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伊37号踏切立体化への道筋
■伊37号踏切
東武伊勢崎線竹ノ塚駅の北千住よりに、伊37号踏切はある。もっとも、これは鉄道側の呼称だから一般的ではない。筆者は最初、竹ノ塚付近の旧自治体名「伊興37号」の略だと思っていたが、それにしては数字が大きすぎるので「伊勢崎線37号」の略であろうと目星がついた次第。おそらくは北千住起点時代における通し番号と想像される。地元では道路の名をとり赤山街道踏切(※)と呼ばれることもあるし、「開かずの踏切」として名高いので単に「大踏切」と呼んでも通用する(*)。
※ちなみに赤山とは川口市内の地名で、埼玉高速鉄道新井宿−戸塚安行間の中間付近に相当する。昔日の交通流動がうかがえる街道の名である。
*北千住駅の南側にある常磐線・伊勢崎線並行部の踏切も「大踏切」と呼ばれることがある。
新交通システム第1374号(平成19(2007)年 1月19日付)記事より 東京都足立区は 2月、東武伊勢崎線連続立体交差化事業の施工計画などを検討する竹ノ塚駅付近連続立体交差事業協議会を設立する。 同事業は、同竹ノ塚駅付近約 1.5kmを立体化する。事業費は約 500億円。国の '07年度予算で、新規採択個所となった。 (後略) |
足立区ホームページ (平成19(2007)年 2月 7日付)記事より 2月 5日(月曜日)、竹ノ塚駅付近鉄道高架化促進連絡協議会会長の鈴木恒年足立区長ほか役員等が東武鉄道株式会社本社と国土交通省を訪れ、「東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の鉄道高架化早期実現に関する要望書」を冬柴鐵三国土交通大臣などへ手渡した。…… 東武鉄道の柴田鉄道事業本部長は「19年度の政府予算案で着工準備採択に内定し、……技術的課題はあると思うが、鉄道立体化に積極的に取り組んでまいりたい」と挨拶した。続いて国土交通省を訪れ、冬柴国土交通大臣に要望書を手渡し、鈴木区長は、「竹ノ塚駅付近の鉄道立体化については、……昨年末には平成19年度の政府予算案の中で、新規着工準備箇所として内示を頂くことが出来た。……」とお礼を述べ、…… 冬柴国土交通大臣は「尊い人命が犠牲になった。皆さんの要望を受け早くしないといけないと考え19年度予算に盛り込んだ。新年度に入れば直ぐに着工の準備にとりかかるための予算が執行される。これで高架化の見通しができた」と話した。 (後略) |
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執筆備忘録
調査:平成18(2006)年秋
執筆:平成19(2007)年春
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