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北海道ツーリング No8

10年振り、夏の北海道ツーリング

1995年8月10日〜14日・Ninja ZX-9R(B-1)
1666km

※これはモーターサイクリスト誌1996年8月号に掲載された物の原文です、
紙面ではいろいろ制限があったためニュアンス等がかなり異なっています。
MAP

ここ数年は北海道には夏休みが短いせいもあってGWにしか来ていなかった。
しかし今年はバイクを新しく買ったので、ぜひとも夏の北海道を走りたい!
ニューマシン、カワサキ・Ninja/ZX-9R(イタリア仕様)は春に購入して、ナラシ運転もバッチリだ。
ようやく900cc/140馬力(FZR400/59馬力の約2.5倍だ!)のパワーの扱いにも馴れてきたし、
やっと手に入れたリッターバイク(実際は900ccだが)だ、「パワーにモノをいわせた」ツーリングをしてみようじゃないか。
しかし夏休みが短いからフェリーでは日数が足りないので、今回も飛行機でバイクを運ぶことにした。あー痛い出費だ。

8月10日(木)晴〜雨〜曇り
涼しすぎる大地・・・

今から出発
いよいよ出発日、朝7時に起きる。
昨日までに用意は出来ているので荷物を積むだけなのだが、防寒着もあるので5日のわりには荷物が多い。
8時前に気合を入れて出発、すでに気温は35度近くある、あぁ暑いなぁ・・・
気合を入れなきゃヘルメットの中で頭がボケそうなのだ。
約45分で関西国際空港に到着、空港手前のスカイゲートブリッジは海の上を走るようで気持ちが良かった。
先ずは航空貨物の受付をしなきゃならないのだが、これが空港島の一番端にあるんだ。
手続きを済ませ、バイクを置いてから全ての荷物を持って旅客カウンターに行く道のりが遠い!
もう汗だくだ、さっさと北海道で涼しく過ごしたいぞ!

航空貨物に預けました
旅客カウンターにやって来たが、貨物受付が離陸2時間半前までなので搭乗手続にはまだ時間がある。
スカイツーリングはどうしてもその時間差で時間が余って困る。せめて1時間半前ぐらいにならないか?
地図を見たりして時間を潰しているうちに体も冷めた、10:30にようやく搭乗。
早く着いていたおかげで搭乗手続きが1番だった(スカイツーリングのメリットってこれだけかも?)ので禁煙席の窓際の席が取れた。
11時に予定通り離陸、みるみる高度を上げて上空に登ると空は素晴らしく青い、この天気北海道でも続け。
約2時間半の飛行で予定通りに千歳空港に到着したが、空は曇っていて今にも雨が降りそうな天気だぞ。
外に出ると寒い!気温の表示はナント15度!いくら北海道と言えど涼しすぎるよコリャ。
バイクを受取り、ガソリン満タンにして走り出す、時間はちょうど2時。今から3時間で200km+を走るのだ。
すぐに高速に入ると寒さが一層きつくなる。「避暑」どころじゃないな、トレーナーとジャケット着てても寒いよ!
千歳周辺は取締りが厳しいと聞いていたので慎重に走って、札幌を過ぎた頃に雨が降ってきた。
カッパを着るのと休憩の為に砂川SAに入る。

雨の砂川SA。前は時代物のGL400
再び走り出すと大雨になった。
前があまり見えないのと寒さでペースが落ち、旭川鷹栖ICを出た所でへばってしまった。
それでも予定より遅れ気味なので休憩もそこそこに幌加内(ほろかない)へ向かう。
道がひどく荒れていて走り辛い。途中の幌加内峠にきたところで何とか雨はあがった。
休憩をとって出発、でもまだ寒いのでカッパは着たままで行こう。
体が固まったままのギクシャクした状態で峠を下り、R275に出る。
道はマトモな状態になったので、いくらか楽になりそうだ。
気がつくと道路沿いには一面に白い花が咲いていて白い絨毯のようになっている、これが全てソバの花だ。
そんな景色に気がついて、風景を楽しみながら走っているうちに今までの緊張が解けたのか、楽に走っているのに気がついた。
何のためにツーリングに来てるんだよ、楽しむ為じゃないか!リラックスして走ろう、焦りは禁物!

