飛ばすとなかなか見つからないものです.(×_×;)
先にも述べたように,シャッターユニットをボディから切り離すことにしました.ボディ側の2本のボルトを緩めることにより,簡単にシャッターユニットが切り離されます.
シャッターユニットの裏側はこんな感じです.
先ほど取り外した“S字ばね”と“V字ばね”がこれです.
この二つのばねが硬いとシャッターフィーリングが悪くなるのですよ!
ここでは,これらのばねをちょっと整形して,V字の角度をちょいと小さく,S字のヘアピンカーブもちょっとキツクしてやります.
こうしてやることにより,シャッターが軽くなります.
シャッターユニットを裏側からみた状態です.
こんな感じに,ワッシャ,レバー,止めねじに分解します.
こうしておかないと,正面側から先ほどはずしたレバーがうまく取り付かないのです.
もっとも,前述したとおり,器用な方ならば,このようなことをしなくてもOKでしょうが,ここでは安全策をとった例でご紹介しております.
では,正面側にもどって,まずレバーを組み付けます.
“V字ばね”を組み付け,←部を引掛けます.
★注意:ばね類は飛ばすと無くなっちゃうので大変です.気をつけて作業してください★
“V字ばね”を組み付けるとこんな感じになります.
さて,お待ちかね“S字ばね”をレバーの上側に組み付けます.オリジナルの位置とは違う組み付け方ですが,断然こちらのほうが,しなやかに“S字ばね”が動作します
ひょっとすると,こちらのほうがオリジナル設計なのかもしれません.ソ連で組み立てラインが間違えてガンガン作っちゃったのではないか?と疑うほどです.
また,このように“S字ばね”“V字ばね”ともむき出しで見える状態で組みつけておくと,ラジオペンチなどで適度なレバー復帰力になるように,“S字ばね”“V字ばね”とも「握りつぶして」再整形することができるのです.シャッターチャージの係合が可能なギリギリの範囲で,これらのばね復帰力を柔らかくしてやりましょうヽ(^。^)丿
さて,それでは再組み立てをドンドンすすめましょう
取り外していた“鳥さんの頭”みたいな部品を乗せます.
“三本足レバー”も戻してください
“鳥さんレバー”と“三本足レバー”を固定するビスを締めます.
“三本足レバー”には,←部分に復帰用のばねがありますので,これを引掛け直すことを忘れないでください.
さあ,ここまで出来たらあと少しです.
速度変更用のプレートを乗っけます.これを各シャッタースピードにすると,シャッターの遅延装置の効き具合が変化して,シャッター速度が変化するのがよく判るとおもいます.
ちょっと動かしてみて,軽いシャッターを味わってみて(^.^)から,では次へ.
次に板ばね状の部品を乗せます.
分解した時の逆をやってもらえばいいです. 位置決め用のピンがありますので,ここに合わせます.まあ,写真に示すように乗っければOKってことです.
次の部品も分解したときの逆に取り付けます.
ギューっと押し込んでから,時計方向にちょっと回転させると,先ほどの“板ばね状の部品”の爪がパチンと引っ掛かり,固定されます.
こんな感じです.ああ,書くのがつかれてきました.次回に続く!
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