このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


 弁解ビバルディ(2001.03.12)
 エンディングのテロップ、未だにエチケットじいさんの名前が出て来ませんね。そうそうそれからオープニングにも彼の姿は微塵も現れません。まあこれはオープニングテーマ「ハッチポッチファミリー」の歌詞の関係上いた仕方のないことかも知れませんが。結局ハッチの方針としては、今後もエチケットじいさんは脇役中の脇役に徹しろと、そういう意味なのでしょうか? 声は名声優中尾隆聖さんなのに?
 ところでこの雑文を読んでいる人々の中で、過去に私が書いた雑文「悪人志願」(第22回)を既にお読みになった方がどれだけいるのかはわかりませんが、過去のエチケットじいさんを知らない最近のハッチポッチウォッチャーにとって、あそこに書いてあることは全部嘘だ! って思っちゃうでしょう?
 でも案外そうでもないんですよ。そりゃあ私だって「ハッチポッチ雑文」ライターとして他人に面白可笑しく読んでもらいたいですから、ある程度話をふくらませたり、誇張したりってことはあるかも知れません。でもあそこに書いてあることのおよそ8割、いや100万歩譲って7割はあっているんです。本当ですよ。エチケットじいさんは昨年4月をもって現在の様に突如、豹変あそばされたのです。
 かつてのエチケットじいさんは前述の雑文「悪人志願」にあるように自分の都合の良いようにあの決まり文句「これ、エチケットやで」を操り、その実一番エチケットがなってないのは自分であり、目的のためには手段を選ばない権謀術数なじいさんであり、常にジャーニー、グッチ、ダイヤを翻弄するエネルギッシュなじじいでもあったのです。まだ疑っているそこの日の浅いハッチポッチウォッチャー。誰でもいいから少なくとも昨年度の放送を観ている先輩ウォッチャーに聞いてご覧なさい。私の書いていることは大袈裟だとはいうにしても、一理あるとは言ってくれるはずだから。
 エチケットじじい、もといエチケットじいさんは良い意味では丸くなり、老人らしい老人になりました。そして脇役に徹することで他の3人+1匹を見守る静かな存在にもなりました。でも悪い意味で言うと覇気がなくなり、老け込んでしまった。私が残念に思うのは、本来エチケットじいさんはいわば老人の姿をしたエネルギッシュな少年であったはずなのに、見た目相応に精神も年老いてしまった、ということなのです…でも残念がっているのは実は自分だけだったりして、本当は子ども番組に年寄りキャラ、ということ自体で既にエチケットじいさんの存在はとても貴重なものなのかも知れません。
 ましてやケンカしていたダイヤさんとトランクを年の功なる落ち着きで見事に仲裁し、「これにて一件落着!」と丸〜く納めるエチケットじいさんをじぃ〜っと観てると、こういうエチケットじいさんもありなのかな、って。

 ……あれ??


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