このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

昭和53年6月

松尾鉱業鉄道
元:東八幡平駅構内

ED251 ?
ナンバープレートが取り外されており、僚機ED252の可能性も有り

松尾鉱業鉄道にはED251・ED252の他に箱形の電機ED501とED502が在籍していたが、廃止と同時に秩父鉄道に引き取られ、現在もデキ107とデキ108として健在である

また、このブルー地に白ヒゲの塗装方法は臨海鉄道に多いパターンであるが、そのまま秩父鉄道の電機に引き継がれている



失われた鉄路

岩手県八幡平に、昭和47年まで松尾鉱業鉄道(一般的には松尾鉱山鉄道)があった。松尾鉱山は硫黄や硫化鉄の鉱石の産出で有名で、鉱山のある東八幡平駅(元:屋敷台駅)から国鉄花輪線の大更駅までの12.2kmの貨客輸送を担っていたが、松尾鉱山の閉山の後に昭和47年10月9日に全線廃止となった鉄道である。

残念ながら営業時の写真では無いが、廃止から6年ほど経った昭和53年6月に八幡平をドライブしていたら、偶然松尾鉱業鉄道の廃車群を見つける。その場所は元の東八幡平駅構内と推定され、凸形電気機関車や無蓋貨車・客車や外された架線柱等が線路上に残されていた。

ED251は東八幡平駅跡付近の松尾村歴史民族資料館に保存展示されている。また、後ろに写っているスハフ7等も近所に残っているとか。機会を作って是非再会したいものである。

ところで、保存されているED251であるが廃止から保存までの流浪について、謎がある。仮説が website 61℃ に載っているので興味がある方はご覧ください。なお、本件について当時の事情をお知りの方は是非管理人までメール頂ければ幸いです。

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