このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




寝台個室ガイド
A個室ロイヤル北斗星
トワイライトエクスプレス
1人用個室では最上のグレードの個室で2人用のA個室「スイ−ト」同様室内には靴を脱いで上がる方式をとっている。ソファ兼用のベッドの幅は80cmと広く、ソファの背もたれ部分を移動させるとダブルベッドとしても利用できる。その他室内には1人用の大型ソファや備付のサイドテーブル、収納式洗面台とトイレがあるユニット式のシャワールーム、ビデオモニター等があり、贅沢な一夜を過ごす事ができる。尚、〈北斗星〉では夕食「懐石御膳」のルームサービスも行われる。
2人で使用の場合には別途9,540円料金が必要
A個室シングル
デラックス
はやぶさ・富士
あさかぜ・出雲
北陸・あけぼの
あかつき・はくつる
日本海1・4号
サンライズ瀬戸
サンライズ出雲
個室寝台では一番歴史あるタイプの1人用個室。比較的多くの寝台特急で見られるが、列車によって製造(改造)された年度が異なる車輌が使われている為室内の構造にも違いが見られる。最もオーソドックスなタイプが〈富士〉〈はやぶさ〉用のもの、それを基本にオーディオ装置が設けられた車輌が〈出雲〉〈はくつる〉に使われている他、間口が拡大されテレビモニターやビデオデッキ等が備え付けられた車輌もある。また〈北陸〉用の車輌はソファの背もたれを倒してベッドにする構造で昼間の居住性にも配慮されている。〈北陸〉用に似た構造ながら〈あけぼの〉用には補助ベッドも用意され2人で利用する事もできる。同じ名称ではあるが異色と言えるのが〈サンライズエクスプレス〉。室内は客車寝台より格段に広くなり、固定式のベッドの他にサイドテーブル、チェア、洗面台等が用意されている。
B個室シングル
ツイン
トワイライトエクスプレス
あかつき
サンライズ瀬戸
サンライズ出雲
2人での使用にも対応できるタイプの1人用個室。車輌中央の通路を挟んで両側に個室が並んでおり室内には夜間ベッドとして使われる2つのソファが向かい合せに配され(サンライズの下段は固定式ベッド)ゆとりある空間が提供される。2人で利用する際に使用される上段ベッドは〈トワイライトエクスプレス〉〈あかつき〉用が固定式、〈サンライズ瀬戸・出雲〉用が電動式となっている。ちなみに〈サンライズ〉を2人で利用する場合、2人用の「サンライズツイン」を選んだ方が料金は若干安くなる。
補助ベッドを使用する場合は別途5,250円が必要
B個室シングルサンライズ瀬戸
サンライズ出雲
「サンライズエクスプレス」で初登場した個室で「サンライズ」のスタンダードタイプの寝台でもある。階上・階下・平屋の3タイプがあり、いずれも床から天井までの高さが180cm以上確保されているので、大人でも楽に着替えを行う事ができる。階下室では駅に到着するとホームの高さとほぼ同じレベルからの独特の視界を楽しむ事ができ、階上室は窓が天井方向に大きくカーブしているのが特徴で、夜空に浮かぶ星を眺めることも、個室番号は階下・平屋室が一桁台と10番台、階上室が20番台となっている。
B個室ソロさくら・富士・なは・彗星
北陸・北斗星
あけぼの
サンライズ瀬戸
サンライズ出雲
最も廉価な料金で利用する事ができるB個室寝台。側通路式でベッドが枕木方向に並ぶタイプと中央通路式でベッドが線路方向に並ぶタイプ、また上段への階段が室内にあるものと室外に設けられているものなど車輌によって構造に違いが見られる。とりわけ〈なは〉用の車輌は夜間の居住性が重視されており室内一面にベッドが広がる。「ソロ」は車内設備こそ簡素ではあるが開放型B寝台と同じ料金でプライバシーを確保できると言う事で高い人気を誇っており、利用する場合には寝台券を早めに用意しておきたい。尚、〈北斗星1・2号〉と〈北陸〉の「ソロ」車輌にはシャワー室もある。
A個室スイートトワイライト
エクスプレス
個室寝台の中で最上のグレードを誇る2人用個室。広い室内にはツインベッドやソファ、テーブルなどが配され昼夜を問わず快適な旅を楽しめるようになっている。リビングとベッドはカーテンで仕切る事が出来る他、トイレやシャワー、16インチテレビなどのAV機器なども完備している。車輌中央に設けられた部屋と編成端部に設けられた部屋で車内のレイアウトが異なっているが、一編成中一室しかない編成端部の部屋は3面ガラスのワイドな展望が独占できる事が特徴で、新婚旅行などで利用する人も多く寝台券はプラチナチケットとなっている。
A個室カシオペア
スイート
カシオペア全室2人用A寝台で運転される〈カシオペア〉の最上級クラスの個室。1・2号車に計7室設けられており、車端部1号車1番は展望タイプの平屋構造。その他は1階にベッドルーム、2階にリビングが備えられたメゾネットタイプとなっている。「スイート」同様、室内にはシャワーやトイレ、洗面台もある。〈カシオペア〉は1編成しかない為運転頻度は低く〈トワイライトエクスプレス〉以上のプラチナチケットともいえる。
補助ベッドを使用する場合は別途13,350円が必要
A個室カシオペア
ツイン
カシオペア〈カシオペア〉のスタンダードルーム。室内はリビングと寝室を兼ね備えた造りとなっており、座席使用時は乗客は向かい合わせに座る事に、寝台使用時はベッドがL字形に配されるようになる。階上・階下・平屋の3タイプがあり部屋番号は一桁が平屋、10番台が階下、20番台が階上を示している。室内には洗面台とトイレなどは備えられているがシャワーはない。。
補助ベッドを使用する場合は別途9,540円が必要
A個室カシオペア
デラックス
カシオペア〈カシオペア〉の編成中わずか1室しかない貴重な“特A”寝台。「カシオペアスイート」のようにリビングとベッドルームが独立した構造とはなっていないが、その他の基本的な設備は同等で、しかも、料金は1人あたり8,000円以上安い為、乗り得感は高いといえるかもしれない。「スイート」などと同じく、エキストラベッドを使う事で3人での利用も可能である。
補助ベッドを使用する場合は別途9,540円が必要
A個室ツイン
デラックス
北斗星〈北斗星〉だけに設けられている2人用個室。開放型B寝台の通路側を仕切り、片側のベッドを撤去してリビングとしたような造りの個室で2段式寝台のうち上段が固定タイプ、下段が座席兼用となっている。ソファ1脚、大型テーブル、ビデオモニターの他、更衣ロッカーが用意されている。また、1・2号には2つのベッドが同一平面状に並べられた「デュエット」タイプの構造の車輌も使われており室内に洗面台も備えられている。しかし、後者は1両しかない為、必ず乗車できるわけではない。個室番号は奇数が下段、偶数が上段である。
B個室ツイントワイライトエクスプレス
あかつき
JR西日本にのみ在籍する2人用のB個室寝台。同じ2人用個室であるA寝台「ツインデラックス」に比べれば、幾分室内は狭いものの似たような構造で向かい合せに設えた2つのソファが夜間には下段ベッドとなる。B個室ながら空間的な余裕が大きく圧迫感も感じさせないばかりか上段ベッドは電動で収納できるようになっていて居住性への配慮がなされている。上下2段に並ぶ大型の側窓が特徴で、昼間の室内は非常に明るく感じられる。一部の車輌には個室間の仕切りが可動式のものがあり4人用としても使える。
B個室デュエット北斗星・なは国鉄末期に、ブルートレインのグレードアップを目指して登場したB個室寝台のパイオニア的存在。上段ベッド2つが一組になった上段室と下段ベッド2つが一組になった下段室が互い違いに配置され、梯子を使わずにベッドを利用できるようになっている。上段室と下段室では天地寸法に違いが見られ、下段は通路に立つ事が出来るが上段では天井が低い為に屈んで動かなければならない。1人あたりの料金は開放型B寝台と同じである。年齢の合計が88歳以上の夫婦が使える「フルムーン夫婦グリーンパス」30歳以上の女性グループの旅に便利な「ナイスミディパス」のグリーン車用パスで唯一、別途料金不要で利用する事ができる個室寝台でもある。
B個室サンライズ
ツイン
サンライズ瀬戸
サンライズ出雲
日本初の寝台専用電車「サンライズエクスプレス」に用意された2人用のB個室寝台。2階建て車輌の一階部分に位置し室内にはホテルのツインルームのようにシングルベッドが2つ線路方向に並べられている。照明スイッチやアラーム時計、FMラジオなどは枕元のコントロールパネルにまとめられ、やはりホテルの客室を思わせる造りとなっている。2階建て車輌の為、天井が比較的高く、荷物置き場もあり、窮屈さは感じない、尚、ベッドは固定式でソファ兼用ではない為日中の過ごし方には工夫が必要かもしれない。





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