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『貨物鉄道博物館』
車輌収蔵館
★増設2005.6.30

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収蔵車輛【東藤原】

<ホッパ車:ホキ5700形25767>
最大両数を誇ったエアスライドホッパ車
1970年 日車蕨工場で製造。工号1NBX59 図面番号NFD16393
1970年5月8日 車籍編入。小野田セメント所有、東藤原常備
社名変更で秩父小野田を経て太平洋セメント所有に
2004年 廃車。東藤原駅に保存

収蔵車輛:1

<蒸気機関車:東武鉄道39号>
明治の2B形テンダ蒸気機関車で、東武鉄道で貨車を牽引

1898年 英国製 日本鉄道(今の東北・常磐線)で旅客用として活躍
国有後 形式5650 番号5654
1922年 東武鉄道B4形No.39 貨物を牽引
1966年 東京豊島区 豊昭学園昭和鉄道高校に保存
(参考:金田茂裕著「形式別国鉄の蒸気機関車III」)
東武39号機の主要諸元はこちら
収蔵車輛:2
名鉄ト15

<無蓋車:ト1形15>
大正初期の古典木造無蓋車

1912年12月 名古屋電車製作所製造
瀬戸電気鉄道→名古屋鉄道ト1形ト15 
1944〜49年時点 瀬戸線配属.鉄道省直通承認
1966年時点 谷汲線黒野事業用
2002年 三岐鉄道に譲渡
★丹生川駅ホーム前に展示★
収蔵車輛:3

<ホッパ車:ホサ1形ホサ1>
日本鋼管が自社開発した鉱石輸送用貨車

1930年 浅野造船所で4両製造 
武蔵野鉄道ヲサフ1・2、青梅鉄道ヲサフ3・4として編入
1942年 武蔵野→南武鉄道へ移籍
1944年 鉄道省買収 国鉄形式セサフ1形となる
1966年 セサフ1・2が福井鉄道へ移籍しホサフ1・2
    制動手室撤去ホサ1・2となる
2003年 ホサ1貨車博物館に寄贈
収蔵車輛:4

<有蓋緩急車:ワフ21000形ワフ21120>
戦前の有蓋緩急車

1934年 製造  国鉄形式ワフ21000形 ワフ21120
1953年 国鉄吹田工場更新修繕
1968年 2段リンク化改造
1977年 西濃鉄道へ移籍
【現在修復中です。ここまで出来ました!】
★2005.6.13:6/11現在の写真に交換。
収蔵車輛:5

<有蓋車:ワ11形ワ11>
昭和初期の私鉄向け木造有蓋車

1929年 新潟鉄工所製造
    蒲原鉄道ワ11形 ワ11
国鉄ワム1形を縮小したようなスタイルの有蓋車。
同類は昭和初期の私鉄向けに各社で製造されました
収蔵車輛:6

<タンク車:タム8000形タム8000>
アルミタンクを持つ2軸タンク車では唯一現存

1962年 汽車会社製造 
1962年5月 車籍編入 国鉄形式タム8000 タム8000
        江戸川化学工業所有 山北駅常備
1962年 所有者名義変更 三菱江戸川化学(改称)
     1971年 所有者名義変更  三菱瓦斯化学 (日本瓦斯化学と対等合併)
2003年 廃車 「貨物鉄道博物館」へ寄贈

★丹生川駅ホーム前に展示★

収蔵車輛:7

<91式軽貨車>
戦争の生き証人、戦後保線車輌へ転進

1931年 川崎車両で製造
   陸軍技術本部へ納入
戦後 京福電気鉄道所有
第2期収蔵車輛−8

<タンク車:タム500形タム2920>
戦後の代表的な2軸タンク車

1958年12月 日本車両東京支店製造 (工号:39/石輸)
1958年 車籍編入 国鉄形式タム500形タム2920 所有者:日本石油輸送
1959年12月現在 沼垂駅常備(私有貨車取扱規程別表)
2000年 車籍除外
 
第2期収蔵車輛−9

<無蓋車:ト200形ト246>
松葉スポーク車輪、バッファー跡など車体構造に 大正期の面影を残す木造無蓋車

1917年1月 愛知電気鉄道ワ136の7t積有蓋車とし て名古屋電車製作所で製造
1924年2月2日届  10t積無蓋車ト246に改造
1925年8月 自動連結器(シャロン上作用)に交換
1931年11月 車内に仕切板設置し容積荷重9→8tに減トン
1935年8月1日 合併により名鉄ト246となる
1937年    担バネを基本1種→基本2種に交換
1944〜49年時点 東部線配属.鉄道省直通承認
1959年  廃車.営業用からは引退
      以降鳴海工場控車代用
1997年 舞木検査場竣工と共に舞木へ異動
*戦前の車歴は、澤内一晃様が調査し貨物鉄道博物館に御提 供され、館から公表された公式発表によります*
【現在、JR貨物職員皆様のご尽力により 修復中で、あおり戸・床をはがしています。】
★2005.6.13:6/11現在の写真に交換。
第2期収蔵車輛−10

<タンク車:タム5000形タム6263>
代表的な塩酸専用タンク車

1968年 富士重工製造
1968年4月13日 車籍編入
 国鉄形式タム5000形タム6263 株式会社鉄興社所有 酒田港駅常備
1975年5月6日 社名変更で東洋曹達工業所有
19**年 社名変更で東北東ソー化学所有
2004年 車籍除外
第2期収蔵車輛−11

<有蓋車:ワ1形 ワ5490>
明治期の木造有蓋車

明治6〜41年に英国バーミングハム、神戸工、大宮工、新橋工、 松井、平岡、天沼、日車、天野、三田、越中島、近岡、汽車、新潟、東京車輌、 日本、総武、参宮、岩越、甲武のいすれかで製造された、元作業局、日本、甲武、 関西、北越、岩越、総武、参宮、房総、西成、徳島、横浜、足尾、中越、成田、 宮崎県営のいずれかの鉄道から国有化によって国鉄に編入された。
大正*年 10t積に「増トン改造」され、形式ワ50000M44となる。
昭和3年 改番で形式ワ1 記号番号ワ5490
(観察事項)
台枠の溝形鋼は輸入鋼材で、英国と思われる地名が陽刻されている。
国鉄ワ1形は長軸が主で、本車も長軸を採用している。 溝形鋼の側柱・木製扉など、大正期の増トン工事後の一つの典型を示しており、 同形態のワ1には新潟交通、南薩鉄道へ払下げ車がある。

★2005.6.13:取りあえず判明事項だけ・・。
第2期収蔵車輛−12

<鉄製有蓋車:テラ1形テラ146>
最後の鉄製有蓋車

★調査中★
第3期収蔵車輛−13

<タンク車:タ2000形2001>
現存する唯一の戦前製タンク車

1939年 新潟鉄工製造
 車籍編入 国鉄形式タム200形タム274 日本曹達所有
1942年 新潟鉄工改造
 国鉄形式タ2000形タ2001 日本曹達所有
1961年12月1日 タ2000と共に日本アルコール販売に名義変更:稲毛駅常備
1969年6月10日 常備駅変更:伊賀
1973年5月21日 常備駅変更:石岡、後に
新崎へ変更
1996年 車籍除外
★2004.9.7:車歴が一部判明したので、追加しました。
一部、 南野哲志様 より貴重な写真を提供いただきました。


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