赤坂 すみれ会がお勧めする讃岐うどん随一に怪しい店舗が、赤坂です。 赤坂を語る時に忘れてはならないのが、チズコおばちゃんのキャラクターでしょう。固く力強い麺がもてはやされる昨今、なんと言えないしなやかさを誇る赤坂は、完璧に爆裂独走中と恐れられているようです。赤坂はチヅコおばちゃんとおいちゃんのキャラクターのみが強調される嫌いがありますが、うどんだってなかなかであると我々は断言したいのです。
確かに、赤坂の枕詞は秘技ネギ鋏ですし、おばちゃんとおいちゃんの暴走は留まる所を知りませんし、赤坂製麺所の建物も怪しさ大爆発です。
でも、しなやかで、グミキャンディを思い起こさせる独特の歯応え、女麺の筆頭とも言える赤坂、すみれ会は赤坂を高く評価します。
特に赤坂の強みは、蒲生・田村・赤坂で形成される三連星、旧32号線沿いに存在するが故に、高崎・赤坂・松岡の三連星も形成されます。赤坂はダブルリーチの重要ポイントなのです。地政学的には最重要拠点ですから、外す訳にもまいりません。
国道32号線バイパス、高松から来れば、陶の交差点がポイントです。今や変則的交差点となったこの交差点、高松方向から来れば、右が田村、左が赤坂という究極の選択を要求されるが故に、しばし逡巡しがちかもしれませんが、100度左折してください。すぐにT字路につきあたります。これが旧32号線です。右折しましょう。すぐに橋が現れますから左を見てください。橋の手前に左へ入り込める通路があるはずです。そこから進入すれば奥には駐車場、そう赤坂製麺所は国道に背を向けて営業するという、いささか変則的な店舗だったのです。禅寺で世に背を向けて座禅するのは悟りを得た者達のみだそうですが、赤坂のおばちゃんとおいちゃんの解脱ぶりと相まって、一山の貫主を思い出させます。此処を訪れる際には「ここはさぬきうどんのワンダーランド!」という呪文を忘れないで下さい。
店に入ります。入ってすぐにカウンターと膨大な写真に驚愕されるはず、チヅコおばちゃんのライフワーク、お客さんとの記念撮影です。おばちゃん曰く「年取ってから、毎日見て楽しむのや」だそうです。手作りの王冠被せられて「ハイポーズ!」の奇襲攻撃には驚かれないように。まだまだ、赤坂の波状攻撃は続くのですから。
さて、しょうゆでいただきましょうか?お出汁でいただきましょうか?すみれ会はどっちもおいしいじゃん!うまければ良いのです!「なぁーんにぃ、しぃますぅーぅ?」「はぁーいぃ、さんびゃぁーくぅ、さぁーんじゅうぅえぇーん!」のチヅコおばちゃんの爆笑波状攻撃で撃沈してしまうんでしょうか?(びっくりマークより、音符マークの方が相応しいかも?)赤坂初心者は圧倒されて、すごすごと退却するだけで終わってしまうかもしれません。
でも、玉踏み体験や、記念撮影、極めれば赤坂宿泊まで楽しめる奥深いうどん屋は、日本中探してもここだけかもしれません。さあ、貴方も赤坂にどっぷりはまってみませんか?
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