このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


【 GW北海道上陸作戦 -目指せ札幌!!- 】
『旅データ』4/29 6:30am 船橋(千葉)を出撃 5/5 9:30pm 帰宅 総走行距離:53393 - 50870 = 2523 km 総ガソリン消費量:14.5 + 36.0 + 40.0 + 40.3 + 38.3 = 169.1 :約 169 リットル 平均燃費:約 15km/l 走行日数:6日 (5/2 は徒歩のみでの移動紅-Fはお休みでした) 各日走行距離: 4/29 520km 4/30 338km 5/1 394km 5/3 304km 5/4 468km 5/5 499km 使用フィルム枚数:36枚取り×12本 + 12枚取り×2本 = 432 + 24 = 456 枚
『旅日記 -ノートラブルもいいもんだ- 』1日目:朝靄のなか、6時30分ころ家を出て駐車場へ向かう。 294 号沿いのすがすがしい田園風景。けぶる新緑の香りに包まれて 田植えの光景を横に見てひたすら北上。 しかし1つ忘れ物が。ああ、髭剃りだ。 そこで試しに髭を剃らぬ1週間生活をしてみる事に。実験だ。 今回の目玉は未踏破の青森、秋田、北海道にある。車は一気に岩手まで進む。 夜は岩手県北部のパーキングにて眠る。
2日目:4:55am 起床。 夏休み早朝の匂いがする。この日も朝靄の田園沿いを走る。 薄く渡る朝もや 伸びる黒い森の陰 丈の短な緑の裾野 端も朽ちた杭も朧に 道は山中を青森へ この辺りの山地部では平地に畑、山裾は牧場、最後に空いた場所に民家といった 配置になっている。そのせいか肩寄せ合っているイメージを強くする。 快晴の下、野辺地で4号線に別れを告げ下北半島へ入る。 道沿いに見渡せる湾の様子も青々と、名物の菜の花畑も最高だ。 海辺の家や庭先には潮風に耐え塗装の落ちた板壁が立ち並んでいた。 先入観からかどうしても北の大地のイメージを抱く。 菜の花畑で蜜蜂の写真を撮った後、車は更に北を目指す。 山あり海あり。 本日の目的地大間に着く。本州の最北端。沖に見えているのが北海道だ!うおおお〜〜〜!!!時間があったので近くを車でぶらついてみる。 「普賢院」 路地に立つ案内板に従ってみる。なにやらうら寂しげな寺院だ。 辺りを窺うが誰も居ない。 なんだか風もちょっと冷たい。 どうしてこんなに寂しい...はっ! 目をやった看板には、 「こもれびの里 普賢院 イタコ堂」 きゃ〜。 恐くなり逃げ出す。(イタコに対する先入観が・・・す、すみません) 道も分からず走る。おっ! 奇麗な建物。ちょっと一息、と思いきや...。 なになに、町立〜斎場? 火葬場じゃないかぁ! あやや〜。 ふたたび走り出す...と、 未舗装路だ。ががががが・・・。車が揺れる。 着いた先は一般廃棄物最終処理場。 ・・・あ〜・・・ 巻き上がる土煙のなか赤い F は走り出すのだった。 宿から見えるフェリーや街の夜景が奇麗だった。 あの船で、明日は、北海道だ!
