このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



青春18きっぷを使った静岡〜宮城道中記
これは、平成6年当時の事なので、電車の時刻・料金は現在変わっています。
 平成6年3月19日〜21日の3日間で現在住んでいる富士宮市から妻の実家のある宮城県まで青春18きっぷを使って家族4人(私・妻・長男・次男)静岡からオール鈍行列車の旅を敢行しました。
当時青春18切符は5枚綴りで11,300円、てことは1枚たったの2,260円。この値段だと富士宮からは東は川崎あたり西は弁天島あたりまでしか行けない値段。これで宮城まで行けちゃうんだからすごい!子供が2人とも幼児だったので、子供料金は0円!だから、切符代は2,260円×4=9,040円
 ちなみに切符を通常に購入すると片道8,850円もかかってしまう。大人1人の片道料金+αで家族4人が静岡〜宮城往復出来るのだからすごい。

3月19日
源道寺(6:19)発 → 富士(6:33)着
 朝早い身延線に乗ったがすでに通勤客がいる。土曜日休みの会社で良かったと実感する。

富士(6:37)発 → 東京(9:20)着
 朝や夜は富士あたりから東京行の直通電車がある。電車は10両編成のステンレスカー。しかしグリーン車以外全てロングシート(お見合いシート)なので、これで3時間弱乗るのはしんどい。事実子供達は小田原あたりでねを上げ、「これで11時間もつのか?」と心配になる。
 長距離電車に乗るときは絶対トイレが付いている車両か、その隣の車両に乗るのがベターです。鈍行車両はトイレの付いている車両は少ないですよ。

上野(9:45)発 → 黒磯(12:07)着
 ここだけは快速ラビットに乗車。11両編成の電車だが終点黒磯まで行くのはそのうち前4両のみ。これを知らないとえらい目に会う。
 連休ということもあってか、電車のドアの前には長蛇の列。なんとかボックスシートを確保出来た。
 すぐ横はトイレという特等席。事実何回かトイレには行かせてもらいました。
 子供達も長く電車に乗ることについてあきらめたのか、文句は出なくなった。

黒磯(12:28)発 → 福島(14:28)着
 この電車に乗るため、子供達を女房に頼み、僕は席取りのためダッシュ!
   なんとかボックスシート確保。この車両は電車寝台特急の改造車両のため、ボックスシートは席と席の間隔も広く、席も広いためゆったり気分。子供もこの辺から寝たりしてきた。
車内で昼食、当然駅弁。しかし黒磯は新幹線が止まらないため(新幹線は1つ前の那須塩原に駅がある)寂れている。KIOSKも福島行発車するホームには無いし、駅弁も改札の隣にいたおじさんが細々と売っている。
黒磯に新幹線の駅があった方が便利なのにと思った。新幹線の那須塩原駅も政治的に誘致されたのでは?とおもったりして。
まっ、なんとかゆったりとした時間が過ごせた。この時点で目的の半分まで到達!
 ちなみに、この間は1時間に1本しか電車が無い。

福島(14:35)発 → 仙台(15:22)着
 この電車は東北地区近郊電車のため、静岡を走っている3ドアタイプとイメージ的には変わらない。
 しかし、席の配置がちょっと違う。この辺を走っている電車はドアとドアの間にボックスシート2つと2人がけのロングシートが2つあるが、こちらの席の配置は2人がけのロングシートは同じであるが、ボックスシートは1つしかなく、ボックスシートの両側にボックスシート向きに2人がけのシートがある。
 イメージ的には、新幹線の向きの変わらない2人がけシートの向いている方向が逆という感じ。わかるかなー?
 福島での乗り換えが短いため、席は大部分福島駅で待っていた人に取られており、乗り換え客は大変である。なんとかドア横の2人がけのシートに分れて座ったが、ちょっと遅かったら立つはめに。子供達はゲームボーイに熱中していたので助かる。

仙台(16:00)発 → 梅ヶ沢(17:01)着
 今回最後の乗り換え。
 電車は仙台発一ノ関行。1時間に1本しか無く、向こうの人は電車の来る1時間前あたりから、ならんで待っているため、電車が入線しドアが開いた瞬間に席はいっぱい。ゆえに乗り換え客など、すわれるわけがない!
ということで、今回唯一すわれなかった区間。
 車両は黒磯〜福島間と同様な特急寝台改造車でしたので、すわれれば天国、立てば地獄です。子供は床に座り込んでゲームボーイをしていた。

 というわけで、源道寺を朝の"6:19"に出発した鈍行の旅も梅ヶ沢に"17:01"に着いて幕を閉じました。
 約11時間の電車の旅。私達夫婦にしても子供達にしても初めての経験でしたので、新幹線では味わえない経験をしました。子供達も以前よりはちょっとは粘り強くなったような?帰りも鈍行でしたが[梅ヶ沢(8:34)→源道寺(19:47)]、子供たちはあきらめたようで1回も文句は言わなかった。
 電車の中では歌こそ歌わなかったけど、しりとりやなぞなぞ、簡単なゲームを行い、親子のコミニュケーションは出来たかな?

 私達と同じ「青春18切符」で旅行している人達を何組みか見た。ほとんど10代後半か20代前半の人が多かったが、中には50年前の青春を謳歌している方たちもいた。

 帰りの東海道線は東京〜小田原間を快速アクティーに乗った。
 この電車は全車2階建てで、イメージ的には鈍行の2階建てグリーン車と同じ、席がちょっとグリーンよりは落ちるけど、乗りごごちも良いし、早いし、ちょっと徳した気分。1度乗車してみてはいかがでしょうか?

 結局1人片道2,260円で富士宮から宮城まで行けた。最初にも書いたが通常は8,850円だから、6,590円の徳。2人で往復だと26,360円も徳!
 これは大きい。今回は宿泊代も女房の実家に泊まったので0円、食事も当然0円。かかったお金は行きと帰りの弁当、おかし、飲み物代のみだったから、全部でも20,000円もかからなかった。
 たまには、こういう旅行もいいものですね。


 

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