このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

1983 冬の北海道・大学卒業旅行

1983年2月4日〜23日


今回のルートマップ(函館が起点・終点)

ついに学生生活で最後の休みになってしまった。
最後の旅はやはり北海道だ、昨年夏には最後のロングツーリングをしたし、
今後長い休みを取って長時間行けることもないだろうから。

大学の試験日の都合と、就職先からは3月からバイト扱いで出社するように言われており、行けるのは2月中しかない。
今なら札幌で雪祭りを見れるし、昨夏サロマ湖畔YHで教えてもらった2/14の氷上大運動会も行けそうだ。

元より鉄道好きで旅をするようになったんだから、その知識を生かして旅をしよう。
今回は細かく予定を立てずに気ままに回ってみよう、旅先のハプニングを期待してみる。
宿が取れなくても夜行列車がいっぱいあるから泊まりもあまり心配してないしね。

防寒着はバイクの冬用一式を使う、ただスノーブーツを持ってないのでライディングブーツで行く。
スニーカーなんかだと濡れたり水分が入ってくるから、それよりは一応本革だからマシだろうとの考えだけだ。
ゴーグルもオークレイとスコットのモトクロス用を持っているが、フェイスガードが付けれるのでスコットで行く(コレが大正解だった)。
カメラもコケたりして壊さないよう、ジュラルミンのカメラケースに入れて持っていく。

周遊券は20日間期限があるので、目一杯使ってこよう。
さぁマイナス20度の世界へ旅立ちだ。

2月4日(金) 曇り 大阪〜青森
朝6時に起きて家を出る、大阪駅を10時に出る特急『白鳥』の自由席に何としても座りたいので、早く行って並んでおきたいのだ。
新今宮駅で南海電車から国鉄に乗り換える、この駅で北海道周遊券を買う。ここから有効なのだ。
大阪環状線で大阪駅に行って、11番ホームの先頭に行くと、もう人がいっぱい並んでる!
ゲゲッと思ったが、これは1本早い『雷鳥』の自由席に乗る人の列だった。


『白鳥』の自由席特急券

結局1番先頭で『白鳥』に乗れることになった、先頭車は禁煙車だし、あー良かった。
進行方向左側の一番後列の席を取る、ここならトイレも出口も近いし、席を倒すのに後ろに気を使わないからね。
さ、青森まで約14時間の長旅だ、ケツ痛いんだろうなー。
(予算が無いので寝台特急の『日本海』には乗らず、往復『白鳥』なのだ)

京都を過ぎる時に降っていた雨は、北陸トンネルを抜けると雪になった。
そこは真っ白な雪世界、光が差すと目が痛い、サングラス持ってくればよかったかな?

金沢を過ぎるとさすがにヒマになる、もう時刻表を見るのもしんどいし、日本海をボケ〜ッと見てる。
長岡に着くと外は1mぐらいの積雪、うわっ北海道じゃ2mぐらい積もってるんじゃないか?

新潟に到着、5分程の長い停車。
ここで進行方向が逆になるんだ、一転して山側の風景になる。
あと約6時間、日が落ちてきて暗くなった、車内はずいぶん人が減ってしまったが秋田で大量に乗ってきた。
ここで東京の大学生と相席になり、いろいろと話をしたおかげで青森まで楽に過ごせた。

列車は定刻の23:50に青森駅へ到着。


2月5日(土) 雪 青森〜函館〜札幌〜
さぁ、0時発の青函連絡船に乗り換えるゾーと走ろうとするが、凍ったホームは危なくて走れやしない。
乗船口に何とか着いたけど、この便はすでに満員になっていたので次の便の切符を買う。
函館で乗り換える時間が無いから、次の特急は座れなさそうだな。
先の事を考えても仕方ないので、乗船してさっさと寝よう。無駄な時間は寝るに限る。

パッと起きるともう函館、さっさと乗り換えに行くが、すでに特急『北海1号』は満席だった。
立ってウロウロしていたら、親切なおばさんが『次の駅で降りるからここに居なさい』と教えてくれた。
おかげで森駅から座ることができた、おばさんありがとう。
列車の中で朝焼けを見る。
『北海1号』は9時過ぎに札幌に到着、中学卒業の時以来7年振りだなー。
さぁ、まずは雪祭りを見に行こう。

初めてなのでワクワクしながら行ってみた。
だけど天気が悪いせいもあり、あまりいい感じではない、地面も空も薄い白色でメリハリが分らないのだ。
それでもスケールの大きい雪像等を見てると、とても雪で出来ているとは思えない。


大通り公園会場

会場のあちこちでコーヒーや甘酒を配っているのでそれで温まる、寒いなぁと気温を見るとマイナス2度。
この時期の北海道ではこの気温はかなり暖かい方らしい。

大通り公園の会場を昼頃に出て、真駒内会場の方に行く。
自衛隊の駐屯地なのでこちらの方が会場が広い。


真駒内会場

ここではATVの試乗会をやっていたので、試しに乗ってみる。車種はホンダのATC180。
3輪なので転倒の危険は無いのだが、雪でフロント側が外に流れるので乗りにくい。
後輪荷重を増やす乗り方に変えたらまぁまぁ上手く乗れた。
どんな物でも基本は同じだね。