3日目:朝 6:30。 大間発のフェリー「ばあゆ号」で函館へと渡る。 念願の北海道上陸。8時10分。 ところでここからは地図もない土地カンも...わはは。ない!!「函館といえば函館山と五稜郭でしょう。土方歳三最後の地だし」と、ゆかりの地を探す。 結果から言えば 50km 以上も函館市内を駆け巡っていたようだ。 歳三さん最後の地にも立った。 五稜郭は人出が多かったのでパス、代わりに四稜郭なるものを見つける。 艱難辛苦の末は、桜も奇麗な丘の上。 眺望もすばらしい。 記念に地蜘蛛や名も知らぬ昆虫の写真を撮る。 少しは函館市内に詳しくなる。 たとえば全然地名に関係ないのに頑張っている「南青山3丁目」美容院。 どうしてそんな名前なんだ〜!!...とか。 さてと、市内をでて札幌へと向かおう! だがどこへ向かえばよいのだろう。 相変わらず道が分からない。 長万部や江差方面の文字だけが標識から覗いている。 大丈夫なのか・・・!? 噴火で頭を吹っ飛ばされた山(なんて山なんだろう? でっかかったけど)や、 海の景色、緩やかにうねるワインディング。 開ける牧場。 やがて夕暮れが訪れる頃には、小樽市街を抜け標識にも札幌が目立つようになる。 人生何とかなるもんである。 札幌着を前に「地図を買おう」と思い立ち本屋へと立ち寄るが、 手にしていたのはCDの新譜だった。あああ...。 (ついでに申し上げれば、私の車にはCDを聞く機器を装備していない。まったく...) 札幌では2連泊の宿を捜し、あちこち走り回る。 しっかし、格好のいい奇麗なホテルばかりだ。私には似合わない。 「ビジネスホテル・・・ビジネスホテル・・・」 結局きれいなホテルしか見当たらず、札幌アスペンホテルに決める。 フロントで聞くと2泊で13000円。割と安価だ。 トイレにはウォシュレット完備、寝転べるんじゃないかと思うバス。 ああ、よき、よき。 たまには人生行き当たりもよいものである。 ススキノで見かけた脚の動く巨大なカニの夢でも見よう。寝る。
4日目:今日は中日、F はお休み。 徒歩で市内を練り歩く。 北海の海産名物をぶっ掛けたメシを食う。 海のものの入った味噌汁が一番美味かった。 (イクラやカニをたくさん食って、ちょっと気持ち悪くなる) 思うに・・・長旅の中、旅先らしいものを食ったのは 2日目の大間での夕食とコレだけである。他はコンビニとかばかり...。 普段の生活そのまんまである。 ちなみに大間の夕食は磯貝の味噌煮込みだった。 これも美味かった。 お土産もそこそこに本屋巡りをしてしまう。 勢いで「No Make -広末涼子写真集-」なるものを買ってしまう。 恥は旅の掻き捨てである。 ちなみに、後日この事実が社内に露見。同僚女性陣より嘲りと疑惑の視線を頂戴する。
5日目:いちおう観光名所の写真でも撮っておこう。 早朝にも関わらず、ちらほらではあるが人出がある。 これぞ観光名所だ。 9時には札幌を出て西へ。 途中コースを逸れ、見晴らしのよさそうな丘の上の小学校へ車を向ける。 校門えと繋がる急坂をバックで上っていたら...焦げるクラッチ。臭い。 「すまん F!」 再び函館を目指す。 海あり、奇岩あり、はたまたのどかに牧場もあり、と景観を堪能。 ところが長万部に差し掛かったあたりで渋滞に! 私の車人生で2番目の渋滞だ。1時間半で1キロしか進めない!! のんきに「大地だけでなく雲も180度の大空だぁ」も...疲れる。 道をそれ、日が暮れるまで読書&夕焼けの撮影に精を出す。 暗くなって、もぅ解消されたかなと振り向くが...相変わらず渋滞中。 どうなってるんだろう...あたしゃ明朝のフェリーに乗らにゃいけんのよ。 沈みがちな気持ちを奮い立たせ合流。 頑張ること1時間。 明日のフェリーには間に合いそうだ。 函館直前のパーキングで寝る。 ... そうそう忘れていた。長万部は海辺の街です。 私はずっと山奥ばかりをイメージしていました。
