いきいき チェーン店のセルフが存在します。すみれ会はいきいき・はすい亭・萬城屋を評価していますが、まだ、その他には評価対象を発見しては居りません。 ここの怪しくもなく、枯れきった店舗は安心して初心者を誘える気安さが漂っています。何故、この気安さを重要視するのか?それには理由があります。
練達の士にお伺いしましょう。もしも貴方が県外人だったとして、初めて香川県にやってきてさぬきうどんの初体験が、なかむら(飯山町)だったとしたら?まごころ(丸亀)であったとしたら?池上(高松)だったとしたら?蒲生(坂出)だったとしたら?赤坂(綾南)だったとしたら?今は無き三谷(海岸寺)だったとしたら?彦江(坂出)だったとしたら?谷川米穀店(琴南)だったとしたら?山内(仲南)だったとしたら?確かにさぬきには怪し過ぎる(県外人にとって、讃岐の常識は日本の非常識に他なりません。)うどんが多過ぎるのが一因では在りますが、それからが、大変になってしまうと思いませんか?
うどん巡礼を計画する際に、最も頭を悩ますメンバーは、常にバランス良い店舗選択を心がけていると語ります。但し、彼の選択は、セルフ・製麺所優先という些か偏向しているのも事実なのですが。すみれ会が安心して初参加者を連れて行ける店が、坂出のいきいきなのです。
わら屋が唯一の讃岐うどん体験という人物を知っています。もしも、わら屋と郷屋敷と、山田屋しか讃岐うどんを知らない人は、或る意味不幸ではないでしょうか?
確かに、山内と赤坂と蒲生、そして池上と田村しか知らない人も、別の意味で不幸かもしれません。
中庸のセルフ、それが坂出のいきいきであると思います。加えて讃岐では定番化しつつある温室セルフも、存在しています。
くわえて、海の家セルフまで、もはや、讃岐のセルフはどこまで進化していくのでしょうか?進化の袋小路に迷い込み久留米の人間に特化してしまった久留米ラーメンの様に地元住民にしか理解されない讃岐うどんになってしまうのでしょうか?実際に、赤坂・田村神社・池上・かながしら等々は次第に地元住民に特化しつつあるような気がします。実はこれらの怪しいうどんの成長を楽しみにしているすみれ会なのですが。
それだけ、多種多様なセルフがチェーンで存在している、我々はこれこそ、讃岐うどんの健全性を示す好例ではないかと、密かに賞賛しているのです。
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