ATVはあまり上手く乗れず

16時頃に札幌駅に戻る、待合室で休憩しながら今後の事を考える。
先ずは道東に行ってみたいので、釧路行きの夜行急行『まりも3号』に乗ることにした。
道内では周遊券があれば特急・急行の自由席は無料なのだ。
時間を確認してからナイトステージを見に行く。
ライトアップされると昼間と違って幻想的に見える。
路面が凍っていて滑ったりコケたりしながら、足が凍りそうな思いをしながら歩きまわる。


ライトアップされています

ゆっくり見てから駅に戻り、パンとコーヒーを買って列車に乗り込む。
車両は14系客車だ、良かったー。リクライニングシートだ。
車内はけっこう空いていて、僕のボックスには誰も来なかった。
アナウンスを録音しながら夜景を見る、でも雪だらけ。

終点の釧路には朝6時着予定、とりあえず寝よう。

2月6日(日) 晴れ 〜釧路〜根室〜標津〜摩周湖YH

とは言うものの、帯広に着いたところで目が覚めた。
まだ外は真っ暗、この辺はあまり雪は積もっていないようだね。

またしばらくすると目が覚める、5時だ。
パンを食べようと思って窓際に置いていたコーヒーを取ると、冷たい。
プルタブを引くとビックリ、中が凍っていた・・・

列車は定刻の6:15に釧路に到着。
向かいのホームには乗り換える『ノサップ2号』が来ている。
ホーム間を歩いただけで顔が凍りそうなほど寒い、いや痛い!

この列車で根室まで向かう、根室で何をするでもないけれど路線の乗り潰しと、列車に乗って国鉄の最東端に行ってみたかったのだ。
今日は天気が良くて景色も良く見える、この辺は雪が少ないみたいだね。
そのうち根室駅に到着、ここで摩周湖YHの予約を取る、夏には取れなかったけど今回は一発で取れた。

20分ほど経って、折り返しの『狩勝2号』に乗って引き返す。
厚床まで戻って標津線に乗り換える、こちらは1両でトコトコ走る。
乗車した時はガラガラだったのに、2駅目の奥行臼で満員になった、そのままの状態で終点の中標津に到着。
ここでまた乗り換えて根室標津まで行く。
車窓風景は斜里岳がずっと見えていて、終着近くで国後島が見えてくる。


車窓から見る斜里岳

到着してから駅周辺を散策・・・何も無い・・・
しばらくボケ〜ッとしてから同じ列車で釧路方面に引き返す。
標茶を回って塘路まで来たところで、反対側の列車に乗り換えて弟子屈へ向かう。
すると、何だろう同じように反対側の列車に乗り換える人がけっこういる。

次の茅沼駅に着く手前からみんなが望遠付きのカメラを構えだした。
何だろうと思ってみてみると50mぐらい先に丹頂鶴が居た、慌てて望遠に付け替えて撮影するがブレちゃったよ。


丹頂鶴がいました

初めて丹頂鶴を見たね、ラッキーでした。
そのうち列車は弟子屈駅に到着、YHの車が迎えに来てくれていたので数人で乗り込む。

YHに着くと夕食のメニューを3種の中から選ばされる、値段も違うので当然一番安いやつ。
部屋に落ち着いてしばらくしてから風呂に入る、あぁ温まる。
その後18時から夕食、ノンビリと食べる。今日はそんなにたくさんホステラーは居ないなぁ。
その後のミーティングはゲームと歌のオーソドックスなものだった。

ミーティングが終わるとフリータイムだが、みんながYH併設の喫茶店『ミルクランド』に行くので着いていく。
こんな時間なので客はおらずホステラーばかり、みんなでウダウダと話をしていた。

明日は今年第一回目のソリ大会を行うそうだ、うん、明日は連泊だな。

2月7日(月) 雪 ソリ大会〜摩周湖YH連泊

朝5時にたたき起こされる、『なっ、何ですか?』と言うと『日の出ツアーじゃん』と言う。
あーそうだ、昨日の夜そんな事言ってたな。
ホステラーみんなで摩周湖第一展望台まで歩いて行くのだ。

外に出るととんでもなく寒い、マイナス20度以下の世界は思い切り厚着してても凍りそうだ!
ノタノタ歩くが、カメラバックのおかげで重心が左に寄ってて歩きにくい。
約1時間で展望台に到着したが、生憎曇っていて日の出は見れなかった。
では明日に期待しよう。


日の出は見れず

それでは帰ろう、黄色い帽子の田中君は全然グリップしない!と文句を言ってた安全靴(みんなちゃんとした雪用の靴で来てないのだ)で
凍った路面を器用に滑り降りていく、なかなか見事なバランスだ。
どうやって止まるのかなーと思っていたら雪に突っ込んで止まってた。

