このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

HPプリンタを純正インクで詰め替える

2005/4/22 作成

・イントロダクション 

 うちではずいぶん古いプリンタ( HP Deskjet 970cxi )を使っているのですが、インクはしばらく前から YMCK の詰め替えインクを使っていた。カラーの再現度には少し問題はあるが、黒インクはすばらしく、またにじみなどの問題はなく、それなりには気に入っている。
 YMCKの黒は純正カートリッジ51645a(hp 45)(42ml)を2.5回詰め替えられて(90ml)定価2400円。カラーは純正カートリッジC6578D(hp 78)(各色6ml)を3回詰め替えられて(各色30ml)定価2400円。純正に比べれば安いけど、たかが数十mlの液体(w としては安くはないですね。

 そこで、PCショップなどで叩き売られている期限切れの(あるいはマイナーな)純正インクを使って詰め替えてみることにした。参考にしたのは 飾屋工房hp詰替え分室 さんのところ。
 

・インク買ってくる
 秋葉原をプラプラして見つけたのは、c5011aという HP color inkjet cp1160 というプリンタにしか使えない黒インク(100円 期限切れ)だった。このプリンタはやや業務指向が強く(SOHO向けなのかな)、HPにはめずらしくインク/ヘッド別体なのだが、とりあえず関係ない(w マイナーなカートリッジでかつ期限切れと合わせ技で攻めてきます(w プリンタが発売されていた時期はDeskjet 970の2年くらい後だが、同じHPだしなんとかなるでしょ。インク量は23mlとhp 45の半分くらいらしい。

#その後、カラーの14インクも買ってきました



 

・搾り出す
 インクを搾り出すに当たって、用意したのは以下の道具。あと小さな漏斗があるといいかもしれません。小さな漏斗も含め、すべて100円ショップで売っています。

- プラ製容器(100ml) 搾り出したインクを貯める
- ロック付きビニール袋 口の部分を「パチン」と留めることのできるアレ。インクを搾り出すのに使う
- 彫刻刀 カートリッジをこじ開けるのに使う

 最初はシリンジ(注射器)で抜こうとしたのだが、非常に効率が悪く、必要がないことがわかった。直接搾る方法だと手っ取り早く、しかもかなりの量を搾れるし、気をつければあまり手も汚れない。では早速搾り出しましょう。

 まずはカートリッジを開ける必要がある。カートリッジのフタと本体の合わせ目に平刃の彫刻刀をこじ入れて開いていく。インクは簡単には出てこないので安心してバギバキ開けて欲しい。

#カラーも中が3つの部屋に分かれてますが、同様に開けれました。

 開けるとこんな風にかなり硬いスポンジにインクが染み込ませてある。

 彫刻刀でスポンジをコジり出してビニール袋に入れる。ビニール袋の左下は小さく切り落としてある。あとは搾って絞って(略)

 カートリッジ1個分を搾り出すとだいたい30mlくらい貯まった。あれ? 23mlじゃなかったの? 3個分搾り出したら100mlくらい貯まったので、やはり30mlくらい入っているようだ。

#カラーは1個のカートリッジ(19mlと書いてある)から1色当り7〜8mlほど搾れるようだ。

 こういう即席の道具(板2枚とクランプ)を使うとサクサク搾れます。

・使ってみる
 純正カートリッジと詰め替えインク、純正搾り出しインクの印刷結果を比較してみようと思ったが、全く区別がつかない(w 区別つかないのだから、成功…だよね? 300円で100mlで純正インク(期限切れだけど)ということで、かなり激安です。これだけあれば当分黒インクはいりません。次はカラーインク試してみます。

 カラーも搾り出したので、 飾屋工房hp詰替え分室 さんのところの cmyk_kazaliya1.0.3 を印刷(紙は普通の再生紙コピー用紙、設定は全て標準)してみたサンプルです。


 黒はくっきり。にじみ無し。かすれ無し。


 カラーの色合いも完璧と言っていいと思います。

 
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