このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


 「解禁宣言」(2001.03.01)
今日本当に何ヶ月かぶりにハッチポッチステーションを観た。ばりばりの再放送だったが僕がここ数カ月の間「ある意味」死んでいた間もやはりハッチポッチは健在だった。ジャーニーとのハモりに過剰に反応するグッチ裕三も楽器が弾けないのを逆手にとって笑いをとるあの「ドンバルーム」もかつて僕が「メジャー化した奢り、手抜き」とまでほざいた「サークルゲーム」もそのままだった。本当にそのままのハッチポッチステーションであった。さて僕自身はどうかというとハッチポッチを断つと宣言して以来色々なことがあった。目紛しく移り変わる毎日とそして僕自身に埋没し、いつしかハッチポッチのことなど頭になかった。それどころではなかったのである。たしかに1月初頭に解禁宣言を出したが、本当に解禁になったのはそれからさらに2ヶ月経った後だった。
そして今、僕はどうにかこうにかハッチポッチを生で観られる程度に落ち着いた。というよりは僕にはもう何もなくなった。今はとても空虚な気持ちだ。でも心配なんかしてくれなくてもいい。今日はたまたま会社が創立記念日で仕事が休みでありとても暇な一日だったのだ。だから僕は昼過ぎからプラグを引き抜いていたビデオをコンセントに差し直し、時刻合わせをしてタイマーをセットし、そして5時40分にテレビのスイッチを入れた。何も変わらなかった。本当にホッとした10分間だった。
解禁宣言。でも「復活宣言」というつもりはない。今回この雑文をアップすれば今まで続けてきた「ハッチポッチ雑文」も第30回。辞めるには丁度キリのいい数字だ。今後この雑文もそして僕もどうなるのか。それは僕自身にもわからない。ただ以前勤めていた会社よりは今の会社の方が余暇の時間が多くとれそうだから、解禁宣言とともに、とりあえず「半死半生宣言」とだけは言っておこう。

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