6日目:朝1番のフェリーで函館を後にする。 たった3日の北海道滞在であった。 今度来るときは地図を買っておこう。そう反省する私であった。 40キロを1時間40分、再び私は本州の大地に立つ。 大間から海辺のワインディングを抜け、むつ市へと入る。 なにやら怪しい案内が...。 抗らい難い誘惑に、私とFは向かう。 恐山街道...いま走っている道の名前らしいが、どうにも前後半の言葉のイメージが。 所々に現れるお地蔵さんの発するオーラが...少し...だが、道はとてもよい。 恐山だ。ちなみに私は初めて知る。 恐山なる山はない。(少なくとも案内図上では) 火山の噴火口が湖になっており、その周囲を蓮の花状にいくつもの山が取り囲んで いる。それが恐山なのであった。 入館料大人500円のしっかりとした寺院もある。周囲には硫黄の匂いが常に立ち込めており、門の間からうかがうと仏堂や参道もかなり 新しさを感じさせる様子だ。 勝手ながら抱いていた「砂山の上、小さな小屋でイタコと対面」といった感はまったくない。 しかしながら、寺院外の地は灰色の砂と岩が見せる景色は奇観である。 日本昔話を見て育った者であれは、例外なくそこを地獄と呼ぶであろう。 辺りに漂いつづける硫黄の臭気には閉口する者も多いであろう。 下北半島を南下し、六ヶ所村にある石油の備蓄基地を見る すごい。 直径20〜30メートルくらいはあろうか巨大なドラム缶型のタンク。これが数十も 山中に忽然と立ち並んでいる。 これを使う状況ってのは想像したくないが、個人が MG-F に乗るなんて事は きっとできないんだろうなあ。 時間の問題から秋田訪問は次回持ち越しとなる。 明日には千葉へ帰らねば。 ドライブは快調に進み、宮城県内で車内泊。
7日目:最終日。 我が汚い部屋を目指し、国道4号線をひた走る。 途中「蛇の鼻遊園地」の読み方に悩まされたり、「牧場の朝 →」の看板に とうとう場所だけでなく時間まで方向指示されるようになったかと関心したり。 今日も快調なドライブ...のはずであったのだが。 先ほどから、左のリアタイヤから異音がする。 石を噛んでいるにしては少し大きな音。 やがてステアリングが気持ち左にとられ始める。 はっ! 既に摩耗が激しく買い替えを決めているリアタイヤ、石を噛むような溝はもう残って いないはず...だ。 福島県白河市のコンビニ駐車場へ緊急ピットイン! 1cm近い金属の棒(もとはボルトか?)を原因としたスローパンクチュアに。 タイヤ屋を何件かまわるが、合うサイズのものがない。 仕方なくスペアタイヤへの交換作業。 作業後は再び南を目指し、国道294号を南下する。 徐々に「ああ、帰ってきたのだな」と実感も湧き始める。 水海道市にあるタイヤ屋へ閉店間際の飛び込み。 ブリジストン GRID-II であれば在庫在りとの事。 よっしゃ〜...ところが!!ここで新たなる重大事が判明。 「このままだとフロントがバーストしまっせ」 耳を疑いたくなる店員の言葉で、急遽ピットへ。 なんと前輪は内側のブロック1個分の幅(4〜5cmくらい)が奇麗になくなっている。が〜〜〜ん!!!4輪全部の出費とは、痛すぎる。 リフレッシュしたタイヤで無事(?)帰宅したのは夜9時半頃。 何はともあれ総行程 2500 km。無事故で過ごせてよかった。 次にいつ行けるかは分からないが、今度は道東や道北へも足を伸ばしてみたい。 それには地図を買わねばね...と思うのであった。
総括して、なんらトラブルのない旅であった。 髭も思ったほどではなく、パンクもタイヤを買い換えた後のものではないだけマシだし。  「たまにはこんな旅もいいかな」と思う。 印象に残ったのは下北半島の菜の花畑である。 一度行かれることをお勧めして今回の旅紀行はお開きとします。 読んでいただき、ありがとうございます!!  
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