戻ってくるとちょうど朝食の時間だった。
暖かいミルクがとても美味しい、タップリ飲んだ。
朝食後に出発組をみんなで見送る。

その後はソリ大会、近くのスキー場に行く。ソリ遊びは無料らしい。
直滑降と大回転の合計タイムで争うらしい。
誰でも度胸一発の直滑降はなかなかのタイムだったが、大回転は上手く行かなかった。
いろいろ考えて滑ってみたもののタイムは思うようには出なかった。


ソリ大会

その後はフリーでソリ遊び、みんなでドッキングやイモムシと呼ばれる遊び方を教えてもらい楽しむ。
この時にゴーグル+フェイスガーが役に立った、雪やしぶきが顔にかかっても僕だけは何ともないのだ。
おかげで『スターウォーズの出来損ない』というありがたくない異名を付けられてしまった。

その後もみんなで雪まみれになって遊び、15時頃にYHに戻る。
真冬だというのにみんな汗ダクになってるので先ずは風呂に入り着換える。
今日の連泊者は2階の部屋に入れられた。

食後のミーティングでソリ大会の結果発表、今日は7日なので1位と7位にYHの『リスワッペン』が貰えるそうだ。
で、僕がちょうど7位だった。おぉラッキー。
その後は昨夜同様で『ミルクランド』に行ってみんなでダベる。
そこで明日5人でレンタカーを借りて知床まで行こうということになった。

え、車の免許取ってからまだ運転した事ないんだけど・・・

2月8日(火) 晴れ レンタカーツアー〜摩周湖YH3連泊

今日は日の出ツアーは無く、普通の朝だ。
朝食を済ませると2人が車を借りに行った、僕らはその間に用意をする。
9時になり5人で出発、運転は交代しながら。
先ずは摩周湖第一展望台に行ってみる。


湖面がよく見えた

YHから約10分で着いた、天気がいいので凍った摩周湖がとても美しい。
そこから引き返し、次は阿寒湖へ向かう、という事はあの阿寒横断道路を走るのか!


凍った摩周湖

R241はほぼ凍結状態で、5人乗りの車。峠道はいくらスパイクタイヤ(当時はまだOKでした)でも滑る!
コーナーごとにドリフト状態で『わーっ』と声が上がる、いやー怖いけど楽しい。
途中で双湖台に寄って休憩、ペンケトーもパンケトーも凍って真っ白だ。


双湖台

そこから少し走って阿寒湖に到着、ここでは凍った湖面の上でスノーモビルに乗れるのだ。
貸してもらったのはヤマハの440ccと大排気量(当時は)じゃないか。
みんなでレースをするがパワーがあり過ぎて手に余る、コントロールするのが難しいんだ。
何とか2位でゴールできた。あー怖いけど楽しかった。


阿寒湖でスノーモビル

阿寒湖の用事は終わったから、またR241で悲鳴を上げながら弟子屈まで戻って、川湯に行ってみる。
そしたら白鳥の大群がいる、水が温かいからだろうね。
餌付けされているからか、全然逃げないよ。


川湯に居たたくさんの白鳥

近くなので硫黄山にも寄ってみるが、人は全然いなかった。
夏場とはえらい違いだ。


誰もいなかった硫黄山

硫黄山を後にして斜里へ向けてブッ飛ばす、直線では90km/hも出る。
ギャーギャー言ってるうちに斜里に着いた、以久科原生花園へ行ってみよう。
ここの海岸にはビッシリ流氷が来ていた。


流氷が来ていた

生まれて初めて流氷を見たね、みんなで流氷の上に乗ったりする(安全な所だけで)


一応海の上です

ここからR334でウトロに向かうと、オシンコシンの滝もまわりが凍っていた。


滝の反対側

いつもは水しぶきが飛んでくるんだけれど、さすがに周りが凍っているのでいつもの迫力は無い。


周りが凍っていた

ここまで来るとウトロはもうじきだ、着いてみると、ここも流氷がビッシリ来ていたので海まで見に行くが、ここの氷はけっこう割れていてちょっと危ない。
さすがに氷の上には乗れないね。


真っ白な羅臼岳

しばらく氷遊びをしてから来た道を戻る、オシンコシンの滝でちょうど夕日が見えていた。


夕暮れが迫る

斜里まで戻るともう薄暗い、ここで別れる3人を駅で降ろして田中君と2人でYHに戻る。
3人降ろすと軽くなったからか、今度は100km/h出るぞ。
夕食には遅れちゃならねぇとばかりに飛ばす。
無事18:30にYHに到着できた、あー楽しかった。

食後のミーティングでは罰ゲームでついに『エゾマシュウクワガタ』になってしまったが、
一番ウケたので、ミルクランドのコーヒーが無料になった。
楽しかった摩周湖YHも今日で終わり部屋に戻って荷物を片付けておく。

