このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

北のDD51

〜 an interval 〜

2003.2.22 UPDATED



  今シーズン2回目となる「北のDD51」は、石北線だけでなく根室線にも足を伸ばしてきました。
  根室線の帯広以東には、定期で3往復の貨物列車が設定されており、重連ではないものの山あり海ありで、変化に富んだロケーションの中を走っています。
  今回は、3往復体制となった石北線の貨物と、根室線の貨物をお目にかけます。


← ダブルヘッダー同士の交換。


今季から3往復体制となった石北線の貨物列車。それによって、以前はなかったシーンが展開されることとなった。
その一つが、重連貨物同士の交換風景。途中の安国駅にて、下り9061列車と上り8556列車が交換する。
DD51重連同士の交換風景を捉えることが出来るのも全国でここだけである。


アイドリングの排煙に、対向列車がゆらめく。
8556列車が短笛一声、刹那、それに応えるように9061列車もピッと汽笛を鳴らす。長く厳しい仕業をこなす重連同士が、エール交換を行うかの如く。


轟音と共に8556列車が行ってしまった後は、静けさが支配する構内に、カラカラという軽いアイドリング音が響いていた。


2003.2.8 15:27 石北線 安国駅 手前:9061レ DD51 1135(臨A8500)+DD51 1152(変A34アケ) 奥:8556レ DD51 1057(臨A8501)+DD51 1061(臨A8502)
→ 湿原を行く貨物列車


根室線の貨物列車は、3往復あるものの、この時期撮影可能時間帯に走っているのは、1往復だけである。


降り始めた雪の中待っていると、DD51に牽かれた貨物列車が姿を現した。10両のコキ車にコンテナ10個という、寂しい編成だった。


2003.2.9 10:59 根室線 尺別〜音別 2091レ DD51 1146(鷲機A21)
← 太平洋を横目に。


2091列車は音別で解結を行うため、長時間停車する(この日は日曜日のためか、解結は行われなかったようだ)。その停車時間を利用して先回りした。


鉛色の日本海は何度か見たことがあったが、鉛色の太平洋を見たのは初めてだった。白い波頭が荒々しく打ちつける。石北とは違う厳しさが、そこにはあった。


止まない雪の中、新富士への道を急ぐ。


2003.2.9 11:54 根室線 音別〜古瀬 2091レ DD51 1146(鷲機A21)

撮影後記

 今回の北海道行は仕事の都合もあって、2日だけとなってしまいました。石北線の貨物も日曜は2往復がウヤとなるので、どうしようか検討した結果、根室線の貨物を追うことにしました。もちろん、3往復になった石北線も捨ててはいません。
   冒頭にも書きましたが、根室線は山あり海ありで、しかも定期列車なので夏にも撮影できるのが嬉しいところです。一度夏に訪れてみたくなりました。
 そして、石北線の貨物。3往復になった姿をどう捉えていくか。次回の課題です。乞うご期待!?
  



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