【温泉考】#備考 「は? 日本人が両生類へ? また博士が与太話を」と、お思いの諸君へ。〈更なる証明その1〉 部下:「課長、この連休どっか行かれたんですか」 上司:「ちょっと温泉にね」 部下:「いいっすねぇ。温泉での〜んびり浸かりながらって憧れますよね」 上司:「ははは、そんなにいいもんでもないさ。家族サービスだよ」 部下:「それでも行ってみたいっすねぇ」 解説: 休み明けの日本の会社で良く耳にされる会話です。温泉に長く浸かることが社会の 憧れである事がわかる良い例です。〈更なる証明その2〉 私:「どうして温泉に行くんだ?」 市役所勤務A子さん:「えぇ?だって気持ちいいし。身体にも良さそうじゃない」 私:「身体に良いのか。何故?」 A子さん:「温泉の成分とか体に浸透してきて、じゃないですか」 私:「そんなん一泊二日のちゃぼんと浸かったくらいで、本当に効くのか? 本来の湯治といえば1ヶ月くらい泊まるもんだと聞いたぞ」 A子さん:「そんなの知ってますよ。でもそんなに休めるわけないじゃないですか」 解説: 本当は余り身体に効かない入浴方法だと知りつつも、それでも温泉に行かなくては ならない苦渋の選択である様子がうかがえます。むしろ温泉に行く目的が、本当は 身体に良いからではないとも言えます。〈更なる証明その3〉 「身体を本当に温めるには、熱いお湯に浸かるのではダメなんです。無理して熱めの お湯を我慢するのは、むしろ身体によくない」との研究結果が最近発表された。 TVでも報道されていたのでご存じの方も多いだろう。 これで子供時代のあの荒行も音を潜めるのかも知れない? ほら、TVだってやたら入浴を薦めているわけじゃないんだって? しかし研究結果はさらにこう続ける。 「身体を温めるには、温めのお湯に浅めに身体を横たえます。できれば心臓の位置辺 りからお湯に浸すのが良いでしょう。このほうが水圧の影響が少なく、身体への負担 も少ないのです。そうして30〜40分と長い時間をかけ浸かることにより、温めら れた血液が体中を巡り、効率良く体中が温められるのです」 結局はTVでも「長い入浴」を薦めていたのである。 以上3つの事例をご覧になり、それでもまだ与太話だと笑い飛ばせるであろうか。 これらを合理的に説明するには、現代日本人の両生類化説が最も適切だと考えられる。 逆にこれを否定する積極的な証拠は、今のところ学会にも提出されていない。 [おしまい] |