ソバの花の真っ白いじゅうたん
この道は車もほとんどおらず、自分のペースで走れる。
信号も無く、天気が悪いので取り締まりも無さそう・・気がついたら100km/h+のペースで流していた。
適当なワインディングロードでリズムが良く、とても走りやすいんだ。
そんなこんなで朱鞠内湖(しゅまりないこ)に着いたのは5時頃、いつの間にか予定のペースに追いついていた。
ここからはもっと気持ちの良い湖畔のワインディング、右に左に膝が擦りそうなコーナリングが楽しめる。
しばらく走って道が直線になった所が母子里(もしり)、今日の宿「母子里一刻館」に到着だ。
それにしても速いペースだったなぁ、砂川SAからの150kmを結局60km/h平均で走ったことになる。
(通常のツーリングでは平均45km/hも出てたら大したモンだぞ!)
宿に入るとけっこう人が多い。聞いてみたら近々JR深名線(しんめいせん)が廃止されるので、撮影や乗車に来た鉄道ファンなんだそうだ。
しかし、それより驚いたのは沖縄ナンバーのカワサキ・ゼファー1100。この人鹿児島からは陸走なんだって!
もう数ヶ月も風来坊生活らしい・・・
冷えた体を風呂で温めてから夕食、今日は焼肉。スタミナつける為に思い切り食べる。
その後は宿主が阪神タイガースファンだったので、黄色と黒の旗などで彩られた妙に落ち着かない部屋の中で生後2ヶ月の子猫をいたぶりながら本を読んでから寝る。
夜は冬のように冷え込んだ、さすが日本最低気温を記録(-41.2度)した町だけのことはある。
明日も天気は悪いようだ、とにかく寝よう。
本日の走行・・・303km

8月11日(金)雨〜曇り
夏・・・だよね?
起きてみると外は今にも降りそうな天気、雲が低いぞ。
今日は浜頓別〜宗谷岬〜サロベツと走る予定、雨になるのかなぁ・・
連泊するので雨具とカメラと地図の軽装で、9時過ぎに出発。

母子里一刻館・後ろのゼファー1100は沖縄ナンバーだった。
走り出して10分も経たないうちに雨になる、あーチクショー!ワインディングが続く楽しい道なのに。残念!
美深(びふか)でホクレンのスタンドで給油するとオレンジ色の旗をくれた。
おぉっ、これか!夏限定でライダーだけに配っているという旗というのは!
(最近、夏に来ていなかったので噂だけしか知らなかった・・・)
うん、これからはホクレンのスタンドだけで入れよう。
ところが聞いてみると3色あって、道北と道央がオレンジ、道東が黄色、道南が緑らしい。
えっ、今回道東行かないよ! どこかで誰かと交換しなきゃ・・・
再び走り出すが、今日も寒いなぁ!
音威子府(おといねっぷ)でR275に入ると大雨、それでも道幅が広くて路面状態が良く、リズムのいい道なので逆にペースが上がる。
エンジンも熱くならないので調子がいい。9Rはトルクがブ厚いので走りやすいのだ。(警察もいないし・・・)
浜頓別(はまとんべつ)に出る頃には雨が止んだ。
時間はまだ11時、すごく速いペースだったなぁ。
ここからR238、今まで何度も走った道だけど、北上するのは初めてだ。最果て感がヒシヒシと伝わってくる。
交通量もやや増えて、バイクとすれ違うようになる。長〜い間忘れていたピースサインの連発で、ツーリングに来てると実感するね!
美深から2時間走り詰めだったので、猿払(さるふつ)公園で休憩しよう。
ここでカッパを脱ぐ。すれ違ったライダーが誰もカッパを着ていないということは、この先は雨が降ってないというわけだ。
しばらく休憩してから再び走り出す。相変わらず対向車線にはバイクが多い。
長かった直線区間が終わり、丘陵地帯になると適度なワインディングになり気持ちが良い。
初めて来た時から気に入っていた場所なのだ、久しぶりなので写真を撮っておこう。

