このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
4.その他の番組外活動
コンサート・公開録画には行くか
最近のハッチポッチ人気も相まってグッチ裕三氏やバンド・グッチーズのNHK以外でのテレビ出演やコンサート開催が多い。ディナーショーなんてのもあるそうだ。ここで問題となるのはこういった番組以外でのイベントおよび特別番組における公開録画に行くべきかということであるが、結論から言ってしまうと別に行く必要はないとぼくは思っている。つまりこれは行けるだけの時間とお金があるなら行けばよいと思うが、何も無理に予定を合わせて生活費を切り詰めてまで行く必要はないということを言いたいである。だいたいの人は仕事が忙しかったりしてコンサートやディナーショーに行っている時間などないのだ。それにぼくは行ったことがないのでよくは知らないが多分ああいうコンサートとかディナーショーというのは高い。それと公開録画だがこれはプロ野球のナイターと同じで雰囲気が味わえると言う点ではいいかもしれないがはっきりいってこれもテレビの方がじっくり観られると思うし、それにハッチポッチは子ども向けなので対象者が子ども連れだけという年齢的制約がある可能性や公開場所が大都市圏で地方に住む人には遠くて行けないという地理的制約もある。
ただ、ひとつだけ言えることは行かなくていいからといって、行かないままでおわりにしておかないということである。もし周りでコンサート等に行ったことがある人がいるのならその人に様子や雰囲気などを聞いておかない手はない。ここでもインターネットが活躍するということは言うまでもない。それに自分に行く機会が訪れるかどうかは別としてそういう話は聞くだけでも楽しい。そしていつかは自分もコンサートに行けますようにと祈るのみである。グッズは買うか
うん。グッズは買いなさい。ぼくも本、CD、ぬいぐるみ(ジャーニーとトランク)あたりは持っている。他にもビデオ、パペット、キーホルダー、ハンドポーチや指人形まであるそうだが、やはり自分の財布と相談して許される範囲内で。しかし正直なところ番組などの関連グッズを買って所有するということについて一体どういう利点があるのかと考えてみるのだが、結局よくわからなかった。よくわからずにぼくもこうしてグッズをいくつか購入している。理由はよくわからないのは確かだが、もっていると何故か気分がいいのだ。本当に何故だろう? グッズを所有することによって「おれこそは根っからのハッチポッチファンだ!」みたいなライセンス的観念が自分の中にうまれるからだろうか? ただ、ひとつの答えとしてグッズを持っているということには、実は自分の周りの人間にハッチポッチの良さを広めるという点で重要な役割を果たすことがある。そのへんについての詳しいことは次章「布教活動入門」で触れることにしよう。
5.布教活動入門
日本一億総ハッチポッチ計画
さて自分自身の中においてハッチポッチを究めたあるいはそれに類する境地に達したとなるともう休む間もなく次の仕事が待っている。自分の周りの人間にハッチポッチの良さを広めようといういわゆる「布教活動」である。布教は必ずしもやる必要性はないのだが、また新たなハッチポッチ仲間が増えるという点においてはやるに越したことはないのである。この章では周りの人間にハッチポッチを広める具体的な方法、またその一例としてインターネット上に自分のホームページを開設するにあたっての留意点をいくつか述べてこの「ハッチポッチ入門」のしめくくりにしたいと思う。
具体的方法
一見自分の周りにいる友人たちにハッチポッチのことを話して聞かせるというのが一番手っ取り早くて容易なように見えるが、実はこれは一番困難な方法なのである。それは実際にやってみるとわかる。こちらが夢中になって話せば話すほど相手は見事に退いていくはずである。相手をモノにするには相当巧妙な話術が必要だ。どうもまだハッチポッチを観たことのない相手には、「NHK教育=子ども番組=オトナの観るべきものではない」という図式が成立し、これはかなり厚い壁となっているようなのである。全く彼らは不幸というか可哀相な人々というべきであろうが、最初は誰でも知らないのだから仕方がない。かくいうぼく自身も最初に人からハッチポッチをすすめられて実際に観るようになるまでに実に1年以上の歳月を要した。それもたまたま暇な時にテレビをつけたらやっていたからというのがきっかけであった。空白の1年間。今思えば全く勿体無い話である。
