このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


  【温泉考】
【温泉考】#備考 「は? 日本人が両生類へ? また博士が与太話を」と、お思いの諸君へ。〈更なる証明その1〉 部下:「課長、この連休どっか行かれたんですか」  上司:「ちょっと温泉にね」  部下:「いいっすねぇ。温泉での〜んびり浸かりながらって憧れますよね」  上司:「ははは、そんなにいいもんでもないさ。家族サービスだよ」  部下:「それでも行ってみたいっすねぇ」  解説:  休み明けの日本の会社で良く耳にされる会話です。温泉に長く浸かることが社会の   憧れである事がわかる良い例です。〈更なる証明その2〉 私:「どうして温泉に行くんだ?」  市役所勤務A子さん:「えぇ?だって気持ちいいし。身体にも良さそうじゃない」  私:「身体に良いのか。何故?」  A子さん:「温泉の成分とか体に浸透してきて、じゃないですか」  私:「そんなん一泊二日のちゃぼんと浸かったくらいで、本当に効くのか?     本来の湯治といえば1ヶ月くらい泊まるもんだと聞いたぞ」  A子さん:「そんなの知ってますよ。でもそんなに休めるわけないじゃないですか」  解説:  本当は余り身体に効かない入浴方法だと知りつつも、それでも温泉に行かなくては   ならない苦渋の選択である様子がうかがえます。むしろ温泉に行く目的が、本当は   身体に良いからではないとも言えます。〈更なる証明その3〉 「身体を本当に温めるには、熱いお湯に浸かるのではダメなんです。無理して熱めの   お湯を我慢するのは、むしろ身体によくない」との研究結果が最近発表された。  TVでも報道されていたのでご存じの方も多いだろう。  これで子供時代のあの荒行も音を潜めるのかも知れない?  ほら、TVだってやたら入浴を薦めているわけじゃないんだって?  しかし研究結果はさらにこう続ける。  「身体を温めるには、温めのお湯に浅めに身体を横たえます。できれば心臓の位置辺  りからお湯に浸すのが良いでしょう。このほうが水圧の影響が少なく、身体への負担  も少ないのです。そうして30〜40分と長い時間をかけ浸かることにより、温めら  れた血液が体中を巡り、効率良く体中が温められるのです」  結局はTVでも「長い入浴」を薦めていたのである。 以上3つの事例をご覧になり、それでもまだ与太話だと笑い飛ばせるであろうか。 これらを合理的に説明するには、現代日本人の両生類化説が最も適切だと考えられる。 逆にこれを否定する積極的な証拠は、今のところ学会にも提出されていない。                               [おしまい]

「不思議博士ふじゃび」のトップへ

トップへ戻る
ついでに感想なんぞを送ってみるもヨシッ!!

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください