このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


05/02

「火の国・神話の国」

05/02



[熊本県〜大分県・やまなみハイウェイにて]


[大分県・筌ノ口温泉]

阿蘇を出て北に向かう。久住の山々と高原の中を走る、あの有名な「やまなみハイウェイ」である。

ようやく福岡までの距離をはかれる近さまでは到着したが、まだ陽はあるものの少しピンチかも知れない。約束の時刻を少し越えちゃいそうだ。

そんななか副島さんのお薦めを思い出す。
「やまなみハイウェイを走るんだったら、この温泉とかが良いよ」
それはやまなみハイウェイから右に、久住高原ロードパーク有料道路なかほど、さらに奥まったところにある鄙びた温泉宿なのだそうだ。以前は早朝からロードスターを飛ばして、よく訪れたのだそうだ。

しかし脇道にそれる時間を考慮し、今回はパスしてしまった...でも。

実はもう1つ教えていただいたのが、こちらの筌ノ口温泉(うけのくち温泉)。
「鉄分が多いので、浴槽の縁が赤色になってるんだよねぇ」
と、御夫婦で思い出されていた。

こちらは通り道の傍なので、今回はこちらにドボンの予定。おほほほほ〜。

やまなみハイウェイとは長者原の交差点で別れを告げ、田野庄内線・飯田高原中村線と駆ける。すると目的の温泉を表す看板が見えてくるようになる。川沿いの小さな温泉だ。
後で副島さんに伺ったところでは、「こ綺麗な建物になってる!」のだそうです。以前はもうちょっと鄙びていたのだとか。

早速入浴料を払い忘れ(後で入れましたとも (^^;)ながら、湯に浸かる。立ち上がったりすると湯のなかの鉄分の香が鼻を抜けて行った。


[筌ノ口温泉]


[福岡・長浜将軍にて]

ゆっくりと旅の疲れを癒した後は、副島さん邸へと向かう。目指せ福岡だ。

九重町から国道 210 号で玖珠を通り日田へ、そこから 386 号で筑紫野を経て福岡市に入る。
久住(くじゅう),九重(ここのえ),玖珠(くす)。実際の読みは違えど、どれも「くじゅう」とも読める地名が続く。偶然なのか。

平地が近付いて来た。
筑後川が傾いた陽に金色に染まるなか、川面を走る細長い競技用のボートが印象に残る。どこかの大学かなぁ。
「そうだ、副島さんに連絡しなくちゃ」
やっぱりちょっと遅れます。すんません m(_ _)m

予定の時刻を凡そ1時間ほど過ぎてしまいました。
副島さん邸に無事到着し、長浜将軍へとんこつラーメンを食べに出発。
「替え玉(スープはそのままで麺だけをお代り)もできるよ」
とは言われたものの、それまでに色々と食べてしまい、今回はなし。

満腹で戻った御宅では、ネット対戦ゲームを見せていただいたり、Pat Metheny のライブビデオを見たりと楽しい時間を過ごさせていただきました。実はネット対戦型ゲームも Pat Metheny さんも、どちらも初めてです。ゲームに関しては「意外に速いんだなぁ」というのが印象でした。差分情報だけのやり取りとはいえ、お互いが動いたりシューティングしたりするのがストレスなく行なえているのにはびっくりです。
Pat Metheny も名前だけは耳にしていたのですが、どの曲がそうであるのかなど、全く知りませんでした。今回幾つか聴かせていただいたもので言えば、絵が浮かぶ曲という感じでした。映像なしの B.G.M. というか。
「そうそうこの曲はね、雪が降ってるなかをやまなみハイウェイ沿いの温泉へ向かってて、ぱぁーっとこう曲がマッチしてきて、それはもう凄かったよ」
とは副島さんの体験談。
「それから紹介していた赤川温泉ね、今日テレビで紹介されてたよ」
今回行かなかった「鄙びたいい雰囲気の温泉」です。どこか「テレビで紹介されちゃったらなぁ」という悲し気なコメントに聞こえたのは気のせいだったのでしょうか。

すっかり真夜中です。


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