宗谷岬手前の丘陵地帯
ついでに数回往復してから宗谷岬へ向かう。
到着したのは12時を少し回った頃。久々に見る宗谷岬はきれいに整備してあって、以前のように記念碑前までバイクも入れなくなっていた。
さぁ、ここで昼食にしよう。
この辺は積丹(しゃこたん)と並ぶウニの産地。ここまで来たらウニ丼しかないでしょう!
いざ、食堂に入ると夏だというのにストーブ焚いてるよ・・・
しかし気温17度ではたしかにありがたく思うね。待っている間に体も温もった。
そしてウニ丼との対面、うおおおおっ!スゴイ!!

これぞ北海道のウニ丼!
口の中に拡がる旨さに感激しながら食べました。ちなみに2500円だった。
しばらく休憩した後、1時半に走り出す。
稚内で寄り道をして、稚内空港まで戻って道道に入ると再び雨になる。
丘を結んで流れる軽快な道は雨でも走りやすいのだが、
さすがに地方道で、たまに出てくる標識を見てもどこに出るのか分らない(地名が地図に載ってない)のだ。
適当にウロウロしているうちに豊富(とよとみ)温泉に出たのでやっと自分の位置がわかった。
そのままこの時期には花が無いサロベツ原生花園を通過して、道道106号に出る。
晴れていれば水平線と利尻島が見える素晴らしい場所なのだけど、さすがに今日の曇天では何も見えない。
いつの間にか雨も止んでいたので、カッパを脱ぐついでに休憩しよう。

何処までも伸びる愛しの道道106号
走り出したら後ろから物凄い勢いで大型ダンプがやってきた、あわてて加速してしまった。
フルパワー車の全力加速はとんでもない!
後輪が空回りするぐらいの勢いで路面を蹴飛ばす、前輪は妙に軽くなり、スピードメーターの針が跳ね上がる。
10数秒の間で240km/hまで到達していた・・・
我に返った時にはダンプの姿は見えなくなっていた。あーコワ!
まぁ、たまにはブン廻してやらなけりゃね。
それにしてもこの道は凄い、視界の利くかぎりストレートだ。
昔来たときはまだ一部しか無かったけど、今ではもう天塩(てしお)までつながっているんだ。
天塩でR232に入ったところにホクレンのスタンドがあったので、ガソリン減ってないけど入る。でも残念ながら旗は無し。
隣にもスタンドあるのにバイクはみんなホクレンで並んでいるのが可笑しかった。
R232を南下、この道も何度も走ったけれど南下するのは初めてで、景色が今までと違って見えて新鮮。
適当にアップダウンが続く、さびれた漁村をつないで走るこの道は、ある意味とても北海道らしくて好きな道です。
そのうち苫前(とままえ)に入った。
ここからR239に入る。またしても車が全然いない道だ、まるで貸切みたい。
空も薄暗くなってきたけど、途中からは中速コーナーが延々と続く状態になり楽しく走れる。
霧立峠(きりたちとうげ)で休憩の為に止まっていたらまた雨になった。

雨の霧立峠
もうここからは帰るだけ、再びカッパを着て日が落ちた中、6時前に宿に到着。
風呂から上がると、今日の夕食はジンギスカン!
今日もたらふく食べてしまった。
晩は昨日と同じく、子猫をいたぶりながら本を読む。相変わらずこの部屋は落ち着かないぞ。
さて、明日はどうしようか?予定としては富良野に行きたいのだが、天気予報は曇りと言ってるしなぁ・・・
本日の走行・・・491km

