このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

有蓋車の仕分線_5番線_15t積有蓋車(5)

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wamu88888

ワム80000形 ワム88888

荷役合理化のため、パレット(スノコ状の木枠)に積んだ貨物をフォークリフトで 荷役できるように側を総開きとした、15トン積み有蓋車。 昭和35年に登場しましたが、写真の車は第2次量産グループに属し、 ナンバーが8の”ぞろ目”と誠におめでたいが、実は事故で香椎貨車区に 入場中。裏の妻面が凹んでいました。

1981.03

ワム80000形 ワム581021
ワム80000形を応用した、大板ガラス輸送用「物適貨車」の一つ。 ガラス輸送は割れ易いだけでなく、キズが付き易く、これらによって 商品価値を全く失うため(ウェッブマスターも利用者側として苦労した経験あり) 厳重梱包が必要とされる等荷造と輸送には苦労していました。本車は有蓋車の内部に 木枠梱包したガラスを収容し、リフト荷役だけでなく、屋根を開閉式にしてクレーン荷役にも 対応することで、キズの防止と同時に荷役の合理化を図ったものです。
外観的には屋根の手摺と妻の梯子でそれと識別できます。ワム581000番代に区分され、581000〜13が昭和43年改造車(@後藤工)、581014〜24が昭和44年日立新製車です。
写真の車は日本板硝子の工場がある「福」知山鉄道管理局小浜線松尾寺(まつのおでら)駅常備 で、同駅から工場までは、トンネルをくぐって専用線が延びていました。
1981.03 西八幡
ワム80000形 ワム582002
ワム80000形の内、自動稲刈結束機(バインダー)輸送用の「物適貨車」として改造された車です。 車内にバインダーを上下2段に16台積める様に棚が設けてあります。 昭和43年に5両改造されましたが、写真撮影の際にバインダーを積んでいたかどうかは 不明です。
1981.03 新南陽

ワム80000形 ワム585017

昭和30年代末期以降「物資別輸送」が盛んになりましたが、ワム80000形の中にも ビール専用となるものが昭和44年に現れました。ビール用パレットに合わせて柱を移動させ、 扉寸法を変更したもので、584000(新製車)、585000(改造車)台と 区別されました。
その後、ビール会社は何処も貨車輸送をやめてしまったのは残念です。 今は倉庫代りの廃車体の中に、見出すことができます。

1980.11


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