バッグにはリスワッペンと3連泊ワッペンをしっかりと着けておく。

2月9日(水) 雪 摩周湖YH〜釧路まきばYH

朝食を済ませて出発の用意をして、田中君と一緒に弟子屈駅前のバスセンターにレンタカーを返しに行く。
料金はちょうど1万円だった、一人当たり2000円。
駅に行くと今日の出発組が居た、今日の予定は決めていなかったのだが女の子4人組が『鶴を見て釧路のYHに行こう』と言うので、
結局そこに居たうちの7人は釧路まきばYHに行くことになった。
それではと釧路駅に向かう。

釧路の駅ビルでみんなで食事、ここで分かれる二人を見送ってから『丹頂の里』にバスで向かう。
しかし残念ながら、あまり鶴はおらず、遠方に居るのを望遠で撮るだけ、後は観察小屋の中で震えるだけ・・・


思ったほど丹頂鶴は居なかった

あまりに寒いがバスが来るのはず〜っと後。
とても我慢できなくなったので、ヒッチハイクして駅まで戻ることにした。
けっこう止まってくれる車がいて、全員駅に揃ったところで歩いてYHまで行く。
YHに着くと東京ナンバーのMR50が停まっていた・・・

しばらく過ごしてみるけど、このYHは何だか合わない。
過ごしにくくて気ノリがしなくて楽しくない。
こんな真冬なのに部屋に暖房が入ってない?すごく寒いのだ。
あぁムゴイ。

明日はさっさと出発するぞ!

2月10日(木) 曇り 釧路まきばYH〜札幌〜

今日は移動するだけで時間を潰す日だ。
予算が無いので毎日宿に泊まれないから数日は夜行で寝る日が必要なのだ。
今日を何とかすれば、あとは帰りに1回やるだけで済むはず。

先ずは釧路駅から『おおぞら4号』に乗る。
新得まで来たところで、普通列車に乗り換えて富良野に向かう。
この列車のトイレに行った時にWAY(パナソニックのヘッドホンステレオ)のバッテリーパックを落としてしまった。まぁ本体のバッテリーで聞けるからいいけど・・・

富良野でまた乗り換えて、今度は旭川まで。もう外は夕暮れ。
旭川では夕方なのにもう真っ暗、ここで今度は『ライラック』に乗り換えて札幌まで行く。
札幌に着くまでに今晩の行き先を考える。
札幌発の夜行は4方向出ていて、函館・釧路・稚内・網走と行けるのだが、
函館はもとから行く気は無く、釧路は行ったばかり、稚内か網走かを考えてサロマの方に行きたいので網走に行くことに決めた。

札幌ではこの前と同じパターンで、パンとコーヒーを買って、列車が来るはるか前から並んでおくのだ。
乗ったらすぐ満員になってビックリ、それが明日からのオホーツク流氷祭りの為とは後から知ったのだった。

満員の『大雪5号』は網走へ向けてひた走る。

2月11日(金) 曇り 〜網走〜原生花園YH

『大雪5号』は定刻に網走駅に到着。
さて、今日はどうしようか。先ずは弟子屈まで行って戻ってくる、これで釧網本線をクリアしたぞ。
戻ってきたのは昼頃、YHを予約しなきゃ。

サロマに行こうと思ったけど、14日まで同じところに居るのは長いかなと思って、原生花園YHを予約する。

列車を待っている間がヒマなので、正月に長崎に行ったときの写真を送るためにここで手紙を書く。
長崎の写真を網走から送るのなんて面白いかなと。

全部送り終わってから列車に乗って北浜に向かう。
北浜駅はなかなかローカルな駅で、もうオホーツク海がすぐそこに見える。
ちなみにこの駅は、海に最も近い駅なんだそうだ。
駅からテクテク歩いていくと、同じ方向に行く人たちがいるので、彼らもYHだろう。

YHに到着、まー何とひなびた所なんだろう。
中に入るとけっこう人は多い、部屋は『ヒラメ』部屋名は魚の種類らしい。
風呂に入って、19時から夕食、その後はミーティング。
冬のスライドを見せてくれる。

同室の青木君はそれを録音している。
彼とはけっこうやる事が同じで、写真撮って、ノート書かせてなどなど、青木君いわく『同類項』だそうだ。
最後に集合写真を撮ってミーティングは終了。


なんか中心にされてしまった

その後は希望者だけで3連コタツの部屋に行ってダベリの続き。
バイクに乗ってるというメガネっ娘と話をすると、地面に足が届かないと言う。
『何乗ってんの?』『XL250S』あぁ兄貴が乗ってるのと同じだ、そりゃ足届かんわ、
キックでエンジン掛けるのも大変だろうね。

