このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


私のスキー歴

18才の冬(昭和56年1月)、学校の友人に誘われて白樺国際スキー場に行ったのが、初めての経験。
それまでスキーなんて金持ちのスポーツとしか考えてなかったが(その頃は今と違い、スキーセットを一式揃えると10万円以上もかかり、ウエアーもそろえると20万円位かかったのだ!)、一度やってみると面白いこと。それまでスケートなら幼稚園に入る前から父親に猛特訓されたので、「冬はスケート」と思っていたが、スキーを一回経験すると、「冬はスキーだ!」と心変わりしていた。
その頃は、車も走ればいい位の車なので、スキーに車で行くなんて想像もつかなかった。当時出たてのダットサントラック4WDダブルキャブでさっそうとスキーに来ている人を見て、「いつかはダットラに乗って、スキーに来るぞ!」と思ったものだった。
スキー好き(シャレってわかります?)がたたって、大学編入もスキーをしたいために、新潟県の長岡技術科学大学へ編入。さ〜これで思う存分スキーをするぞっと思った矢先の大学3年の冬(昭和58年11月)、忘れもしない上越国際スキー場オープンの日、大学の友人が「オープンだからリフト代タダだから行こうぜ!」と言われ、スキー道具を準備していなかった私は、学校のスキー用具一式を借りて(我が大学は無料でスキー用具を貸してくれるのです)、車1台に男5人乗り込んでスキー場へ行った。
上越国際スキー場はオープンということで、まだスキー場の整備を行っており、その間をかいくぐってスキーをしたが、何とリフト代は有料だった....。
また、借りた板はビンディングが締めすぎており、転んでも板が外れず、ヤバイので下まで降りたら調整し直そうと思い、その年最初の滑走を始めた矢先、変なキャップに板がとられ、そのまま転び大回転をしてしまった。
ビンディングがきつかったので板が足から外れず、板が付いたまま転んだ為、左足を相当痛め、スキーが出来る状態ではなくなった。
ちょうどスキー場整備のために動いていた雪上車(ばかでかい車)が通ったので、その車に乗せてもらい下まで降りた。
スキー場の救急処置が出来る所まで足を引きずりながらいくと、どうやら捻挫のようだとの事。スキーでのケガは初めてだったが、そのスキー場でも今シーズン初めての負傷者になってしまった。
結局皆が帰るまで延々6時間くらいホテルのロビーで湿布をした足で待っていた。
それを見兼ねたホテルの人がジュースを出してもくれた。
大学寮に帰ったが、たまたまもう一人ケガ(そいつも捻挫らしかった)をしたので、私とそいつは一応病院で見てもらうように、長岡の日赤の救急にかかった。するとレントゲンの結果、私の左足首は捻挫だったが、左ひざ内側靭帯が部分切断ということで、その場でギブスをされてしまった。結局ギブスの為寮生活も出来ず、入院も必要になり自宅に戻るはめになってしまった。
うちの大学は12月末から4月初めまで長〜いお休みに入ります。そのため、期末試験は12月末に行われ、入院していた私は期末試験を受けられず、「留年!」ということになりそうでした。
しかし、追試制度というものがあり、なんとかギブスが外れた翌年1月の末に1人で大雪の中の大学に行き、追試を受け、何とか進級できました。
実は、私の大学はその当時開校して10年位しか経っておらず、追試制度をやったことがなく、大学の先生自体も追試制度を知らなかったそうです。
ここでも大学初の追試者になりました。スキー場ではその年初の負傷者にはなるし、私自身も初のスキーでのケガになるし、初物ずくめでした。
スキーでの大事故の影響で、その後数年間スキーからは遠ざかっておりました。
一度あの恐怖を味わうと、なかなかスキーをやろうという気にはなりませんでした。
再びスキーを開始したのは、社会人になってからでした。スキーが段々庶民にスポーツになり、用具も比較的安価で手に入るようになってきたので(それでも今よりは高かった....)、社内でもスキーをやり始める者が増えてきて、慰安旅行でスキーツアーに行く事になり、そのための練習も兼ねて会社の同僚に連れられてブランシュたかやまスキー場へ行きました。
さすがに3年間位ブランクがあり、スキーへの恐怖心もあったので、最初は全然滑れず、ボーゲンすら出来ない状況でした。
やっと滑れるようになり、何とか慰安旅行でもスキーを楽しみ、再びスキーの世界に入って行きました。
学生時代は夢のまた夢だった自家用車でのスキーも現実のものとなり、その頃所有していた1BOX(4WDじゃない)でよくスキーに行きました。その頃から妻もスキーをするようになり、冬は夫婦そろってのスキー三昧の時もありました。
しかし、FRの車だとスキー場周辺で走行できない場所があったりして、次に車を購入するは時は4WDだと決めていました。
平成4年念願の4WDの1BOXを購入し、スキーにもよりいっそう拍車がかかり、息子2人も幼稚園の頃からスキーに連れて行くようになりました。
ここ4年位は家族4人でスキーに出かけます。子供がスキーを始めた頃は近場のスキー場が多かったのですが、最近では子供もそこそこ滑れるようになったので、乗鞍高原や妙高高原までも足を伸ばすようにもなりました。
私は2年前からショートスキーに凝ってしまい、全長60cmたらずの板(ビッグフット)で滑っています。板が短い分小回りが効きますし、ストックもいらないので、子供を指導するのみも役立ちます。
もう長い板は履けないかもしれない....
さ〜、今年は何処のスキー場へ行こうかな?今から楽しみです。


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