さてそんなことより方法だが、直接説法は困難であるとすれば残るは間接説法である。つまりいきなり言葉を用いずにハッチポッチの良さを人に広めるという方法だ。ここで実は第4章で取り上げたハッチポッチグッズ各種が生きてくる。方法は簡単である。まずグッズを購入してきて家に置いておく。数は多ければ多いほどよい。そして友人を家に招き入れる機会があった時、その直前にこれ見よがしにグッズの数々を部屋の見やすい位置に配置し直す。部屋に入り、友人ちょっとびびる。しかしこれが普段の私の部屋だ、ということを相手に認めさせるために、なに食わぬ顔で自分からは絶対にグッズやハッチポッチの話は切り出さない。そして相手がグッズを指さし「これなあに?」と聞いてきたらもうしめたものである。後は直接説法に持ち込めばいい。この方法は普段から真面目な人がやると、けっこう成功率が高いようである。必ずしも成功するとは言えないが、相手の方からハッチポッチ(グッズ)のことをたずねてきた以上、むげにこちらの話を遮ることができないぶん、多少こちらの方が有利ではなかろうか。そのほかにグッズの応用編としては携帯電話の着メロを「ハッチポッチファミリー」にするとかぬいぐるみやキーホルダーを鞄に下げて持ち歩くなど、とにかく大切なのはハッチポッチグッズ肌身離さず持ち歩き、他人の眼に触れるようにしておくことである。ごくたまに恥ずかしいことがあるがこんなことで恥ずかしがっていたらいつまでたってもハッチポッチ仲間は集まらない。
もうひとつの方法としてはこの文に繰り返し出てきている、インターネットを利用するという方法がある。具体的には個人的なハッチポッチ応援ページを開設するというのが主流だがその辺は次節で詳しく述べる。
自分でホームページを創るにあたって
今は誰でも簡単にホームページが創れるようになってしまったから、そのへんのことはいちいち説明しない。ここで述べるのはどういうページにしたらいいか、というようなことである。だが実はこのへんは第3章「情報収集法」の「ホームページの見かた・選び方」における内容とけっこう重なってくる。つまりホームページを創る場合も、見る方の立場を考えて創れということだ。まず最初に番組の紹介は必要である。第3章では番組紹介について批判的なことを書いたが、それは書く内容や分量の問題を言ったのであって、やっぱり番組について触れられていないと見に来た人は一体何のホームページなのかわからない。だから番組紹介は必須である。しかしこれは簡単でいい。必要最低限のことをちょこちょこと書くくらいでいい。あまりこの部分に力を注がない。なぜならこの番組紹介、書こうと思えばいくらでも細かく長々と書くことができてしまうのだ。それに紹介などといっても結局は番組自体を観ればいちいちそれを読まなくともわかることなので、あまり真面目にじっくりと読んでくれる人などいないように思う。人が読まないようなところに力を注いでも意味がない。
次にイベント・特番・グッズなどの最新情報の掲載についてだが、これは自分に許されている余暇時間の範囲内であまり無理をせず掲載するネタを集めることである。自分一人で何もかも全ての情報を集めようなどと思ってはいけない。そんなことをしてたらはっきり言って自分の生活がなくなります。ぼくの知り合いにもそういうのがおります。ほどほどにしておきましょう。所詮個人ホームページなんて自分自身の余暇をもちいて製作するものなのだ、ということを忘れてはならない。
また自分自身のオリジナリティーをホームページに盛り込むことを忘れないようにしよう。これは具体的には色々な方法があると思うのでいちいち述べることはしないが、既にあるいくつかのハッチポッチ応援ページを訪れて勉強し、他のホームページではやっていないようなことを考えたらいい。間違っても他のページと横並びになってしまうようなページは創らないことである。
最後に掲示板だが、これは必ず設置しよう。掲示板は先に述べたとおり「仲間集め」(ホームページ開設者からみると常連訪問者集め)の場である。本当にここからはどんなハッチポッチフリークが、どんなビッグニュースが飛び込んでくるか全くもってわからない。
6.あとがき
この文は、「ハッチポッチ入門」ということで、「ハッチポッチステーション好きになるにあたっての心得」みたいなことを書き連ねたが、実はこの文は「ハッチポッチ」という言葉を別の番組名に置き換えると「その番組を観るにあたっての心得」に早変わりする、とっても便利なものである。是非ハッチポッチ以外の他の番組にも応用されたい。
それから冒頭にも述べたが、数多いハッチポッチ諸先輩が存在するなか、ファン歴2年未満の小生がこの「ハッチポッチ入門」を記したこと、誠に以て至極恐縮極まりないのことである。諸先輩のなかでこの「入門」を読まれ、「こんな『入門』ではまだまだ甘い」とお感じになられた方は是非是非御自身の「ハッチポッチ入門」の御執筆を賜りたい。小生も喜んで勉強させて頂く次第である。
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