明日の朝は日の出ツアー、マイナス20度以下に冷え込むらしい。

2月12日(土) 曇のち晴 網走〜能取岬 原生花園YH連泊

5:30に起きて日の出を見るべく6人で外に出るが、さっ寒い!
僕や青木君はいいとして、加藤君はジャージで出てきた『寒い〜』とわめいているけど、そらそうや。


白鳥も寝てます

曇っていたため結局日の出は見れず、寒いだけなのでさっさとYHに戻る。
朝食後、青木君やメガネっ娘たちは出発して行った。

今日は連泊して、YHのスタッフ達も一緒に『オホーツク流氷祭り』を見に行くことになった。
車2台で会場へ、場所はそんなに広くはないけれど、見所はけっこうたくさん有った。


流氷祭り会場

アザラシが氷の仕切りに入れられていて、それを見たムッちゃんが『かわい〜』と手を出したとたんにガブッと噛まれた。
幸い手袋だけで助かったけど、一つ間違ったら大変だったぞ。野生動物に不用意に手を出したらダメだって!


生アザラシ

輪投げ大会があったのでやってみるが、7人で3投づつやったのに誰も入らない・・・・・
参加賞のヤクルトを1本づつ(なぜかミッちゃんだけは2本)もらって、会場を出て商店街をウロつく。
道沿いには魚が入った氷のモニュメントがいっぱいある。


魚のモニュメント

時間もあることだし、今から能取岬まで行くことになった。
岬までの道は雪道でいたるところにアイスバーンがある、運転しているフィーバー君は皆が『やめろ!』と言うのに
ハイペースで走るのでついにスピンして雪だまりにハマっちゃった。


めり込んだ後

雪の壁にめり込んだだけなので、みんなで引っ張り出してまた走る。
そうこうしているうちに岬に到着。

天気が回復してきてて、青空が広がってきた。海を見ると青い海・・・
ここなら流氷が見れるかなと思ってたんだけど、流氷は水平線のあたりに漂っていた。


遠くに流氷が見えている

キツネの居る岬の食堂でパンを食べてから帰路に着く。

帰り道の途中の道端で呆然と立っている3人がいた、どうしたのかと話を聞こうと思ったら道の脇にサニーが落ちている、あーブレーキロックしちゃったんだな。
この辺じゃ連絡出来る場所もないので、その3人を町まで乗せていく。

一旦YHに戻ったがヒマなので、ホステラーの5人で駅近くの喫茶店『むぎわら帽子』に行く。
久し振りにチーズケーキを食べた気がする。その後YHに戻ってコタツ部屋でダベリの続き。

夕方になり女の子2人は夜行に乗る為に出発して行った。
食事以降は昨日と同じパターンだ。


今日は左側

夜はコタツ部屋で加藤君と2人で大阪弁講座を行った。

さて、明日はどうしようかな。

2月13日(日) 曇り 原生花園YH3連泊

朝、ダメ元でサロマ湖畔YHに連絡してみるが、明日までいっぱいなんだそうだ。
ということで3連泊することになった。

今日も流氷祭りに行く、今日は鉄道。お酒も呑めるしね。
昨日見れなかった所を重点的にまわる。
名産展に行くと試食会をやっていて、何でも無料で食べさせてくれるのでお腹が膨れちゃったよ。
そこから利き酒大会に参加する、銘柄も全然分らないので適当に並べたら1つ当たって5等だった。
地酒がいろいろ呑めたから良かったよね。

そして今日も輪投げに挑戦、でも今日も散々な結果だったがムッちゃんが色気でオジサンに迫って、魚を大量にもらってきた。
お昼には喫茶『ブルーベリー』に行ってコーヒーを飲んでからYHに戻る。

時間が余っているのでコタツ部屋で『恐怖新聞』を全巻読んじゃった。
今日は全部で10人チョイぐらいしか人が居ないので、コタツ部屋で夕食。
ムッちゃんが貰った魚がしっかり出てきた。

ミーティングは今日もダベリ、何だかんだと話が盛り上がってしまい、明日も泊まることになっちゃった。

2月14日(月) 晴れ 原生花園YH4連泊

今朝も日の出は見れなかった、白鳥が騒いでいるのを見ただけだった。


実際はすごくやかましいのです

今日は加藤君を初め、4〜5人の連泊者が出て行くので朝から撮影大会になった。
あっちこっちからシャッター切るのでどこ向いていいか分らない。


出発前の記念撮影

昼までは隣の家の子犬『ワン』『タン』『メン』がやってきたので女の子たちがキャーキャー言ってる。
その後は女の子を雪だまりに投げ込んだり外で大騒ぎになる。

お昼を回ると中に入って静かに読書タイム、僕は『ブッダ』を全巻読んだ。
そのままダラダラしていて夕食になる、4日目にして初めてメニューが変わった。

ミーティングの時にチョコレートケーキが出てきた。
あー、バレンタインデーだったね。
ワーッと騒いだミーティングも終わったときに女の子からチョコとペロリンキャンデーを貰った。


バレンタインな日でした

さて、明日こそは出発しないとどこにも行けなくなりそうだ。

2月15日(火) 曇り 原生花園YH〜遠軽〜紋別流氷の宿YH

朝に紋別のYHと明日の浜頓別YHが予約出来たので用意をする。
ペアレントのせきとり氏(アダ名)に網走駅まで送ってもらえた、お礼を言ってホームに入り、昼前の『オホーツク』に乗った。


