このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


JimnyWILDWIND


トラブルについて
アイドリング時、エアコンをかけるとエンジンストールしてしまう。

症 状
 エアコンをかけてアイドリング状態でいると、エンジンに電動ファン等の負荷がかからないときはよいのだが、電動ファンが作動すると一機にアイドリングが下がり、そのうちエアコンのリレー(コンソール下の付近にある)がカチャカチャしながら、エアコンが入り切り状態を繰り返し、そのうちエンジンストールしてしまう。
 走行中はエアコンをかけていても問題ないのだが、ブレーキをかけて停止したりした時も途端にエンジンストールを起こす。

対 策
 当初購入先のモータース(スズキの直販店ではない)に車を持ち込んだところ、アイドリングを当初の950rpmから1200rpm位に上げる事で様子を見るようにということだったので、様子をみたが症状は変わらなかった。
 モータースでの対応に疑問をもったので、スズキのお客様相談センターに電話して、まずアイドリングの値を聞いたところ、950rpm位が適当との答えが返ってきた。1200rpmという値についても尋ねたが、相談センター員は1200rpmでは高いと回答してきた。
 本題のエアコンをかけるとエンジンストールしてしまうという質問に対しては、分からないの一点張りで、スズキの直販店に持ち込めとしか回答してくれなかった。
 これでは"らち"があかないため、再度モータースに出向き、スズキのお客様相談センターでの内容を話し、再度修理することをお願いした。結局モータースでも手に負えず、モータースの方で市内(富士宮市)にあるスズキの直販店にジムニーを持ち込んだ。
 スズキの直販店の工場でも修理は無理のようで、結局藤枝市のスズキ自販静岡に輸送され、そこでエンジンヘッドの分解作業を行い、1つ1つ確認をしながら原因追及を行った。

原 因
 スズキからの原因報告を受け、トラブルの原因は、吸排気のバルブのタイミングがずれており、シリンダ内の圧縮工程時に排気弁が若干開いてしまい、完璧にシリンダ内が圧縮せず、そのため爆発も弱くなり、結果的にアイドリングの不安定を引き起こしていたことと、バルブパッキンが破損していた事によるものと分かった。この状態でエアコンや電動ファン等エンジンに負荷がかかるものが同じに作動すると、エンジンが耐えきれなくなり、アイドリングが不安定になり、エンジンストールするということだった。
この間2週間ジムニーは入院しました。

効 果
 ジムニーが戻ってきて早速乗ってみたが、アクセルのレスポンスが以前に比べ数段良くなっていた。(て言うか、この状態がジムニーの通常状態で、今までが異常であったのだろう)
 当然エアコンをかけてもエンジンストールしないし、エアコンをかけた状態でも遜色無い走りが可能となった。(今まではエアコンをかけた状態ではエンジンストールしないときでも、発進は超亀のようにトロかったのだ)


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