8月12日(土)晴
真夏の一日
朝起きてみると今にも泣き出しそうな天気、嫌な気分だなぁ。
とりあえず富良野の宿が確保出来たので、大雪山経由で走る予定だ。
昨日一緒になった、北海道でツーリングデビュー典型型の女の子
(前回来た時にライダーの影響を受け、免許取って初めてのツーリングが北海道。理想と現実の差でいろんな所で試練に遭ってメゲている。)
を連れて南方向に向けて出発。

人もバイクも所々に試練の跡が・・・
途中でいきなりの大雨になったが、添牛内(そえうしない)に来ると止んでいた。
ここから一人でR239に入り士別(しべつ)へ向かう。天気は回復しそうなのでカッパは脱いでいこう、もうカッパは飽きたよ・・・
士別からR40に合流、車が増えて走りにくい。淡々と走るだけの退屈な道であった。
愛別(あいべつ)でR39に入ったところでホクレンのスタンドに入る。
給油と休憩をして、またオレンジの旗をもらって走り出す。
渋滞している車の横をスリ抜けているうちに層雲峡に着いたけど、あまりに人が多くて見る気にならず、
そこそこに走り出し、R273(大雪国道)に入り、糠平湖(ぬかびらこ)方面へと進む。
幅が広く、車も来ない快適なワインディングロードはグングン高度を上げていく、
しかし900ccのパワーは強力で、まるで平地のようにガンガン登る!
登りのワインディングがこんなに楽しいとは思わなかったぞ。
全線舗装できれいな登り道は三国トンネルを出たところで終わった。ちょうど三国峠展望台があったので休憩しよう。

初めて来た三国峠展望台
ここは初めてやってきた、長年来たいと思っていたのだが近年までは北海道屈指の強烈ダートだったので来れなかったのだ。
それが今ではすごくスムースな道になっている、ちょっと複雑な気分ではある。
休憩していたらバイクが次々やってくるので、各人情報交換で盛り上がる。
このほんの先の鉄橋がニッサンのウイングロードのCM(B'zの「荒野を走れ〜」の曲)で使われた場所だと初めて知った。
あぁ、あれって外国じゃなかったんだ・・・
下りだすと原生林の中を一気に駆け抜ける豪快な道になった。
いくらでも出せそうな道なんだけど、こんなところで取締りされてたら免許が何枚あっても足りないだろうな・・・
自制心と戦う道は寂れてしまった糠平に来たところで終わる。
ここからは然別湖(しかりべつこ)へ向かう。気温も上がってきてやっと夏らしくなったな。

こんな道が続く
ちょっと狭いけど楽しいワインディングを走り、然別湖を抜けて帯広へと下る。
帯広に入ると交通量が増えて走りにくくなる、まぁ幹線道路だから仕方ないか。
清水町からR274に入り日勝峠(にっしょうとうげ)へのワインディングを攻める。
登りに2〜3車線あるので車が多くてもガンガン抜いて行けるのだが、峠の頂上を越えたとたんに1車線の田舎道になってしまった。
こうなると大型車を抜く事も出来ないのでペースがガクンと下がる、しばらくはノロノロ走行だなコリャ。
そのうち流れが良くなってきた、久しぶりの青空を眺めながらボーっと走っているとチェーンノイズが気になってきた。
しまった、チェーンオイル持ってくるの忘れたぞ。
日高からR37に入り北上。交通量はほとんど無く快適なペースの道となる。
快調に走って占冠(しむかっぷ)で給油、チェーンにも給油しておかなきゃ。
R38に入ると富良野はもうすぐだ、青空の下の景色がまぶしい。
やっと夏のツーリングらしくなった、あ〜気持ちいい。
久しぶりに来たので市内をウロウロしてたら、以前青森で会った女の子と会った。彼女もツーリング中でちょうど富良野に来ていたのだ。
一緒にその辺を流しながら、本日の宿「花菜里」(かなり)に到着。
丘の中腹にあるので、富良野市街の景色が絵葉書のように見えている。
しばらく景色を眺めながら、彼女や宿に来ていた連中と話をしていたが、夕食の時間になったので彼女は自分が泊まる宿へと帰っていった。
他の連中はてっきり彼女がここに泊まるものと思っていたらしく、非常に残念がっていた。
そう、彼女は元モデルで普通の時は非常に可愛いのだ。(ま、酒飲んだら人格が豹変するんだが・・・)
今日の夕食は外で景色を眺めながらの「チャンチャン焼き」だ、とても豪快な料理だが非常に旨かった!
食後に日が暮れても外でずっと雑談、すると例の旗の黄色ばかりを持っている奴がいた。
互いに違う色が欲しかったので交換交渉成立。残すはあと1色。
8時頃まで満天の星と広がる景色を見ながらみんなで飲んでいた。
すると近くの温泉に連れて行ってもらえる事になった、これはラッキー!
さっさとマイクロバスに乗り込んでいくのでした。

