このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


  【温泉考】
【温泉考】#2 現在のようにほぼ全ての家庭に浴室が備えられ、毎日のように入浴する生活を送るよう になったのは、ここ何十年間で起きたことである。江戸時代、いいや明治時代でも連日 入浴するライフスタイルではなかった。 見方を変えれば、ここ何十年かの間の日本人は両生類への道を歩みつつあると言えない だろうか。 「でも博士、最近の若い人達の間では普段はシャワー中心って人も多いですよ」 ふむ、確かにそうだ。しかし君は1つ忘れている。 TVをつければ「温泉に入れる宿ご紹介」、雑誌を見れば「冬だ!スキーだ!温泉だ! 特集」。シャワー生活の浸透とともに、俄かに盛り上がりを見せる温泉ブーム。 はたしてこれは偶然だろうか。 温泉でゆったり湯に浸かれる。だからこそシャワーという短時間しか水に触れられない 生活が成立する。つまりシャワー生活へ新ライフスタイルが確立されてとしても、温泉 に入るこでトータルの水中生活時間は変わらないのではないか。 しかし何故連日のように各種マスメディアでっは「温泉」が連呼されるのか。 いや、TVや雑誌だけではない。村起こしと称して、あちこちに格安入浴施設が設けら れている。冷泉を無理やり沸かし温泉を作っているところすらある。何故「温泉」でな くてはならないのだろうか。 温泉といえば「できればゆ〜ったり浸かりたいねぇ」が定番。 これがもし冷泉だとどうだろう。 「どうです、ちょっと冷泉にでもゆっくり浸かって。体が冷えますよ〜」 間違ったってナンパが成功するとは思えない。お分かりのように、冷泉と温泉の大きな 違いは「長く湯に浸かっていられるか否か」なのだ。 より長い入浴時間を得られるもの、すなわち「できるだけ長い水中生活時間」こそが、 現代日本人を魅了していると言えよう。                               [
続く
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