このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

目的地より遠くまで買うと安くなる切符!?

JRグループの割引制度の一つに「往復割引」と言うのがある。

これは営業キロ数が601キロ以上の場合往復切符を買うと行きも帰りも普通運賃が一割引きになるという制度だが

目的地まで片道601キロ未満という場合でも利用出来ない事はなくむしろ利用した方が得という場合がある。

例えば東京から東北本線で一路北を目指す場合、東京からの営業キロ数が601キロ以上になるのは

盛岡の先二戸(606.1キロ)という駅が最初。

二戸の一つ手前の一戸は東京からの営業キロ数が599.8キロだからわずか1.2キロの差で往復割引が適用されない。

しかし例え目的地が一戸でも一つ先の二戸までの往復切符を買ったほうが得になる。

JRの本州3社(東日本・東海・西日本)の普通運賃は営業キロ数によって次のように決められている。

541〜560キロ     =8,510円(往復17,020円)

561〜580キロ     =8,720円(往復17,440円)

581〜600キロ     =9,030円(往復18,060円)

601〜640キロ     =9,350円(往復16,820円)

*601キロ以上で往復割引適用

となり541〜600キロを往復するより安くなってしまう。

東北本線で言うと東京と滝沢—一戸までの各駅を往復する場合は二戸までの往復切符を買ったほうが得になる。





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