富良野の丘にある宿・花菜里、これから温泉に行く
行ってみるとホテルの温泉で、ラベンダー色になっていた。広々とした風呂は体が伸ばせて気持ちがいいねぇ。
ノンビリしてから宿に戻ると、今からミーティングをやるそうだ。と言っても酒飲んで話をするだけなんだけど・・・
深夜までみんなでワイワイやって盛り上がる、寝たのは1時過ぎ。
何となく雨が降っているような気がするが、すでにそんな事は分らなくなっていたのでした。
本日の走行・・・411km

8月13日(日)雨
冷たい雨に打たれて・・・
7時頃、雨の音で目が覚めた。
昨日の天気が信じられないくらいの大雨になっている!
今日はゆっくり市内観光でもしようと思っていたのだが・・・
しばらく天候の回復を待ってみたが、強くなる一方なので出発する事にした。
天気予報では留萌(るもい)方面がマシらしいので、そちら経由で札幌に向かおう。
R38を北上するが、雨は止む気配が全く無い。交通量も多いので走るのが辛いな。
黙々と走って2時間程で滝川へ、そのままR275に入って北竜まで来るとようやく小降りになった、ここからは道道で増毛(ましけ)に向かう。
道端にやたらとヒマワリが目に付く、そう、ここは日本で1・2を争うヒマワリの町なのだ、街灯やマンホールのフタまで何でもヒマワリ。
晴れていればいい景色なんだろうけど、雨が恨めしい。

雨に濡れるヒマワリたち
増毛に着くと雨は止んでいた、曇天のままだけど海沿いを走るほうがまだ気分がいいね。
R231を南下する、14時を回った頃に雄冬岬に到着。
ここで休憩を兼ねて昼食にしよう、今までたいした町が無かったので食堂も見つからなかったんだ。
食堂に入り「デラックスラーメン」なるものを食す。
うおおおっ!カニ・ウニ・ホタテ・ボタンエビなどが所狭しと入っていて麺が見えない!これで1000円は安いぞっ!
しっかり温まってから再び走り出す、体が温まっていると走りも軽快になる。
相変わらず天気は悪くて寒いけど、雨は降らないようだ。海沿いのノンビリクルーズで行こう。
たいして景色も見えず、何の感動もないまま札幌市内に入った。
明日は朝が早いから今のうちにガソリン補給しておこう。
どうせならホクレンのスタンドを・・・と探しているうちに南区まで来てしまったが、どうにかホクレンのスタンドに入る。
汚れたバイクを軽く洗って、緑の旗をもらって出発。見事に3色揃いました!