網走駅と特急『オホーツク』

乗り込んだときには空いていたけど、ドンドン人が乗ってくる。
定刻に出発、テープを聴きながら車窓を眺めて遠軽へ。
ここで名寄本線の普通に乗り換える。

ガラガラの車内で荷物を上げてたら、原生花園YHで一緒だった子がやって来た。
同じYHに行くと言うので、それじゃ一緒に行こうということで相席になる。
話し相手がいると時間は早く経つもので、思ったよりも早く紋別に着いた。

もう外は真っ暗、YHに向かって歩いていると前に3人組が歩いている、彼らもYHかな?キョロキョロしながら歩いている。
それにしても遠い、雪道だからとは言え35分もかかってようやくYHに到着。
さっきの3人と同じ部屋になった、話をしたら彼らも明日浜頓別YHに行くそうなので一緒に行くことになった。

風呂に入ってから夕食、食事の質も量も多くて良いのだが、何だかここは過ごしにくい。
ミーティングなんかも特に無いのでさっさと部屋に戻る。

ドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』を聞きながら寝た。

2月16日(水) 雪〜曇り 紋別流氷の宿YH〜浜頓別YH

今日は4人で浜頓別まで行く、さぁ出発だと言っても出発組は同じ列車に乗るのでみんな一緒になる。
外は雪で少し吹雪いている、こんな時に役立つのが例のゴーグル+フェイスガード。
みんな顔に当たる雪を避けるために前が見れないので、先頭になってみんなを先導する。
後ろにゾロゾロ引き連れて駅に到着。

僕らは大判焼きを1個づつ買って列車に乗り込む。
列車内は遠足のよう、3人組は流氷を見て喜んでいる。まだ見れてなかったそうだ。
内陸部に入ってしばらくして名寄に到着。

次の列車までの待合時間で3人組は昼食に行った、僕は昼は食べないのでその間の荷物番をする。
30分遅れてやってきた急行『天北』は、天北線まわりなのでもう乗り換えなくていいのだ。
約1時間半で浜頓別駅に到着。

駅を出ると若いのがチラホラ歩いている、みんなYHだろうね。
道路に積もっている雪は水分を感じないパサパサの雪で、これはこれで歩きにくい。
踏むたびに『キュッキュッ』と鳴る。
YHに着くと、そこそこ人が居る、中では『神奈川県人会』が出来上がっており幅をきかせている。
どうも1泊目は溶け込みにくいな。

おまけに食器洗いになった、うぁー。

2月17日(金) 雪 浜頓別YH連泊

朝のうちに連泊の手続きをした。この周辺にはあまりYHが無いので早めに確保しておきたいのだ。

さぁ今日はスキーをするぞ。
朝食後説明を聞いて用意して外に出る、さっ寒い!今日はマイナス25度らしい。
スキーと言ってもノルディックの歩くスキーだ、生まれて初めてのスキーだ。
最初は全然進まなかったけれど、そのうち何とかなってきた。
その頃になってタイムアタックだって・・・
思うようにペースが上がらないままゴールしたけれど、男の最下位だった。仕方ないなぁ。

中に戻って今日の結果を画用紙に書く。
タイトルは僕の意見が通って『ミルクカップ(杯)』となった。


ミルクカップになりました

昼から例の3人組は浜まで流氷を見に行った、僕は洗濯をする。
洗い終わり干すけれど、こんなに寒くてちゃんと乾くかな?

今日は夕食が1時間早い。夜にリュージュ大会があるのだ。
食後の19時からいよいよリュージュ大会だ。

ところが最初の数人は下りきれたけれど、途中でカーブの壁が崩れてしまいそこでコースアウトが続出してしまう。
一人3回づつ滑るけど結局誰一人として完走できなかった。
僕は派手にクラッシュするのとフェイスガードで大ウケしてしまった。
スピード感は最高で楽しかった、でももう足が凍りそうになってきた。

ミーティングの後は撮影大会になってしまい、そのまま消灯まで盛り上がってしまった。

あしたも連泊だなこりゃ。

2月18日(土) 雪 浜頓別YH3連泊

朝、例の3人組を含んだ連中が出発して行った。
今日も昨日と同じくノルディックスキーをやるのだ。
意気込んだのはいいけれど、そう簡単には上達しない。
タイムアタックも前でひっくり返っている女の子がライン上にいるので避けるに避けれない。
その子を助けてから残りを完走、それでも8位に入ったのは上達しているのか?

