このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


 五で割切れない…(2000.09.23)
クッキーを分けてあげちゃうの? グッチさんに??
いっつもジャーニーの方からねだるといっつも断わられるのに???
人が良すぎるくらいいいねえ、ジャーニー。
でもね。君は「グッチさんにクッキーを分けてあげる」という意志決定をした時点で番組の趣旨がまるっきり違う方向に向いていることに気がついていないのだよ。うふ。全部一人で食べてしまえばよかったのだ。
ジャーニー「公平に分けてよっ、公平にっ」
グッチ「わかってるよお。ぼく、ジャーニー、ぼく、ジャーニー、ぼく」
ジャーニー「公平じゃねえよお」

ダイヤ「私が分けてあげるわよお」
ジャーニー「何度も言うけど、公平にね。公平に」
ダイヤ「ジャーニー、わたし、グッチさん。じゃあ今度はグッチさんからね。グッチさん、わたし」
ジャーニー「公平じゃねえよお」


*** このように五枚のクッキーを一人がおなじ数ずつ、公平にわけることはできません。五枚のクッキーを二人でわけると、一人が一枚多く、三人で分けると二人が一枚ずつ多くもらうことになります。このような余分なぶんを、わり算の「あまり」と言います。

* れんしゅうもんだい
五枚のクッキーを四人で分けたときの、「あまり」をもとめなさい。


グッチ「そうかあ。エチケットじいさんもトランクもクッキー大好きかあ。それじゃあ五人で分けよう」
グッチ「ジャーニー、エチケットじいさん、トランク、ダイヤさん、ぼく」
グッチ「公平に分けました。みなさん、食べましょう〜」
グッチ・ダイヤ・トランク・エチケットじいさん「いただきまあ〜す」


*** わかりましたね。五枚のクッキーは五人で分けると公平にわけることができました。このとき五の「あまり」はなし、つまり0です。また五は二でも、三でも、れんしゅうもんだいで勉強したとおり四でもわりきれません。五のように、一とその数じしんでしかわりきることのできない数を、「素数」と……

ジャーニー「公平じゃねえよお」


*** え?……(汗) そ、そうなんですか?? 五でも公平じゃない??? そ、そんなはずは……???? たしか中学で五は素数だと学んだはずなのですが……私の思い違い????? そうかな……いや。そんなことあるはずがない。私はこう見えても東大数学科の出身ですぞ。今でこそ助教授でこんなとこでテレビ数学講座の講師なんぞやっているが、いずれはめでたく教授に……え? 関係ない??

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