このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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オーディオ再び

2002/5/19 作成
2002/11/22 Update

 
 車を買い換えたので、オーディオも再構築だ。とりあえずアンプボードとバッフルを作った。

 アンプボードは9mm MDFにビニールレザー貼り。コーナーはうまく伸ばせばしわ無しで貼ることができる(裏側にしわ寄せが行くけど・・・)。100円ショップで買ったタッカー(ホッチキスのでかいのみたいなもの)が活躍した。
 

 
 バッフルは、内張りの構造上アウターバッフルにしにくいので、またインナーバッフルだ。ベースの板(ドアの鉄板に付くほう)は12mm MDF、スピーカー側(輪状の板)は9mm MDFにした。スラント(傾き)を付けるために、純正のスピーカーブラケットから寸法を取ることにした。

使ったもの
(材料)
・12mm MDF, 9mm MDF(東急ハンズ) 12mmはドアに付く側に、9mmはスピーカーに付く側に使用した。12mmのほうを「ベース板」、9mmの板を「輪の板」と以下で呼んでいます。
・直径5mmの木の丸棒(そこらへんのホームセンター) 傾きを作るために使う。別に割り箸でもかまわない。
・木工用瞬間接着剤(ダイソー)
・缶スプレー(御殿場のホームセンター(爆)) 友達の家に行く途中、280円で買った激安品。今回は黒。
セメダイン木工パテ(近所のホームセンター) 安くて、厚塗り可能で、量がたっぷり(w で、硬化時間が長い(=あわてて作業しなくてよい)のでお気に入り。実は途中でなくなって近所のホームセンターに買いに行った(もう閉店してたのに、レジを開けて売ってくれた店の方、ありがとうございます) 気の短い人は硬化時間が短く、カチカチに固まるエポキシ系パテで。
・爪付きナット4mm用(近所のホームセンター) スピーカーを止めるために使う。
・ボルト・ナット・ワッシャー 6mm×20mmのもの 6本必要 バッフル取り付け用
・ねじ 4mm×10mm 4本必要 スピーカー取り付け用

(工具)
・ジグソー 1000円で買った安物。でも素人の工作には十分使える。
・電動ドリル、カッター、サンドペーパー、定規
 
 

 まずは純正ブラケットの型取りをする。裏の爪を切り取って、紙に出来るだけ正確に外形、取り付け穴、スピーカーの穴などトレースする。

 次にトレースしたスピーカーの穴の円弧から、円の中心を求める(小学生の頃ありましたね)。これを基にして、ベースの板と輪の板両方の採寸をこの紙上で行います。

 中心が求まったら、適当に45°ごとに中心から線を引く。これがスピーカー取り付けと、輪の板の取り付けのための棒を立てる目安になる。
 次に取り付けたいスピーカーの寸法に応じてスピーカー取り付け穴の円、スピーカー内側・外側の円を書く。円は何もコンパスじゃなくても厚紙に小さな穴を押しピンで開けて、押しピンと鉛筆で描くことで十分だし、安物のコンパスよりきれいに書ける。


(画像はスピーカー取り付け穴のための円を書いた時点)

 16cmのスピーカーだとスピーカーの外側の円は元のブラケットよりはみ出していると思います。それに応じてベース板の形を大きくします。
 さらに、ブラケット取り付け穴と輪の板が干渉することもわかります。ブラケット取り付け穴の中心を中心とする、直径1.5cmくらいの円を書いて干渉を避けます。

 次に、斜めにするためにいくつか場所を決めてその部分の純正のブラケットのスピーカー取り付け穴の「高さ」を測ります。私はブラケットの(おおよそ)上下左右にしました。スピーカー取り付け穴はそれから45度ずらした所にしました。スピーカー中心を基準にして、(おおよそ)ブラケットの上下に線を引き、それを基準にして90度、45度の線を同じくスピーカー中心から引きます。
 ここで純正ブラケットを紙に押し当てて、基準とした部分にマークし、高さを測ります。また、輪の板のスピーカー取り付け穴も決まります。スピーカー取り付け穴同様に、丸棒を立てるためのマークもしておきます。

スキャナで取り込んだ型紙 。300dpiで印刷してください。印刷してうまくサイズが合わない(半径69mmとかの書き込みを参考にしてください)ときは適宜拡大・縮小してください)

 これで型取りは終わりです。型を取った原紙はコピーを取っておくのがお勧めです。カーボン紙を使い、押しピンでしっかりMDFに固定してベースの板の型を写し取りましょう。ベース板、輪の板それぞれ2組で左右となります。下の画像で×になっているのが円の中心、+になっているのが棒を立てる位置です。

(ここからスマートメディアのクラッシュで画像なし (-_-#) )
 輪の板も同様にしますが、円の部分は写すのではなく、またコンパスなどで円を描いたほうが正確に書けます。
 

 写し終わったらあとはガシガシ切りましょう。ここはやはりジグソーで。また、木の丸棒は先ほど測った長さに切断しておきます。これも同じ長さのを2組ずつ。木の丸棒を立てる穴はベース板の穴は棒の直径と同じ5mmで

 板を切り終わり、ブラケット取り付け穴、丸棒を立てる穴も開け終わったら、ベース板から丸棒を立て、輪の板をそれに合わせればきれいに左右で揃って輪の板が斜めになってくれます。木工用瞬間接着剤でベース板、輪の板をしっかり丸棒と固定します。

 次はベース板と輪の板の間を埋めます。まずはMDFの切れ端で出来るだけベース板と輪の板の間を埋めます。瞬間接着剤で固定しながらガシガシ詰め込みましょう。

 そしてほどほどに埋まったらパテの出番です。強度を少しでも確保するために、付属のへら、指(w を使って隙間に押し込めるようにパテを充填したあと、表面をざっくりと指で滑らかにして、パテの乾燥を待ちます。エポキシパテを使用すれば乾燥が速いし丈夫です。私は使い慣れているセメダインの水性パテで。

 十分乾燥したらサンドペーパーできれいにならしましょう。次は塗装です。MDFは水分に弱いので、塗装をしたほうがいいですが、普通のスプレー塗装ではMDFは吸い込みがきつくて、どんどん内部に染み込んでいってしまいます(特に板の断面)。ニスなど流動性の低い塗料を先に塗ることで防げるのですが、私はめんどくさいのでいきなりスプレーです。
 

 完成して、スピーカーを取り付けるとこんな感じになります。斜めってますね〜 ^-^ 今回使うのは、PHASE LINEARのスピーカー。。。 値段の割に音が良かったから。

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