このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


04/29

「トンネル潜って九州へ」

04/29



[お! ワシん車と同じ MG じゃん。国道2号線にて]

御覧いただいている読者も、そろそろ痺れをきらし始めた頃ではなかろうか。
「九州はまだか!」
いよいよ今日が念願の九州入りである。

Gパンも洗い綺麗になった(下記悲話参照)し、気分一心瀬戸内を走る国道 2 号線に乗る。

【Gパン悲話】

最近妹が犬を買った。オスとメスの2匹だ。種類は何だっけな、何とかテリアだったような気がする。小型で可愛らしい。でも乗っかって遊んでいた私の胡座の上で「じょぉ〜・・・ピチョンピチョン」小便賜ったのであった。嗚呼、一着しか持って来てないのにぃ。<(T.T)>

尾道は坂の町。
大林宣彦監督作品でも有名なこの町だが、基本的に平地が少ない。そこへ持って来て多くの人が住んでいるのだ。勢い家は斜面へと広がって行くこととなる。島のミカン畑が段々になっているのと同じ理屈だ。
もしも今でも造船が盛んなら、尾道は坂では無くビルの町となっていただろう。

もともと広島というのは、基本的に大きな平野が少ないのである。県内1番の太田川三角州にできた広島市、ナンバー2の芦田側河口部にできた福山市、次いで北の盆地の三次市辺りだろうか。町中のビルの谷間でない限り、どこにいても丸い山並が視界に入っている。それが広島の1つの顔である。

実は私が上京してもっとも驚いたのは、決して人の多さではなく、山が見えないことだった。とりもなおさず、それは関東平野の大きさを意味する。
よく地平線を見に北海道へという話を聞くが、日本で一番大きな平野は関東平野である。つまりは北海道のそれよりも広いのだ。これが観光資源でなく何なのだろう。茨城や埼玉の田んぼだらけの道で、うっすらと見える夕餉の明かりの向うに沈む夕陽は、一見の価値があると思う。


[尾道は坂の町]


[関門トンネルだ〜!! (¥200)]

話を旅に戻そう。
それそれわっしょい、国道 2 号を西へ西へとひた走る。
やがて広島市を抜け、廿日市,大竹市と越え、ついに山口県へと入る。この県の西端に関門海峡があり、対岸は目指す九州なのだ。

岩国市の渋滞を欽明道路で避けた以外は、ずっと同じ国道を走る。なんだかこうして走っていると、前回韓国に旅した時の事が思い出される。「あれ?韓国に行くんだっけ?」と九州入りを取り止めて下関からフェリーに乗ろうかなどと考えてしまう。

そんなこんなで渋滞開始。いつしか道は山口県を終わろうとしていた。関門トンネルへと向かう車で、交差点が混んでいる。

関門海峡を車で渡るには、

  • フェリー(\590)
  • トンネル(\200)
  • 大橋 (\350)

の3つのうち何れかである。料金はすべて 4m 未満= MG-F のものである。

よぅし、行きはトンネル、帰りは大橋にしよう!
そのまま渋滞の列につく。

そして午後6時。ついに念願の九州上陸!!

トンネルを出ても相変わらず渋滞が激しいので、避ける意味もあって門司城跡にのぼる。関門大橋を見下ろしながらの記念撮影を1枚...と言わず、パシパシパシパシ撮りまくる。帰りはあれだなと心に決め、門司の街なかへと下る。なんだか釜山を思い出すのは、何故だろう。道幅だって、家々の間隔だって違うのに。不思議だ。

さてと、そろそろ今夜の宿である福岡へと入るルートを決めよう。国道 3 号線がもっともオーソドックスだが、夕暮れ時だと考えると、帰宅の車で混雑しているかも知れない。そこで距離の余り違いそうに無い、国道 201 号の利用を決定する。門司から少し南下して、行橋からひたすら西へ向かう道だ。地図のページもちょうど 100 だし、切りがいい。そうしよう、ごぅ〜。

途中で福岡に住む副島さん(Web サイト「 ユーノスロードスターで韓国珍道中 」のオーナー)に連絡。晩飯を御一緒いただくことに。
しかしこの日の福岡市内は一時雨が物凄く、道行く地元の車もコンビニや駐車場へ避難するほどだった。何とかたどり着け、楽しく食事。
ふぅ〜、今夜は良く眠れそうです。


[門司城より大橋をのぞむ]


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