昼頃になって出発して行った連中がすぐ戻ってきた。
列車が吹き溜りに突っ込んでしまって鉄道が不通になってしまったそうだ。
朝出て行った連中も、ヒッチハイク出来た少数以外は戻ってきた。
おかげで今日のノルディックは『ふきだまり杯』となった。

昼から数人でクッチャロ湖に行ってみる、体育館組とノルディック組とスノーモビル組に分かれて遊ぶ。
僕は当然スノーモビル組にした。


フェイスガードが役に立ちます

ここでは250ccの小型に乗った、こないだ大きいのに乗ったのでコレは安心して運転できる。
阿寒湖みたいに湖面を慣らしてないからギャップやジャンプがあるのでオフロードバイクみたいで楽しい。
運転してる方は楽しいけど後ろに乗ってる女の子は怖かったろうな。
1時間ほど遊びまわって料金が600円ってのは格安だね。

さすがに寒くなったので体育館に行って先着してた連中とバスケットボールやバドミントンで対決する。
おかげで冷えていた体が温まった(足の裏は別)


YHの目印(1mぐらい埋まってる)

夕方YHに戻り、風呂に入ってから夕食。
今日はよく動いたので腹ペコだ、たらふく食べた。
ミーティングでは出戻り組たちとミカンを食べながらダベルる。
写真大会でも『一緒に写ろう』とやたらと呼ばれる。


今日の撮影大会

初日と違って中心人物になってしまった、フェイスガードのおかげです〜。
それにしても今日は盛り上がる、歌を歌う際にも大声で歌いノリがいい。

今日が一番盛り上がった夜でした。

2月19日(日) 雪 浜頓別YH4連泊

今日も鉄道は止まったままらしい。
当初は稚内方面に行こうかとも思っていたけど、あえなく諦める。
それでも出発組はヒッチハイクで移動するらしい。
残った人間は雪かきをする。


朝の雪かき

今日もノルディック、タイムは大幅に向上して5位になった。
その後はヒマになったので、何と雪上ソフトボール大会になった。
僕は4番センターに抜擢されたのだが、先頭打者のフライ以外に玉は飛んでこなかった。
打つ方も毎回ヒットを打つけれど、前のランナーが雪の中進めずにホースアウトになってしまう。
だいたい膝まで埋まる雪の中では動けないんだって!


雪中ソフトボール、一人刺さってます

ゲームはあまりの寒さで5回で中止になった。
水を口に含んで吹いたら目の前で凍る現象まで見られた今日はマイナス27度まで下がっていたのだ。

中に入ってダベリング、その中で僕を含んだ4人で明日は紋別まで行こうということになった。
もう帰る方向に行くことを考えておかなきゃならないからね。

夕食は5杯もおかわりしてしまった。ここの食事は美味しいんだもの。
今日のミーティングは昨日の陽気な連中が居なくなっていたこともあってイマイチ盛り上がらない。
その代わり撮影大会が盛り上がってしまった。


浜頓別最後の夜

これで浜頓別YH最後の夜。

2月20日(月) 雪 浜頓別YH〜紋別流氷の宿YH

朝、鉄道が動いている事を確認してから出発。


ラッセル車が来ていた

7:41の普通に乗って先ずは音威子府まで行く。列車の中はYHの連中がいっぱいいる。

音威子府で他の連中は急行に乗り換えて行った。僕ら4人は次の乗り換え時間のこともあり鈍行に乗る。
途中で前の列車が吹き溜まりに突っ込んで止まったらしいが、無事に復旧したようだ。
ただ、その影響で30分ほど遅れるらしい。

列車の中はガラガラで人が乗ってこないので、通路まで使って僕がこの前の流氷祭りの時に買っていたトランプで遊ぶ。
結局、名寄まで他の乗客は乗って来なかった。
名寄で乗り換えて紋別に向かうが、この中でもまたトランプの続き。
紋別駅に着いたのは昼過ぎ、昼食を食べてからYHに向かう。

YHに着いても何もないので、YHに居た女の子を誘って流氷を見に行く。
海岸までビッシリと流氷が来ていた、海岸まで打ち上げられていて乗っても平気だ。
近くの斜面でソリをしていた子供たちがフェイスガードを珍しげに寄ってきたので、これ幸いとコーチしてもらう。


ソリ特訓中

とにかく子供は上手い、凄いスピードで滑るし、カーブもキレイに曲がるしジャンプも上手い。
同じレベルで子供たちと遊びまわるが、さすがに3mぐらいある崖からジャンプする気にはならなかった。
浜頓別に行く前に会いたかったねぇ。

さんざん遊んでからYHに戻るが中は相変わらずで寂しかった。
夕食の時に女の子から『船長の家』の紹介カードを貰ったので、明日行ってみよう。

最後の夜は久し振りに民宿に泊まることになった。

2月21日(火) 曇り 紋別流氷の宿YH〜船長の家

朝のうちに船長の家を予約して10時頃に出発。
列車に乗って遠軽まで行って湧網線に乗り換える(中湧別だと待合時間が長いので)。
ここで浜頓別から一緒だった連中は一人だけになった、昨日一緒にソリをした女の子との3人で船長の家にむかう。
1両の列車にあふれんばかりの人間を乗せて列車は走る。
佐呂間駅に着いたら若いのがドッと降りる、サロマ湖畔YHだな。あんなに人が来るんだから予約取りにくいのも分る。