こんな旗でした
17時過ぎに本日の宿「ホテル・ダイナスティ」に到着。(スカイツアーは嫌でも最低1泊はホテルに泊まらなきゃいけないので・・・)
いつも思うけど、バイクでホテルというのは似合わないなぁ。
汚れた格好なので何だか気が引けてしまうんだ。
着替えて落ち着いてから、市内観光を兼ねて晩飯を食べに行く。
あちこち見て回ってからススキノで居酒屋に入って新鮮な魚を食らう。やはり北海道はどこで食べても旨いなぁ。
23時頃にホテルに戻って風呂。どうせだから大浴場に行くと誰も居ない。
それではと一人で温泉プール代わりに泳いでしまった。
一人部屋なので何もする事無いし、明日は朝が早いのでとっとと寝よう。
本日の走行・・・272km

8月14日(月)晴〜雨〜晴
真夏への帰還
5時過ぎに起きて用意を済ませ、6時前に出発する。
今日は朝の9時までに新千歳空港に行かなければならないので、空港に行くだけではもったいないので早朝から走るのだ。
天気は相変わらずの曇天ではあるが、雨の気配ではないので助かる。もうカッパなんて着たくないのだ。
R230に入り中山峠越えで室蘭方面に進む、こんな早朝なのに車が多い。幸い登りに登坂車線があるので追越しは楽で良い。
これで天気がよければ気分いいのに・・・霧が出てきたぞ。
ところが中山峠を越えて下りになったらスカッと晴れている・・・どうも今回のツーリングは天気にからかわれているなぁ。
相変わらず車が多くてペースは上がらない、それでも晴れた中を走るのは気持ちがいいねぇ。
7時頃に喜茂別(きもべつ)に到着、ここからR276を支笏湖方面に向かう。
車は1台もおらず、貸切状態で走れるね。
適度なワインディングで、最高に気持ちよく走れる!最後の日だけど気持ちのいい場所があって良かった。
気持ちよく登りの高速コーナーを走って美笛(びぶい)町に入り、美笛トンネルに入る。これを抜ければ支笏湖だ。
ところがトンネルを出たところはバケツをひっくり返したような豪雨!なんだよコレ!
仕方なくカッパを着て走り出す、あ〜結局雨の降らない日は無かったなぁ〜
雨の中でもハイペースで走れる道だけに余計に恨めしく思う。
支笏湖を横目でみながら走り抜ける、もう途中で止まる気もなくなった。道道を走り、8時半過ぎに新千歳空港に到着。
指定のスタンドでガソリンを抜いてから航空貨物の手続きに行く。
待っているとTTR250レイドとFZR250がやってきたので3人で暇つぶし。貨物手続きを終わらせ、旅客の方へ行こう。
土産を探したりしてから早めの昼食。「北海道といえばラーメンでしょ」ということでラーメン屋へ。
今日はウニラーメン、これまた信じられないくらいにウニが入っている。これで600円は安すぎるっ!
その後は互いのツーリング話などで時間をつぶしてようやく搭乗。
ガラガラだったので左の後部窓際の席を列ごとに独占。飛行機は予定通り11時半に離陸。
上空は腹が立つくらいの青空。ボケーっとしていたら暇なせいかスチュワーデスさんがよく話しかけてくる。
後部席担当らしいけど、後部に座ってるのは僕らぐらいだもんな。ツーリング話で盛り上がっているうちに到着の時間が迫ってきた。

ずっと話をしていたスチュワーデスさん
着陸コースの関係からか大回りしているようで、瀬戸大橋が見えたり淡路島が見えたりしているぞ。
予定通りに約2時間で関西国際空港に到着、荷物を受取って外に出るととんでもない暑さ!35度はあるぞ!気温差15度は体にキツイぞ!
貨物に行ってバイクを受取ると千歳では気がつかなかったのだが、FZR、どれだけ荷物持ってるんだぁ?サイドスタンドが折れそうだぞ!

荷物多すぎだって!
荷物をくくりつけ半袖のままで走り出す、暑くて頭がヘンになりそうだ!この天気が北海道にあったら楽しかっただろうに・・・
空港島からのスカイゲートブリッジの上で別れのピースサインで去っていく、約50分程で無事に帰宅。
荷物を降ろし、雨のおかげでまた泥だらけになった9Rを丁寧に洗車してガレージに格納、これでツーリングは無事終了だ。
あ〜何だか濡れただけのツーリングだったなぁ・・・


本日の走行・・・189km

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