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Saturn用DPPの製作
(1000円以下でまともなPC用ジョイスティックを手に入れる)

 

Update 2002/2/1
Psxpadサターン対応記念コンテンツ整理


2002/2/1
 Windows 2000, XPでDPPに代わるドライバ(DPPはWindows 9x専用)である Psxpad がサターンコントローラに対応してくださったのを記念してコンテンツを整理・統合した。この配線でPsxpadで順調に使用できています。Psxpad作者のきむら様に感謝。
 
 

 諸事情で突然ジョイスティックが欲しくなった。でもPC用のジョイスティックは高価だ。しかもまともな物は少ない。

 そこで話はいきなりDirectPad Proになる。DirectPad Proは↓で公開されている(現在公開停止されている。探せばどこかにあるかも・・・)。
  http://www.ziplabel.com

 DPPはプレステやNintendo 64やサターンのジョイスティックをPCのプリンタ(パラレル)ポートに接続することのできるドライバで、接続するための回路図も公開されている。サターン用は↓だ。

 なぜサターン用かというと、プレステ用を最初に作ってノーマルコントローラーを繋げてみたけど、使いにくかったから(爆) サターンのジョイスティックならHARDOFFなどで中古ジャンクが格安で売られている。今回使用したのは↓ HORIのFightingStick SSだ。HARDOFFのジャンクコーナーで500円で売られていた。まともなスティックとボタンとしっかりしたケースが付いて500円は安い。

 で、最初の回路図に従って作ったが、ボタンを2つ押しに正常に反応しないなどの現象がある。DPPでよくある電流の供給不足のようだ(最初のDPP純正配線では、パラレルポートから電源を供給するようになっている)。 電源を別にとってバッファもかました物 も作ってみたが、これも具合が悪い。そこで原点に帰って、バッファ無し+電源の供給というものを作ってやっと安定した(ASUS P2B、MSI 815E Pro(MS-6337)で確認)。電源はPC内部から5Vをもらっている。それには電源の分岐ケーブルを使った。5Vは内部から貰ってもいいし、ジョイスティックポート、USBポートからも取れる。そこで回路は↓のようになった。サターン側のDB9-9に接続していないのは、内部でDB9-4と接続されていたから。

 サターンのコントローラーコネクタのピン配置は下の絵の通り。絵はコネクタを覗き込んだときの配置を示している。自信が無いときはコントローラ内部でDB4とDB9は接続されているので、それを参考に。

 また、自分のFightingStickSSではピン番号とケーブルの色の対応は次の通りであった(すべてのコントローラで同じとは限らない)
 
ピン番号 
色 
DB9-1
DB9-2
DB9-3
DB9-4
DB9-5
DB9-6
DB9-7
DB9-8黄緑
DB9-9

 必要な部品は以下の通り。ジョイスティック以外は在庫の物を使ったので、お金は一切かからなかった。在庫ものの値段は参考価格という事で。
 
部品名個数価格
HORI Fighting Stick SS1個500円(HARDOFF)
プリンタポートコネクタ(36pアンフェノール)1個100円くらい(在庫もの)
DCプラグ・ジャック極性統一形(3.15〜6.3V用)各1個各50円くらい(在庫もの)
プリンタケーブル1本300円くらい(在庫もの)
電源分岐ケーブル1本300円くらい(在庫もの)
シグナルダイオード1N9144個1本10円くらい(在庫もの)
基盤の切れ端、配線若干

 

 内部にスペースはたっぷりあるので、空いている場所に基盤の切れ端を固定してダイオードを載せ、筐体に穴を開けてプリンタポートコネクタとDCジャックを固定した。元のケーブルはケースの中で切断した。サターン持ってないし(爆)

 背面はこんな感じ。

 うーん。快適。これだけ造りの良いジョイスティックはなかなか売っていませんし。反射神経の衰え(汗)を補う連射装置も正常に動作しています。ただ、このジョイスティック、レバーがもう少し手前ならいいのですが・・・ 
 Windows 2000でも使えるようになったことですし、ダメダメなAT互換機用のジョイスティックやパッドはポイしちゃいましょう。
 
 

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