僕らは常呂駅で下車。
バスが来るまで40分あるので、待っている間の時間つぶしに常呂農協に行くことにした。他の二人は『何で?』って顔してる。
行って話をしたら、『ミルクランド北海道』のステッカーは無くなっていたけれど『ポテトオニオン北海道』のステッカーをくれた。
大小様々なものをもらったけれど、サイロに貼るやつまでくれていて、すごくでっかい。
駅まで戻って3人で分けていたらバスが来た。

着いてみると、あれれ、ここは2年前にキャンプした場所だ。
中に入るとすごくキレイな部屋だ、嬉しいねぇ、これで1泊3200円は良いよ。
まだ時間があるのでカマボコ板から木彫りのキタキツネを教えてもらう、僕のは上手く作れたのでペーパーナイフに仕上げてもらった。
夕方になった頃、浜頓別からのメンバーが一人やってきた。
話を聞いてここに来たくなったそうだ。

そして夕食、見て驚いた。どこまでが1人前か分らないほどテーブルに乗っている!
物凄い量で一人で食べれるかどうかも分らないぐらいだ、何とか食べるが女の子たちには多すぎるようで、
あちこちから『これ食べて』とおすそ分けが来るので大変な夕食だった。
それにしてもこんな凄いボリュームなのに、あんな値段でいいのだろうかと不思議に思った。

食後はいつの間にやらミーティングになってて、ここはアルコールもOKなのだ。コークハイにして呑む。
みんな酒が入っているので盛り上がる。


最初の頃は大人しかったけど

撮影大会の時にはさっきの巨大ステッカーを出したら『何コレー』と更に盛り上がる。
入手経路とかを話したら『そんな手段があったのか』と感心される。


ほぼヨッパライの集団と化していた

大パーティー状態になっていたミーティングは日付が変わる頃まで続いた。
あー、最後の夜がここで良かった。

2月22日(水) 曇り 船長の家〜網走〜札幌〜函館〜

いよいよ今日が最終日だ。
これまた大量の朝食を済ませて朝の流氷ツアーに行く。
船長について歩いてサロマ湖を横断してホーツク海に出る、流氷はビッシリ来ている。


実はもう海の上に立っている

流氷の内部の氷を削ってカキ氷にしてイチゴシロップをかけて食べる、おぉ普通にカキ氷じゃないか。
何かしらないけど感激した。


流氷の上で記念撮影

どこからが海なのかわからない位に流氷があるので、安全そうな流氷を選んで30mぐらい海に行ってみる。
こんな体験なかなか出来ないからね。


最後に撮ってもらった写真

色々遊んでいたけれど、昼前になったのでいよいよ帰路につくことにした。
歌じゃないけど旅の終わりなんだな、あぁ寂しいなぁ。

常呂駅から湧網線で網走に出て『オホーツク3号』に乗り込むが、この前と同じでけっこう混んでいる。
ボーッと乗っていたが、遠軽で進行方向が変わる時にシートの向きを変えようとしていたら僕にさかんに手を振る女の子がいた。
その子が昨晩出合った子だと思い出すのにしばらくかかってしまった。
混んでいたので互いに場所が変えられなかった、話し相手が出来たはずなのにな。

ウトウトしているうちに旭川を過ぎて定刻に札幌駅に到着。
隣ホームの函館行き『北斗8号』に乗り換えるのだ。
ところが禁煙の自由席はもうほぼ満員、どうしようかと思っていたら浜頓別YHに居た京都の3人組の女の子が乗っていて、彼女たちのボックスの空いていた場所に誘ってくれた。
あー助かった、座れなかったらどうしようかと思っていたけど函館まで可愛い子達と過ごせるね。

途中でちょっとトラブルがあったものの列車は定刻に函館駅に到着。
さっさと青函連絡船に乗り込むのでありました。

2月23日(木) 晴れ 〜青森〜大阪

連絡船で4時間寝て青森駅に到着。
いよいよ最後の乗換えだ、『白鳥』の先頭車両の禁煙自由席に乗り込む。
空いていたので良い場所が取れた、あーこれで大阪まで帰れる。


自由席特急券を車内で購入

4:50の定刻に青森駅を出発、外はまだ真っ暗、もう抜け殻だ、旅の余韻にひたってボーッとするだけ。
秋田駅のあたりからジワジワ遅れだしてきたけど、もう気にしない。
なんだかんだで大阪駅には35分送れで到着。
あぁついに最後の長旅が終わってしまった、できたらあと3〜4日は居たかったねぇ。


20日間フルに使った周遊券

学生生活最後の旅はこれで終了。また、いつか機会があったらこの続編をしたいものだ。
(しかし、残念ながら北海道は廃線が相次ぎ、鉄道ではこんな旅は出来なくなってしまった。)

・・・・・戻る・・・・・

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください