このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

石炭車の仕分線

semu1

セム1形 セム1

九州で永く愛用されていた、2軸石炭車。もとは明治末期に製造された「テタ」(鉄製炭車) が元で、大正期に「増トン工事」が行われ、現在の形になり、昭和3年にセム1形となりました。 因みにセム1形の内、1〜2181は昭和3年改番前はテタ15000M44形 でした。 これはそのトップナンバーで直方石炭記念館に保存。この様な車が保存されたこと自体、 筑豊の方々の石炭輸送に かけた”誇り”を感じるものです。

1981.03

セム1形 セム1000
有名な若松駅前に保存のセム1000です。
セム1〜654は大正6〜10年度に9t積テタ3600・4882形から改造、 セム655〜2181は9t積テタ3600・4882形から大正3〜6年度に一旦 13t積テタ6450形に改造された後、大正9〜12年度に再改造されテタ15000M44形 となっていたものです。
昭和20年度は3200両在籍し永らく北九州石炭輸送の主役として活躍した同形式も昭和29年より計画廃車 が始り昭和53年消滅、2両が保存されました。
上記のセム1は炭箱が全鋼製で空気ブレーキ付に対し、 このセム1000は炭箱上半が木板で空気ブレーキなし(貫通管のみ) で2タイプが現存していることは嬉しいことです。
1990.02 若松

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