このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


  【超常現象考】
【超常現象考】#4 4.超常現象 さしもの一文字君も、その不可思議熱が冷めてきたらしい。 「はぁ〜・・・先生、超常現象なんて、本当はないんですかね?」 馬鹿な事を言ってはいけない。 「あるに決まってるだろう!」 「え? あ、あるんですか?」 その前に聞いてくれ。超常現象なる言葉と対になり、よく使われるフレーズがある。 「何をバカなことを言ってるんだ、この21世紀にもなろうかって科学万能な時代に!」 本当に摩訶不思議である。いつから科学は万能になったのか。 もし万能だったら、我々が日々研究する必要はなくなっているはずなのだが...。 さて超常現象とは、ずばり「超・常現象」。次の用例を見て欲しい。  ・超低空飛行  ・超ミニ  ・ちょ〜きも〜 (澁谷にて採取:訳=超気持ち悪いって感じです) 「超〜」とは即ち「とても〜だ」という事だ。 ならば超常現象とは「とても常なる現象」であり、言い換えるなら「どこまでも平々凡々」なのだ。 「何ごともね、平凡なほうがいいのよ、母さんくらいの歳になるとね」 なんと、母の心を掴んでいたものこそ、超常現象。おそるべし。 備考:  私からの親心。  もしも試験で超常現象の意味を問われたら、素直に "常識を超えた出来ごと" と書こう!                                       [おしまい]

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